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何でも出来るOLと人事部なOLの勝負生活~早食いかき氷~

 コートが手放せなくなり、会社にコートを着て出社する人がほとんどとなったこの季節。より人のぬくもり、料理のぬくもりが恋しくなってくるこの頃。私はというと、

「優君、例の資料は出来ているかしら?」

「はい。」

「もちろん、プレゼンの準備も完了しているわよね?」

「もちろんです。菊池先輩がくれたアドバイスを元によりよいプレゼン資料を作成することが出来ていますよ。」

「どれどれ・・・うん。さっすが私の愛しの優君!バッチリ出来ているわね!」

「ありがとうございます。これで次回の会議も上手くいきそうです。」

 仕事をこなしていた。今は菊池先輩とコンビを組み、二人で次の会議に向けての資料を作成している。次の会議といっても明日行われるので、最終調整をしているところ、ですかね。

「・・・やっぱ、菊地と優二人が組むと、他の人達より完璧に、高品質で仕上げてくるよな。」

「あの。そんなにあの先輩方お二人は凄いんですか?」

「ああ。それはもうとんでもないからな。な、橘?」

「そうですね。どんなに締め切りが近くても、仕事が難しくても二人に任せれば問題ない。そんな暗黙のルールが二人以外に広まっているくらいですから。」

「菊地先輩はこれまでで何となく分かるんですけど、優さんもそんなに凄いのですか?」

「ああ。少なくとも優は普通の会社員が一週間近くかかるような仕事をたった一日で仕上げることが出来る。それくらい凄いぞ。」

「それじゃあ私達が仕事をする意味ってないんじゃないですか?」

「まぁ、あの二人が常識外なだけだからな。それを言うなら桐谷も今年入ってきた新入社員にしてはかなり仕事が出来ているぞ。仕事を覚えるのも結構早いし、なにより仕事が丁寧だったって優が褒めていたぞ。な、橘?」

「そうですね。優もかなり教えやすいって言ってました。俺から見ても、かなり出来ていると思います。」

「あ、ありがとうございます。」

 そんな3人の会話をよそに、優と菊池は仕事を進める。

「まったく。昨日の今日でこんな仕事を頼むなんて、うちの課長は何を考えているのかしら?」

「まぁまぁ。せっかく私達を頼ってくれたのですから、ここは課長の信頼に応えられるよう頑張りましょうよ。」

「むぅ。優君がそう言うならいいけど、優君を悪用させたら、問答無用で富士の樹海に課長を捨ててやるわ。」

(・・・今の発言は聞かなかったことにしよう。)

 菊池の危険な発言に、課長は耳を塞いだ。優も、

「・・・そうですか。それではもう少しで終わりますから頑張りましょうね。」

 反応すら面倒くさそうに無視した。これが菊池美奈の日常である。

 だが、菊池美奈にとって、これから非日常な出来事が始まる。

 仕事終わり。年末で色々忙しくなっており、この会社内部も忙しくなっている。

「今年も後一月で終わりか。」

「いやー。今年も色々忙しかったな。」

「そういえば先月…、」

 もう今年が終わったかのような話を始める人もいるくらいだ。それくらい、この会社勤めが大変だということを示唆している。

 そこに、工藤達ももちろん含まれている。

「そういえば、もう12月、なんだよな?」

「?そうですね。それが何か?」

 もちろん、今月末のクリスマス料理の用意は進んでいますし、食材に関してはもう商店街の方々にお願いして予約済みです。そういえば、来月のおせち料理の準備はまだしていませんでしたね。年末に食べる年越しそばの準備もしていませんでした。

「となると、あいつが菊池の元にやってくるんじゃないか?」

「あいつ?あいつって何のことですか?」

「ほら、4カ月前にここに来た…、」

「私の事?」

「「!!??」」

「き、来たわね!忍者OL!」

「誰が忍者OLよ!?それより今回の決闘の件だけど、ちょっといいかしら?」

「…あ。ちょっと電話が来たから失礼…、」

「そういう嘘をつくならもっとましな嘘をつきなさい。そんな嘘、携帯の画面を見れば一発でぱれるわよ。」

「ちっ!それで一体何の用かしら?年末で色々忙しいのよ。」

「本人の目の前でよく舌打ちなんて出来るわね。苛立ちを通り越してある種の尊敬を覚えるわ。」

「どうでもいい話をするために私の足を止めたの?それじゃあ私は…、」

「待った!今月の決闘の件で来たのよ!」

「えぇ~~~?今月もやるの?面倒くさいから私の勝ちでいい?」

「いいわけないわ!それで決闘の内容だけど、これよ!」

 こうしていきなり来た人事部の川田先輩が取り出したのは…アイス!?しかも、

「これってカップのかき氷?」

「ええ。これをいかに早く食べきることが出来るか、というのが今回の勝負よ!」

 ・・・そういえば、四カ月に一度、こうして川田先輩が菊池先輩に決闘を挑んでいましたね。その一月前にはいつも連絡していたのに、今回はその連絡が無かったので、私もすっかり忘れていました。それにしても、今回はかき氷の早食い勝負ですか。

「どうせ、夏に熱い物の次は冬に冷たい物、とでも考えたのね。考えが見え見えよ。」

「ぐっ!?こう見えても、あなたを打ち負かすために色々練習したり、その練習で何度も腹を壊したりしていたのよ。そのおかげで連絡が遅れてしまったわ。その事については謝罪するわ。」

「謝罪するなら、今回の決闘は無し、ということで。」

「それとこれとは話が別よ。それに、」

「それに?」

「今回の決闘のために練習し、幾度となくお腹を壊してきた意味がなくなるじゃない!」

「「「・・・。」」」

 今この場にいる全員がこう思っただろう。

(((いや、お腹壊してまでかき氷食うなよ!!!???)))

 こうして、菊地は嫌々ながらも川田との決闘を受けることとなった。


 少し移動し、社内の休憩室。ここではお昼休み時、多くの人がここで昼食を食している。もちろん、外食をする人は利用しないが、弁当持参の人はここを利用しない人はほとんどいない。その場所に川田先輩と菊池先輩、そして二人の決闘見ようと、外野の人達が集まってくる。

「それでこれを、と。」

「?そのクーラーボックスは?」

「これ?これはさっきのかき氷を保管しておくために使っているのよ。」

 そう言うと、川田先輩がクーラーボックスを開けると、中から大量のカップのかき氷がラベルを覗かせていた。私も一つくらい食べさせてもらえないでしょうか。

「さて、決闘内容はこれよ!」

 と川田先輩は机の上に一枚の紙を置く。

「これは?」

「決闘内容を紙におこしたのよ。今読むわ。」

 そして、川田先輩は決闘内容をスピーチする。

 決闘内容は、



・今持参しているカップのかき氷アイスを一人十個食べる

・そのアイスを先に食べ終えた方が、今回の決闘の勝者とする

・なお、スプーンは指定の物を使う事とする

・そして、食べる時は出来る限り薄着にする事



 と、川田先輩は読み上げた。・・・内容は何となく分かりましたが、

「この最後の項目は何?」

 菊池先輩が川田先輩に質問する。

「最後の項目?…ああ、これね。これは、室内とはいえ、この寒い時期、そして出来るだけ薄着でいることにより、出来るだけお腹を壊しやすくするためよ。」

「そんなことをすれば、あなたもお腹を壊すんじゃないの?」

「心配ありがとう。でも私は大丈夫よ。なんたってあなたとの決闘のために、幾度となくお腹を壊したことで耐性が付いたのよ!今ではアイスを十個食べたところでお腹なんて壊さないわ!」

「・・・そう。それは凄いわね。」

「でしょう!?全てはあなたを決闘であなたを打ち負かし、あなたをこの会社から追い出すためよ!」

「「「・・・。」」」

 か、川田先輩。そこまでして菊池先輩に勝ち、この会社から追い出したいのですか。本当、毎度のことですが、川田先輩の努力には驚くことばかりです。ここにいるみな様もそんなことを考えているでしょうね。

「さ、決闘を始めるわよ。前回に続き優君に審判をお願いしたいけれど、いいかしら?」

「審判というのは、どちらが早くかき氷のアイスを食べきるか、ということで合っていますか?」

 私は審判の役目を川田先輩に確認する。

「ええ。それで合っているわ。」

「分かりました。」

 それじゃあ審判らしく、仕切らせていただきましょう。

「それではこれから、菊地先輩と川田先輩によるカップアイスの早食い対決を行います。双方、準備はよろしいですか?」

「ええ。」

 川田先輩は頷いてくれたが、

「待った。」

 菊池先輩は頷いてくれなかった。

「…どうしましたか?」

 正直、嫌な予感しかしない。私の勘なのであてにはなりませんが。

「私だけに、応援の言葉をかけてほしいの。そうすれば私は、無限に近い力を発揮することが出来るわ。」

「はぁ。そうなんですか。」

 無限に近い力?菊池先輩が一体何の事を仰っているのかが判断しかねます。どうすればいいでしょうか?私は発案者である川田先輩を見る。

「…べつに声援くらいいいわ。全力のあなたを叩きのめしてこそ価値があるの!」

 とりあえず、川田先輩の許可をいただいたので、声援を送りましょう。…ところで、声援ってどのように送ればいいのでしょうか。頑張れ、みたいなことを言えばいいですよね?

「えっと…、が、頑張ってください、菊池先輩。」

 こんな感じでよろしいでしょうか?間違っていたら申し訳ないのですが、

「あ、ああ!あああ!!!漲る!漲って来たわ!!これでもう私は無限の力を手に入れたわ!」

 ・・・正解みたいですね。相変わらず言っている言葉の意味は分かりませんが、これで決闘を始められるでしょう。周囲にいる先輩方はというと、菊地先輩を蔑んでみている気がします。確かに、私から見ても、菊池先輩が今奇行に及んでいる事くらいは分かるので、菊地先輩を擁護出来る気がしません。

「それでは行きます。・・・、」

 私の言葉を合図に、川田先輩はしっかりとスプーンを構える。菊池先輩はスプーンを構えているものの、私の方を見て、「優君の凛々しい顔が見られてラッキー♪」なんて言っている。菊池先輩、せめて用意くらいしましょうよ。空気が完全に固まり、

「はじめ!」

 私のこの言葉をきっかけに、

「!?」

 川田先輩は猛烈な勢いでカップアイスを頬張り始める。一方の菊池先輩はというと、

「優君が私に応援してくれたわ。優君が私だけに、ふふ♪」そんな言葉を言いながらカップアイスを食し始める。そんな二人の様子を、

「なぁなぁ。今回はどっちが勝つと思う?」

「毎回菊池さんが勝っているから、菊池さんじゃないの?」

「いやでも今回のあの川田さんの勢いを見てみると、もしかしたらあるんじゃないか?」

 観戦していた。

 さて、今回はどちらが勝つのでしょうか。菊池先輩の職を賭けての決闘が今、始まった。


 まず、出だしは圧倒的に川田先輩が優勢ですね。川田先輩が勢いよく食べ、菊池先輩との差を広げています。それなのに菊池先輩は微塵も動じていませんね。菊地先輩って結構マイペースですよね。自分の職を賭けての決闘ですのに大丈夫でしょうか。

 あ。7個目で急に川田先輩が頭を抱え込み始めましたね。何かあったのでしょうか?川田先輩が頭を抱え込んでいる隙に、菊池先輩がペースを崩さないまま追いつき、そして、

「「「おおー!!!」」」

 川田先輩のペースを追い込みましたね。川田先輩に一体何があったのでしょうか。

「し、しまった~。まさかあいつ、私がこうなることを見越して…!?」

「?あの人、一体何を言っているのかしらね?」

 …もしかして、菊池先輩が何か川田先輩にしたのでしょうか。ですが、私が見ている限り、菊池先輩が川田先輩に何かしていた様子は見られなかったのですが。

「川田さん。きっと頭に痛みが走ってんだよ。」

「あ、工藤先輩。さっきの言葉の意味はどういうことですか?」

「ああ。川田さん、さっきまでがっついてかき氷食っていただろう?早く食い過ぎるとたまに頭痛が起こるんだよ。」

「それがこのタイミングで起きた、そういうことですか?」

「ああ。一方で、菊地は一定で無理のないペースで食い続けているから、スプーンの動きを止めることなく食べ続けることが出来ているってことだな。」

「なるほど。工藤先輩、解説ありがとうございます。」

 それにしても川田先輩、このタイミングで頭痛が起きるなんて運が悪いですね。もしかして、先ほどの会話の内容はこのことに関して、だったのでしょうか。

「あ。」

「お?そろそろ決着がつくみたいだな。」

「ですね。」

 菊池先輩は最後の1個に手をつけ、川田先輩も残り2個にまで追い上げてきましたね。菊池先輩はかなり余力を残しているというより、まったく食べ疲れが見られません。一方の川田先輩は、さすがに8個も完食したとなると、かなり辛そうです。手にもきてそうですし、何よりお腹がかなり冷えているはずです。お二人とも凄い頑張っています。

「!?このままだとまた負けちゃう。負けるわけには、いかない!」

 そう言って川田先輩は食べるスピードを加速させた。一方の菊池先輩は相変わらず同じペースで食べ続けている。

「優く~ん♪これで私の勝利は確信へと変わるわ。」

 そう言って、菊池先輩がかき氷を食べると、

「十個目完食。私の勝ち。」

 菊池先輩自身の勝利宣言が、この場の空気を支配し、

「!?な、何ですって!?」

 川田先輩は今、十個目のカップアイスに手を付け始めたところだった。

「今回も菊池さんが勝ったな。」

「だな。川田さんもあの頭のキーンがなければ勝っていたのにな。」

「いやいや分からないぞ。菊池さんがまだ奥の手を使っていなかっただけかも。」

 今回の決闘に各々の感想を述べながら、

「勝負あり。菊池先輩の勝ちです。」

 私はそう宣言し、

「これにて、今回の決闘は終わりにさせていただきます。」

 続けて言葉を紡ぐ。

「やった~~~♪優君の愛のおかげで、私はあの魔の手から難を逃れることが出来たわ!」

 私が言葉を言い終えると、菊池先輩はすぐ私の体に抱きついてきた。

「ま、今回も菊池の勝ちか。」

「なるほど。前にも何回か聞いていましたが、菊池先輩は凄いですね。」

「うんうん。」

「もしかして、カップアイス十個食べたこと?」

「はい。私、いっぺんにカップアイス十個も食べたことないので。」

「それは素直に喜べないわ。だって、アイスに関してだけは、私より凄い人がいるんだもの。ね、優君?」

「え?菊地先輩よりも多くのアイスを食べられる人がいるのですか!?」

 そんな人がいるのであれば、その人に是非話を聞いてみたいものです!今までどんなアイスを食べてきたのか、どれくらいの量のアイスをこれまで食べてきたのか。もう聞きたいことが山ほどです。

「「「「・・・。」」」」

「ん?どうかしましたか?」

 何故か先輩方が私の事を見ているのですが、何故このタイミングで見てくるのでしょうか?

「いや、あれを見た後であんな言葉を言われたら、嫌味にしか捉えられんわな。」

「ですね。」

「うん。」

「・・・?」

 工藤先輩だけでなく、桐谷先輩、橘先輩まで私を呆れてみている気がします。何故私をそんな目で?ですが、菊池先輩は違うでしょう。根拠は不明ですが、なんとなくそんな感じがします。

「・・・そうね。」

 なんか、素っ気なく返されてしまいました。やはり、先輩方には心当たりがあるのでしょうか。ですが、それなら何故浮かない顔を浮かべておられるのでしょうか。謎です。

「ふ、ふん!今回はあなたに勝ちを譲ってあげるわ!次はこんな簡単に勝てるとはお、思わないことね!それじゃあトイレ、じゃなかった。もう帰るから、私はこれで失礼するわ。」

 そう言って、川田先輩は持ってきていたクーラーボックスを担ぎ、この場を後にした。それにしても、何故モジモジしていたのでしょうか。言い直していたことも気になりますし。ま、別に気にしていても仕方がないことかもしれないので気にしないようにしましょう。

「それじゃあ菊池先輩。私達の仕事も終わった事ですし、今日はもう帰りましょうか?」

「そうね。今日は久々に働き詰めだから、優君と一緒にいて、愛の力を補填しないとね♪」

「…相変わらず、菊地の言っていることはぶっ飛んでいるな。橘や桐谷もそう思うだろう?」

「あははは。私は何も言わないでおきますよ。」

「さすがに本人を目の前にして言うほど己惚れてはいないですよ。」

 そして私達は仕事を終え、社員寮へと戻っていく。

「そいえば優君?明日作る予定のカツ丼は完成したの?」

「はい。それに関しては先輩方の協力の元、無事に完成いたしました。食べたいのであれば、明日、全く同じ品を夕飯に作りましょうか?」

「そうだな。せっかくだし、明日の夕飯はカツ丼でお願いするわ。」

「私は優君の愛が詰まっているなら何でもいいわ!」

「分かりました。それでは明日の夕飯はカツ丼、ということで用意させていただきますね。橘先輩、桐谷先輩もどうです?」

「え?俺達も、か?」

「いいのですか?私達、お邪魔にならないですか?」

「問題ありませんよ。先輩方も私に協力してくれたのですから。むしろこういう形でお礼をしたいくらいです。」

 そういえば今更な気がしますけど、入居者じゃない橘先輩や桐谷先輩を社員寮にお誘いしてよかったでしょうか。

「菊池先輩。橘先輩達を社員寮にお誘いしましたが、問題ありませんか?」

「優君の頼みなら何でも聞くわ!なんなら、私の全裸でも見る?」

「いえ。それは結構です。」

「ドライに拒否する優君も素敵♪」

「「「・・・。」」」

 何か、場の空気が完全冷凍してしまった気がします。元凶の菊池先輩は私に対して呆けていますし。はぁ。

「許可をもらったことですし、明日は社員寮で夕飯をご馳走しますね。」

「「あ、はい。」」

「こんな空気にさせた菊池も大概だが、それでも話かける優もすごいな。」

 そうでしょうか?私はそんな工藤先輩の言葉に疑問を持ちつつ、社員寮に戻る。

 さ、明日はいよいよ例の対決です。しっかりと体調を整え、万全な状態で臨まないと、ですね。後、材料は既にあの商店街で調達済みですし、調理の手順も何度も見直しましたが、今日の夕飯にもう一度作って見直しましょう。そして、寝る前にも一度、調理している自分の姿を想像しながら見直すとしましょう。後は…明日少しだけ早起きして、念には念を入れて、持っていく物の確認でもするとしますか。持っていく物を一つでも忘れるわけにいきませんからね。そういえば、あのカツ丼対決はペアで行われるんでしたね。あちらのペアは決まっていると書かれていましたが、私の方のペアは誰になるのでしょうか。と、あんまり考えると寝られなくなってしまいそうな気がするので、今日はこれで寝ましょう。

お休み。

次回予告

『小さな会社員と何でも出来るOLの商談生活』

 早乙女優と菊池美奈は、当日行われる会議の内容変更のメールが当日届き、至急内容変更に伴う資料の見直しを行い、会議に向かう。会議の場に着いた早乙女優と菊池美奈の前に2人の男性が待っていて、その男性2人を含めた計4人で商談が始まる。


 こんな感じの次回予告となりましたが、どうでしょうか?

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