目つきが悪過ぎる会社員のかつての生活
今回は、前回初登場、橘寛人の話です。
ちなみに、どれくらい目つきが悪いかというと、視線が合っただけで見知らぬ女性が「ヒイ!??」と言ってしまう程です。
なので、橘は普段サングラスをかけて目を隠しています。
というような男性をイメージしました。
橘寛人は昔から寡黙である。
昔から言われたことは何でもこなし、素行も良い優等生であった。
だが、そんな橘にも欠点がある。
それは、
「…橘君。何度も言っているでしょ?その目をやめなさない。」
「…ただ黒板を見ているだけなんですけど…。」
目つきがものすごく悪いのだ。
ただ見ているだけなのに、「睨まないで!」と泣かれたり敵対されたり色々されるのだ。
親ですら、時々、
「ちょっと、何で私達のことをそんな目で睨みつけるの?やめてくれない?」
と、言われる始末。
もちろん、そんな事実はない。
そんな幼少期を過ごしたからか、いつしか、
(自分独りで過ごした方が楽だな。)
と、思い始めるようになり、次第に独りの世界にのめり込む。
いつしか、誰も話しかけてこない、暗い小学生時代を送っていた。
だが、本人は、
(あ、もう小学校は終わったのか。中学校でも独りの方がいいな。)
と、呑気なことを考えていた。
そして、中学生になり、橘寛人は、
「け。そんな目で見やがって。きめぇんだよ。」
いじめにあっていた。
だが、独りでいることの楽しさを知った橘にとってはなんてことはなく、
(あーあ。早くどっか行ってくんねぇかな。)
と、考えていた。
中学生になってから、部活も帰宅部で、学校が終わればすぐに家に帰り、自分独りの世界を楽しんでいた。
そして、肉体的にも成長した橘は、より一層目つきが悪くなり、
「こんばんは。今日はどうかされましたか?」
「…ただの散歩ですが?(この人誰だ?)」
「すみませんが、運転免許証等、身分証明書がありましたら見せていただきますか?」
「はい…。」
職務質問されたほどである。
もちろん、この時は本当に気晴らしに散歩していただけである。
ただ、夜に中学生が独りで散歩しているのがいけないのだろうと反省していたが、近くの人々から、
「いやね~。何あの子。どこの子よ?」
「きっと、どこかの不良よ!いやな感じねー。」
と、非難の声を聞いた時、
(あー。やっぱ、俺の目つきって相当悪いんだな。)
と、改めて自覚した瞬間だった。
それでも、持ち前の器量でなんとか成績は上位をキープしていたのだが、
「なんであんなやつが成績上位なのかしら?」
「世の中って、不平等ね。」
など、橘の努力を全て無視した発言が飛び交う。
だが、精神的にも成長していた橘は、
(ここで反論しても無意味だし、放っておくか。)
大人な対応をしていた。
だが、それでもちょっかいをかけてくる者がいた。
「なぁ?ちょっと金貸してくんねぇか?後で返すからよ。」
「とか言いつつ本音は?」
「は?借りパクするに決まっているだろ?」
「違いねぇや」
「「「ぎゃははは!!!」」」
まさか自身がカツアゲされるとは思っておらず、橘は、
(おいおい。ここは学校だぞ?教室でカツアゲとか、馬鹿じゃね?)
なんて考えていた。
そして、無視を続けていると、
「おいてめぇ!聞いているのか!?あぁん!?」
ついに胸倉を捕まれる。
それに対し橘は、
「ああ?」
橘本人からすれば、ちょっと睨みを聞かせた程度である。
言葉もたった一言。
だが、その一言で、
「「「ひぃぃぃ!!????」」」
さっきまでカツアゲしようとしていた連中は、橘の睨みで腰を抜かし、全員その場から立ち去る。
そして、不良グループからも一目おかれるようになった橘は一時期、“無情の橘”なんて不名誉な二つ名を付けられ、同級生はおろか、上級生、先生からも恐れられるようになった。
無論、橘からは悪いことは一切していない。
だが、ある人を見ただけで、
「ひっ!ご、ごめんなさい!」
と、謝られ、またある時は、
「ああ!?やんのかてめぇ!」
と、けんか腰になられる始末。
橘は、
(あーあ。もうこんな学校も、こんな社会もいやだな。)
と、若干ナーバスになっていた。
そして、だんだん笑わなくなっていった。
高校生になると、完全に笑わなくなり、いつしか、
「ねぇー?あの子、なんであんなに機嫌悪いのかしら?」
「さぁー?でも、ああいう子には今後、関わらない方がいいわよ。」
「そうね。今後気を付けるわ。」
なんて会話が聞こえる。
そんな会話も軽く流し、高校に登校する。
いつしか橘の顔には、喜怒哀楽の喜と楽の表情が消えかけていた。
高校生活も、相変わらず独りの世界にのめり込んでいた。
そして、アルバイトを始めた橘は、それなりに資金があるので、そのお金で自立するための資金と、自分の娯楽のための費用に充て、高校生活を満喫しようとした。
だが、高校生になり、中学生よりまた目つきが悪くなった橘には、とうとう、他校からの接触があった。
それは、
“今日の17時。橋の下で貴様を待つ。逃げるなよ。”
という果たし状であった。
橘はこれを見て、
(馬鹿馬鹿しい。)
と、その紙を見て、即座にゴミ箱に捨て、約束を破り、その日は普通に帰る。
橘からすれば、いきなり約束もしていないものをいきなり守れと言われても、こっちにも事情がある。なので、押し付けられた果たし状を捨て、見て見ぬふりをした。
だが、
「なんであいつは来ない!!!」
果たし状を送り付けてきた不良はそうはいかない。
翌日、不良達は橘の家の近くにまで行き、
「おいてめぇ!よくも俺との約束を破ってくれたな!」
と、脅迫される。
橘はというと、
(…なんだよ?こっちは徹夜だったというのに…。)
徹夜でゲームしていて、寝不足だった。
ただでさえ、寝不足で多少イラついていた上にこの出来事。
橘はつい、
「俺になんか用か?用がないなら邪魔だ。どいていろ。」
と、吐き捨てるように言った。
だが、その言葉で、
「じょ、上等だごらぁ!ぶっ殺してやるよ!行くぞ、野郎ども!」
「「「おお!!!」」」
不良達は完全にやる気になってしまう。
橘は、
「上等だ。かかってこいよ。」
と、相手を挑発する。
そして、
「うおおお!!!」
襲い掛かってくる不良達。
それらを橘は、
「ふん!」
ただの一発。
それも、怒りと力に任せた一発である。
その拳が、
(ありゃ?当たっちまった。)
運が良かったのか、突撃してきた人に当たる。
橘本人としては、当てるつもりはなかったのだが、実際にあててしまったため、そんな言い訳が通じるわけもなく、そこから、
「う、嘘だろ!?」
「うちのボスが一発で…!」
「ば、化け物だ…」
「に、逃げろ!」
「「「うわわわぁぁぁ!!!」」」
と、一目散に逃げていった。
この時、ゲームから来る眠気と疲れで、
「ま、いっか。」
と、楽観的に考えてしまう。
そこから数日、見慣れないスーツ姿の男性が家の近くにいた。
男性は俺を見つけるなり、ビクッとした後、俺に近づき、
「は、初めまして。私はこういう者です。」
と、名刺を一枚渡される。
そこには、
「『極竜会』?」
と、見慣れない文字があった。
「なんですか?この、『極竜会』というのは?」
「はい。一言で言うとですね。あなたを…。」
そして、高校生も、灰色の青春時代を送ることになった。
ちょっと見ただけで怯え、視線をちょっと泳がすだけで警察から職務質問される。
しまいには、
「こんちはーっす。今日は焼きそばパン、買ってきました。」
訳のわからない舎弟(自称)が出来てしまう。
こんな訳の分からない生活を作り上げた自分の人相が、自分の目つきがいやになり、
(大学生になったら、ここを出るか。)
独り、独り立ちを考えていた。
そこには、都会の憧れなんて感情は一切ない。
ただ、この場から逃げ出したい。
その一心だった。
大学生になり、順風満帆な日々を、
(ま、こうなるわな。)
過ごせていなかった。
出来るだけ目つきを変えようとしたのだが、なんとかならず、相変わらずみんなから顔色を窺われる日々。
もちろん、そんな状況でサークルに入っても無駄だと察し、どこのサークルにも所属せず、学校とバイトに精を出す日々。
そんな日常を潤してくれているのが、
(やっぱゲームが一番だな。)
娯楽であった。
将来のために、多少は貯金しているが、一部、娯楽費用として充てていた。
今の橘にとって、娯楽こそ、最良の癒しアイテムとなっていた。
大学に行っても友達を作らず、ただ講義を受け、バイトをして、ゲームする。
そんな生活を幸せに感じていた。
だが、そんな生活はいつまでも続かない。
橘も大学三年生になり、いよいよ就職を考え始める。
だが、
(この目つきでも、受かるところなんてあるのかね?)
ずっと、自分の目つきがコンプレックスだったため、ナーバスになっていた。
最初は整形してもらおうかと思ったが、そんなことで整形するのも恥ずかしいと思い、結局、サングラスをかけることにしたのだが、やはり面接になるとサングラスをかけたまま、というわけにはいかないだろう。
となるとまずは、
(笑顔の練習、か。)
確か、高校受験、大学受験でも笑顔の練習をした。
だが、担任の先生から、
「そんなことより、君は勉強して、成績を上げた方がいい。」
と、言われた。
つまり、笑顔の練習をするより、勉強した方がいいと判断されたのだ。
納得は出来なかったが、理解は出来る。
だから俺は、面接の練習より、公務員の試験勉強をした。
結果、一件以外、全落ちだった。
その一件とは、
「初めまして。そしてようこそ、我が社へ。」
優達が務めている会社である。
この会社に勤めるため、引っ越しを行い、近場のマンションへと引っ越す。
そして、そのマンションから、会社に通勤する。
最初、橘は、
(はぁー。どうせ、この目つきのせいで、またハブられるんだろうな。)
と、暗い気持ちになっていた。
だが、この職場には、明らかにおかしな光景があった。
それは、
(あれは、子供?なんでこの場所に?)
そう。
大人達が働いている場所に一人の子供、優がいたのだ。
さすがにおかしいと気づいた橘は、
「あの。この場所に子供がいるのですが…?」
「ん?ああ、あの子ね。あの子は特別だからいいんだよ。」
「??はい、分かりました。」
橘は理解出来なかった。
こんな場に子供がいて、何の役に立つのか。
また、学校はどうしたのかと。
だが、そんな赤の他人より、自分のことが大事だと思い、気持ちを切り替える。
そして、新人研修の時、
「さぁ、これから君に仕事を教える早乙女優君だ。」
「初めまして。早乙女優です。」
その光景を見て、
(は?まだ子供じゃん?こいつに教わるのか!?)
と、橘は信じられないような目でその子供、優を見ていた。
そして、ジッと見過ぎていたのか、優から、
「…あの。私の顔に何かついていますか?」
「あ、いや、何でもない!」
と、返す。
これは大人として失敗したか!?と思ったが、特にお咎めもなく、
「それじゃ優君。後は任せたよ?」
「あ、はい!分かりました!」
そして、新人研修が始まる。
「それでですね。このプリンターの使い方はですね…。」
橘はこの研修中、ずっと、この子供のことを疑っていた。
何せ、
(何で、俺から距離を取ろうとしねぇんだ!??)
そう。
あれから何度も、何度もこの子供、優のことを睨んでいる。
もちろん、わざとじゃなかった時もあるが、わざと睨みつけたときもある。
だが、いずれにしても、
「?どうかなされましたか?」
と、平然と涼しい顔をして返すのだ。
それも、こんなに小さな子供が、である。
普通の子供なら、俺がちょっと睨んだだけでたちまち大泣きするだろう。
高校生の時、一度だけ泣かれた経験がある。
それも、ちょうどこの子供と同じくらいの背丈のやつに、だ。
だから俺は不思議で、不思議でたまらなかった。
「い、いや。何でもありません。」
「?そうですか?それでは説明を続けますね。」
何で、何で俺から離れようとしねぇんだ!??
橘はそんな疑問と葛藤していた。
昼休み。
と言っても、最近引っ越したばかりでここ周辺の地理に詳しくないため、どうしようかと悩んでいたのだが、
「あの、これ、良ければどうぞ。」
と、またしてもあの子供が声をかけてきたのだ。
そして、俺に弁当を渡してきたのだ。
弁当なんて、高校生時代でも、そうそう作ってもらえなかったのに。
「優君。隣、失礼するわね。」
「それじゃあ俺も失礼して、」
と、いつの間にか、俺の周りに人が集まり始まる。
いや、この優?とかいう子供の周りに、か。
「改めて自己紹介させてもらうぜ。俺は工藤直紀。お前の上司になった男だ。」
「…私は菊池美奈。優君のこと以外には興味がないけど、一応よろしく。」
と、改めて自己紹介される。
「…おい。次はお前の番だぞ、新人?」
「!?お、俺は橘寛人、です。よろしく、おねがいします。」
「おいおい、それだけか?好きな食べ物とかないのか?」
「…あなただって何も言っていないくせに。」
「おおっと。そういえばそうだったな。俺は酒と酒のつまみが好きだ。新人、お前は?」
「…特には…。」
この時、橘は嘘をつく。
本当は好きな食べ物はある。
だが、今の今まで隠してきたし、言いたくなかったので、今まで言わずにいたのだ。
「ふ~ん。」
「それじゃ、弁当でやるのもなんだが、とりあえず、かんぱ~い!」
「「「かんぱ~い!!!」」」
「…。」
みんなでワイワイ騒ぎながらお弁当を食べ始める。
その光景は、橘にとって新鮮で、とてもまぶしいものであった。
(こんな場に俺がいていいのだろうか?)
そんなことを考え始める橘だが、
「…橘先輩。どうですかそのお弁当、美味しいですか?」
「んあ?…うん、美味いよ。」
「それは良かったです。」
と、俺に微笑んでくれる子供。
今の橘には、
(こんな職場があったなんて。こんな俺にも、居場所があるんだな。)
そんなことを考えながら、弁当とともに、この時間を噛みしめ、楽しんだ。
だが、まだ疑惑が完全に晴れたわけではない。
それは、自分の最大のコンプレックスである、目つきのことである。
優は、こんな俺でも優しく接してくれている。
俺が怖くないのか?
最初、この会社でも、ほとんどの人は俺のこの目を一目見て、何度も後ずさりした。
だが、あの子供、優だけは違った。
優は俺の目を見ても、後ずさりどころか俺に近づき、
「さて、それでは今日もよろしくお願いします。」
と、笑顔で挨拶してくるのだ。
そんな恐れ知らずな奴は見たことがなかった。
だから俺は聞いた。
「なぁ?俺の目、怖くないのか?」
自分でも聞くのが怖かった。
だが、聞かずにはいられなかった。
聞いた後の後悔より、今、この子供に対する疑惑の方が、気持ちが大きかったから。
そして優は俺の目を見て、
「目、ですか?いえ別に。そんなことより、今日も頑張りましょう。」
と、返された。
まるで、世間話をしているかのように。
それほど、俺の目つきなんてどうでもいい、ということなのか。
そんなやつは今まで見たことがなかった。
だが俺は食い下がる。
「そんな訳ない!現に!ここにいる過半数の奴らが、俺の目を怖がって避けているんだぞ!?怖くないわけがない!」
「?そう、なのですか?」
優は先輩方に声をかける。
「…まぁ、他の人より、目つきが鋭いんじゃない?そんなことより優君!私、優君の淹れてくれるお茶が飲みたいな~?」
「おい!それくらい自分で淹れろよ!ったく…。ついでに俺の分も頼む。」
「…結局あなたも飲むんじゃない。」
「あははは…。あ、橘先輩もお茶、飲みます?」
「…。」
もはや、会話が成立していなかった。
今、俺の目つきについての話をしていたのに、いつの間にか、お茶を飲むかどうかの話になっていた。
それほどまでに、どうでもいい話だったというのか。
「それじゃあ橘先輩。私はお茶を淹れてきますね。」
そして、
「はい。お茶をどうぞ。」
「ありがと~。優君。」
「おう。サンキューな。」
「はい。」
「え?お、俺にもか?」
まさか、俺にも淹れてくれたというのか?
「え?もしかして、お茶、苦手でしたか?」
「いや。そうじゃねぇ。そうじゃねぇけど…。」
俺はスッキリしなかった。
そして、優は何かを思い出し、
「私はその目、素敵だと思いますよ?確か、強面?でしたっけ?そんな感じです。」
強面、だと!?
そんなこと、考えたこともなかった。
俺の目を褒めてくれるなんて…。
「…そんなに目つきが気になるのでしたら、少し待っていてください。」
と、俺に言い残し、その場を去る。
残された俺はというと、
(これから、何をどうすればいいんだ?)
何をすればいいのか分からず、ただ、お茶を飲みながら、今後どうすればいいのか、考えていた。
数十分経過し、
「あ!お待たせしました!」
優が戻ってきた。
そして、優の手には、
「はい。これをかければ万事解決ですよ。」
サングラスを持っていた。
それは俺がかつて用いていた方法だった。
俺にとってありがたかったのだが、
「いいのか?業務中にサングラスなんかかけても?」
「はい。ちゃんと許可はもらいましたし。」
と、許可証を見せる優。
「…なんで、なんで俺なんかのためにそこまで出来る?」
「え?それは、橘先輩には気持ちよく仕事をしてもらいたいからです。それじゃ、駄目ですか?」
社会人になってから、初めてが多いな。
初めて、俺のことを心配してくれる人ができた。
初めて、俺を歓迎してくれる人達ができた。
初めて、こんな俺に手を差し伸べてくれる人ができた。
「…ありがとな。」
言葉足らずな返事。
その言葉には、今の俺では表しきれないほどの感謝を込めた。
他人には拙く聞こえたと思う。
仏頂面で言っていたと思う。
だが、
「いえ、こちらこそ!」
今はそれでもいい。
いつか、もっと成長できたらその時は…。
「サングラス、よく似合っていますよ。」
「お♪サングラス、似合っているじゃないか。」
「さっすが優君!優君の見立てはバッチリね!」
優にお返しをしよう。
そう決心した橘だった。
次回予告
『男の新人社員から小さな会社員への悪口生活~続~』
どんどん優への悪口がひどくなり、ついに男の新人社員達は優に手を上げる。
それを目撃した橘は、見守るという選択をとった自分に怒りを覚えたが、それ以上に男達が許せない。
だから、橘は男達の悪事を止めようとする。
例え、自分の社会人生活を棒に振ろうとも…。
だが、この事態を見ていたのは橘だけではなかった。
優の明日はどうなるのか!?
…こんな次回予告にしてみましたが、どうでしょうか?
まだまだ未熟ですが、感想、ブックマーク、評価等よろしくお願いいたします。