たれパイちゃんが曰うには

作者：壽晴子

業を煮やしたおっぱい様が、たれパイちゃんの人格形成に成功。

「おい、晴子、そこに正座や。」

いやいや、のっけから何を仰いますの、このパイ様。

「お前さんには、反・省っちゅうもんが、足りんのや！！素直にハイと言って膝をつけぇぇぇぇ！」

ーっあうち！老体に御無体せんなや！

「っんなもん、お前さんの怠慢が招いた結果や！その生活態度しっかり受け止めぇよし。」

・・・へぇーい。

「えぇか、先ずタイトル。たれぱいって何や！たれぱいって！！正直にも程があるやろ！」

いや、だって、垂れp・・・

「ッんなもん、ワイが一番分かっとるわ！運動もせぇ〜へん、食事も偏食大食い、暴飲暴食を繰り返すお前の人生。そして極め付けはコレや。ダイエット合宿！寿命削ってお金稼いだのに、更にその金使って寿命減らしてどないすんねん！このバカチンがぁぁぁぁぁ！」

ぃや、だってね、病院でも実践されてて、栄養管理師もついてるって・・・

「こんのドアホっ！毎日草と鱗付きのレンチン魚くらいしか食わせてくれんかったやろが。どこの栄養管理師が毎回鱗付きの魚食わすねん。ドジっ子ヒロインも驚きのリアル料理下手や！しまいにゃ、タンパク質不足で津液が体外にでてきたやろが。」

ーあぁ、あれは辛かったね。リップじゃどうにもならなくて皮膚科騒動だったよ。

「せやろ？しかも体重なんて謳い文句の1/3しか減らんし、その減った体重は体のどの部分かわかっとるんか？っん？っん？」

・・・筋肉。

「わかっとるやないか。晴子ぉ、筋肉って大事なんやで。・・・それを、それを、そんな大事なもんうん十万支払って減らすって何考えとんねん！自傷行為か？！メンヘラか？！！おっぱい殺す気か？！」

・・・た、たれパイ？

「せや、女は皆んなメンヘラや。ホルモンで感情揺れるのはしゃぁ〜ない。でも筋肉殺したらアカン。下着メーカーのモデルさんらよぅよぅ見てみ？しっかり身体の前も後ろも筋肉ついて、引き締まってるやろ？っん？っん？」

い、ぇす・・・

「・・・晴子、もうお前若くないんや。お酒は残るし、脂肪はつくし溜まるし肥える。そして肥えたまま放置すれば老化が加速し、身体はガッタガタや。10代のおせおせな無茶なダイエットはもう通用せえへぇんし、その無茶した取立てが今来とるんや。ピッチピチな細胞も、もうしっかり使い込まれてる自覚を持てぇ。っな？せやから、スナック菓子でラリってないで、ちゃぁ〜んと良質なタンパク質と鉄分とって、筋肉つけていかなあかん。」

ぉう、いぇ・・・

「・・・えぇな、だんだん理解したええ顔になっとる。ワイは嬉しい。だから、お前さんが後ろに隠した花見用アルコールの申込用紙を渡しなさい。アルコール摂取すると脂肪分解が24時間されないって知っとるよな？っあ"？」

・・・ぃ、イエスマム。

「まぁそんな寂しそうな顔しなさんな、ワイも鬼やあらへん。代わりにこの申込用紙あげるわ。花見用予算まわしたら３ヶ月は余裕やで！良かったな！晴子！」

【ー24時間ジムご利用申込書ー】

た、たれパイ・・・

「おっぱいは弾力と形が命や！気張りや！」

晴子「ぷ、プロテイン、、、良質なタンパク質摂取からはじめる。。。」