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小さな会社員と女子小学生モデルの勉強会生活

 週末。

「…はい。今日はちょっと時間がありましたので、うどんを作ってみました。」

「休日の朝から名店にも劣らないうどんを食べられるなんて、優君ありがとう!一生の家宝にさせてもらううわ!」

「普通に食べて下さい。」

 優は共用のキッチンを使い、朝食の用意をしていた。誰がきても対応できるように数人分多く作るのだが、今では食べる人が決まっている。といっても休日の朝だけなのですが。

「さて、それじゃあいただきますか。」

「油揚げとネギと生姜、どれをいれますか?」

「優君!」

「菊池先輩。せめて私が提示した三つの中から選んでください。」

「それじゃあ全部!」

「俺はネギかな。」

「分かりました。」

 朝はいつも、私と菊池先輩、工藤先輩の3人で朝ご飯を食べている。平日はほとんどの方が朝食を食べにこの居間に来るのだが、休日くらいはゆっくりしていたい、と思っているのでしょう。今も多くの人が自室で寝ていると思います。ま、休日の過ごし方は人それぞれですし、私が言う事ではありませんよね。現に、

「いや~。休日の朝から飲むビールはまた格別だぜ!」

 …工藤先輩はこうして、自室から缶ビールを持ってきて飲んでいますし。

「あ、後はこのサラダと生姜焼きもどうぞ。」

 いけない。おかずを出し忘れるところでした。私としたことが。

「ありがとうね、優君♪」

「俺はうどんだけでも大丈夫だぞ?」

「いけません。それでは栄養が偏ってしまいます。」

「優君素敵!」

「…だんだん、優が母親に見えてきたぞ…。」

「母親と言うより、母親ぶりたい娘ってところかしら?」

「だな。」

「!?ち、違います!」

 まったく!私はただ、工藤先輩の体を心配して…!

「もう~。怒った優君もかわいい~♪」

「悪いな。ちょっとからかいたくなってな。」

「もう~!そんなこと言う人には今日の分のビーフジャーキーはあげませんよ?」

「な!?お、俺の楽しみを奪うつもりか!?」

「私をからかって喜ぶ人の分なんてありません。」

「や~い。怒られてやんの~。」

「菊池先輩も同罪です!」

「ううぅ…。」

「ふん!てめぇも道ずれにしてやる!」

「何よ!」

「…はぁ。」

 まったく。私達は何をしているんでしょうか?休日から喧嘩まがいのことをして…。こうして、ちょっと険悪な雰囲気になりつつも、朝ご飯を食べ進む。

「「ごちそうさま。」」

「お粗末様でした。」

 私は自分の食器キッチンに持っていく。これからこの食器を洗わないとね。

「優。食器洗いぐらいは俺がやるよ。」

「え?せっかくの休みなのですから、家で一日中ゴロゴロしていていいんですよ?」

「そのセリフ、そのままそっくり返してやるよ。」

「そうね。片付けは全部!酒豪がやってくれるらしいから、私達はそのご厚意に甘えましょう?」

「あ、はい。分かりました。」

 ここは素直に従っておくとしましょう。三人の内、二人が言っている事ですし。

「…おい。何お前も自室に戻ろうとしていやがる。お前もやるんだよ!」

「ええ~?こういう時ぐらい、男の甲斐性ってものを見せなさいよ。」

「甲斐性関係ないだろ!?お、おい!待て…!」

 菊池先輩はそのまま扉を閉め、

「さ、優君。一緒に部屋に行きましょう?」

 と言った。ですが、

「私の部屋には入らせませんからね?」

「ちぃ!このままは入れると思っていたのに!」

 さも当然かのように言ってほしくないですね。いくら恩人とはいえ、何度も自室に入らせる訳ないじゃないですか。私は呆れつつ、自室に戻る。

 その後は出かける用意をしつつ、ビーフジャーキーも用意した。そして、でかけるついでに、工藤先輩にビーフジャーキーを渡した。

「やっふーーー!!!これで最高の休日が送れるぜ!サンキューな、優!」

 最上級の喜びを全身で表現するかのように体を動かしていた。ま、今日のビーフジャーキーはちょっと自信があるので、気に入ってもらえると嬉しいです。

 さて、要件も済ませたことですし、

「行ってきます。」

 私は社員寮を出て、駅に向かう。


 昼前、と呼ぶにはちょっと早いが、駅前に着いてしまった。潮田さんを待たせないように早く来たつもりだったが、どうやら早過ぎたようですね。時間もまだ10時と、午前中ですし。

「さて、どうしますか。」

 とは言っても、今から寮に戻るのは無駄足な気がしますし、買いたい物がないのでショッピングもするきはありません。そもそも、こんな時間からやっている店なんて…結構ありますね。近くに大型商業施設があるからでしょうか。それに対抗するために朝早くから、ということでしょうか?どちらにしろ、今の私には関係ないことですね。さて、この時間を…おや?

「あの店、もしかして…?」

 あのシルエットはコーン?その上に描かれているあの丸い物体は…アイス?そうか!あの店は、

「アイスクリーム屋さんだ!」

 そうと決まれば、

「あの店で時間を潰そう!」

 私は駆け足で向かった。やはり、休日という日は素晴らしいものです!

 数分後、

「この期間限定の夏ミカン味、とても美味しいです。」

 アイスに舌鼓をうっていた。

 現在、私はアイスクリーム店の中に入り、美味しい美味しいアイスクリームを食している最中である。ま、店の中で待つのは良い案だと思いますし、待っている間、何も頼まずにずっと席に座り続けるのはちょっと問題ですよね。ということで、アイスを買って待っていた。食べながら気づいたことがある。それは、

「どこで勉強するつもりなのでしょう?」

 勉強会、と潮田さんは言っていたが、勉強会をどこでするかは聞いていませんでしたね。アイスを食べながら気づきました。周辺に勉強できるスペースはありますが、あくまでスペースがある、というだけです。スペースがあるからといって、ゲームセンターや飲食店で長時間いるわけにもいかないでしょう。となると、私達は一体どこで勉強するのでしょうか?少し考えたが、

「あ。アイスって美味しい~♪」

 アイスの美味しさに魅了され、思考放棄を強制的に行った。あ~。今日も美味しい♪


 それからアイスを複数回買い食いしていると、

「・・・。」

 とある子が、周辺を見渡していた。その子は帽子を深くかぶっていて、顔が良く見えずにいた。誰か探しているのかな、とは思ったが、

「う~ん♪このアイスもなかなか♪」

 上がスイカ、下が梨の味がするアイスを食べていた。この愉快なアイスも、癖になってしまいそうで、

「いくつでもいけそうですぅ~♪」

 この休日というこの日を謳歌していた。

「・・・!?」

 そして、周辺をウロウロしていた子はこっちを見るなり、少し止まった後、

「いらっしゃいませー。」

 この店に入ってきた。もしかして、あの子もアイスが食べたくなったのでしょうか?確かに暑いですし、食べたくなる気持ちも分かります。と、その子は私が座っている席の前を座った。…変ですね。他の席が空いているというのに、何故この席を…?

「…ちょっと。なんであなた一人だけくつろいでいるのよ。」

「え?」

 その子は急に私に話しかけてきた。私としては見覚えが…あ!もしかして、

「あなたは、潮…。」

「しっ!ここでその名前を言っちゃ駄目よ!」

 と、周囲をキョロキョロ見渡す。ホッとすると、

「…どうやらばれていないようね。それじゃあ、移動するわよ。」

「…どこにですか?」

「決まっているじゃない。勉強会の場所よ。」

 そう言って、その子、潮田詩織さんは席を立とうとして、

「…その前に、アイス食べていい?」

「もちろん!あ、私ももう一個買います。」

「…あなた、食べ過ぎじゃない?」

「いえ。そんなことはありませんよ!」

 アイスはいくら食べても飽きないですから!こうして、私と潮田さんはアイスを食べながら、勉強会の場所へと向かった。…出来れば、全種類制覇、したかったです…。


「あ、あのー。」

「ん?何かしら?」

「ここってどこですか?」

 今、私達がいるのは、

「ここ?ここはダンススタジオよ。ここなら勉強していても、踊っていても、声を出しても問題ないわ。」

 とあるダンススタジオである。

 なんでも、今日一日このダンススタジオを貸し切っているらしく、この部屋には私と潮田さんしかいない。

「こういうところで普段、勉強しているのですか?」

 ここには勉強するための机や椅子がないため、勉強するとなると床に教材を開いて行うこととなるだろう。そんな体勢で勉強出来るのでしょうか?

「いえ。普段は撮影スタジオにおいてあるテーブルで勉強するんだけど、ちょっと他の勉強をしていたから、勉強時間が確保出来なくて…。」

「他の勉強、ですか?」

「ま、それは後で話すわ。それより、勉強会をしましょうか?」

 と言いつつ、スタジオの外に出ていった。と思ったら、小さな机を一つ持ってきて、置いた。

「これ一つあれば十分かしら?」

「あ、ありがとうございます。」

 これをもしかしてわざわざ私のために?だとすれば、その場で動けなかった私は…。

「いいのよ。見た目、私より小さいし。そんな子にこんな物、持たせるなんて出来ないわ。」

「ぐう!?そ、そうでしたね…。」

 よく考えてみれば、私の身長は同年代の女の子よりも小さかったですね。ほんと、早く大きく、大きくなりたいです!

「?とにかく、勉強しましょう?」

「そ、そうですね…。」

 とにかく、勉強道具を出し、課題をやってしまいましょう。まだ少し残っているんですよね。

「さ、今日はよろしくね?」

「はい。」

 こうして、二人の勉強会が始まった。


 1時間ほど経過。

 あれからずっと、

「ねぇ?この計算問題、どうやって解くの?」

「この英文。何でこういう訳になるのか教えてくれない?」

「この戦いの名前って何て言うの?」

 とにかく質問が多かった。十分に1回はしていたと思う。単に答えを教えるだけなら数秒で終わるのだが、計算の途中式だったり、どういった理由で計算式が成り立つのか、という質問に答え始めたりと、そうして潮田さんの疑問に一つ一つ答えていくと数秒で終わらず、結局、自分の勉強が出来ていなかったと思う。だが、こうして人に説明することによって、改めて、自分に足りない部分というものが自覚できたと思う。私に足りないのはズバリ!

(やっぱ、潮田さんより小さいですね…。)

 身長でした…。座って教えていたのだが、座高も潮田さんの方が高いらしく、私が若干上を向いて教えることとなっていた。ほんと、私の背って小さいのですね…。

 そんな下らないことを考えていると、

「…そういえば、お腹、空いてこない?」

「そう、ですね。」

 時間はまもなくお昼時。今の今まで勉強に集中していたのかと思うと、さすがはモデル、といったところでしょうか。かなり話しながら勉強していましたが、集中力をほとんど切らすことなく問題を解いていましたし。あ、でも、

「私が何か適当に買ってきますから、潮田さんはその間に問題の答え合わせをしていてください。」

 問題を解き、答え合わせをし、何故間違っていたのかを理解する。それまでが勉強ですからね。

「…そう?それじゃあ私はうどんをお願いしようかしら?」

「うどんですね。分かりました。それでは一時、失礼します。」

「あ、ちょっとまっ…!」

 私は部屋を後にし、近くの店に移動し始めた。


「行っちゃった…。」

 お金、渡していなかったのに。

 私、潮田詩織はちょっと、いや、かなり不思議に思っている。あの早乙女優という者についてよ。

 あの子、私の怒涛の質問に嫌な顔一つせず丁寧に答えてくれたの。でも教えてくれた問題は全部、中学生で習う箇所だったの。私も分からない部分があったから正直に聞いたけど、ちょっとだけ、あの子の困った顔が見たくてやったの。今では反省しているわ。

 それに、問題を解くスピードも尋常じゃなかったわ。問題を一目見てあっという間に答えを書いていたわ。解答も見ていただろうけど、ほんの一瞬。まるで、全問題の答えが分かっているかのようなやり方だったわ。

「ちょっと見ちゃお。」

 私は、あの子がやっていた問題集を見てみる。

「うわ!?私がやっている問題より簡単じゃない!?」

 でも、それだとおかしいわね。私の問題は中学生レベル。それに対し、あの子の問題集は小学生レベル。これで、なんで私の問題を教えることが出来るの?普通、私があの子に教えるべきなんじゃないの?

 それに、

「私に対する態度…。」

 そう。私が有名人だと知っても、一切態度を変えなかった。それどころか、私のことを覚えていない様な反応だった。むかつく、というわけじゃないけど、そんなあの子の反応が新鮮だった。まるで、私の事を普通の女の子として扱っているような、そんな気が。ただの忘れっぽい性格なだけかもしれないけど。でも、私の人生の中で、あんな人は初めてだ。

「あの子も、何かあったのかしら?」

 自分のことを何も話してくれないのよね。…あ、私が聞いていないからか。だったら、

「失礼します。」

 あ。

「お望みのうどんを買ってきました。冷やしですが、大丈夫ですか?」

「ええ。」

 さて、無事に戻ってきたことだし。

「ねぇ?午後はちょっとお話を聞かせてくれる?」

「はい?」

「…あなたのこと、知りたいのよ。こんな私にも優しく接してくれるあなたのことをね。」

「はぁ…。聞いても面白くありませんよ?」

「それでもよ。」

 あなたのこと、しっかり聞かせてもらうわよ。


 お昼を食べえた後、私は自身の話をした。と言っても、最初は何を聞きたいのかを聞いた。そしたら、

「どうしてあなたは中学生の勉強が出来るの?」

 と聞かれたので、正直に、「事前にしていたからです。」と答える。そしたら、「なんで前もって勉強していたの?」という返しがきた。これ、どう答えたらいいのでしょうか…?私が少し悩んでいると、

「あ、ごめん。私が節操なく聞き過ぎてしまったわ。ごめんなさい。」

 と、謝罪の言葉が返ってきた。私も、

「いえ。ここまでしか答えることが出来ず、申し訳ありません。」

 と、私も謝罪を返す。

「前の電話でも、お互い、謝っていたわよね。」

「前の電話?…あ。」

 そういえばそうでしたね。

「私達、成長しないわね。」

「そう、かもしれませんね。」

 主に私の身長、ですけど。

「…あ!そういえば私、ある資格を取ったのよ!」

「資格、ですか?」

「そうよ!」

 と言いながら、潮田さんは自身のカバンを漁り、とある紙を取り出す。

「これよこれ!」

「これは…色彩検定の3級、ですか?」

「そうよ!凄いでしょう!?来年は2級を受けるつもりよ!」

「そうですか。凄いですね。」

 小学生で資格持ちですか。確かにあまり見ませんね。

「だから、こっちの勉強が疎かになっちゃったわけなんだけどね。」

「…ですが、午前中はあれほど勉強したのですから、大丈夫じゃないですか?」

 時間としては1時間前後。ですが、私に数多くの質問をしていたので、その分、知識は増えたと思います。全部憶えていたら、の話ですが。

「だといいわ。今日は本当にありがとうね。」

「いえ。私は質問に答えただけですので。」

「そう。ちなみに後数時間ここにいることが出来るけど、どうする?」

「どうする、とは?」

「まだ勉強するのかなって。」

「そうですね。」

 後もう少しで夏休みの宿題も終わりますし。

「そう。それじゃあ、私も続きをしようかしら。」

「お互い、頑張りましょう。」

「そうね。ありがとうね。」

「こちらこそ、私のためにここを貸し切りにしてくださり、ありがとうございます。」

 こうして、互いに感謝の意を示した後、互いの勉強を始める。言葉飛び交った午前の勉強とは異なり、午後の勉強は閑古鳥が鳴くほどの静けさとなった。


 午後の勉強を始めて数時間。

 空色もすっかり変わって…いないようですね。夏だから日照時間が長いのでしょうか。ですが、時刻は夕刻に近い。そろそろ帰る用意をしないと。

「あの。そろそろ帰る用意をしませんか?」

「・・・え?…あら。いつの間にこんな時間に?」

「はい。」

「お互い、勉強に集中していたからね。」

「そうですね。」

「それじゃあ、帰る用意をしましょうか?」

「はい。あ、机は私が片づけますよ。潮田さんはその間に自身の荷物をまとめて下さい。」

「分かったわ。それじゃあ机の方は頼んだわ。」

「かしこまりました。」

 こうして、片づけを済まし、帰る用意も済まし、このスタジオを後にした。

「…受付も済んだし、後は帰るだけね。」

「あ、そういえば、スタジオのお金、払いますよ。いくらですか?」

「いいわよそれくらい。私があなたを誘ったわけだし、これぐらいは必要経費よ。」

「そ、そうですか。ありがとうございます。」

「いいのよ。私も気になっていた箇所が全部分かったわけだし、互いに利益、が…。」

 ここで、潮田さんが止まった。

「?どうしましたか?」

「今日の勉強会で、あなた、ためになった?」

「ためになった、とは?」

「私は今日、あなたに勉強を教わったけど、私があなたにしたことって何もないな~って。」

「別にそんなこと気にしなくても構いませんよ?」

 私も最初はかなり気にしていましたが、菊池先輩のアドバイスにより、ある程度恩を胸の中にしまっている。そしてしまった恩はいつか、返せる時が来ればその時に返せばいいと教えてくれた。潮田さんの場合、今はその恩を胸の中にしまっておき、いざとなったらかえしてもらえればそれでいいと思う。

 そのことを伝えたら、

「…あなたって、変わっているのね。」

 と、言われてしまった。そう、なのでしょうか?私自身、菊池先輩のこの考えに賛同しているのだが。いや、人には人それぞれの価値観、そして考え方があるのだから、違っていて当然なのかもしれない。

「それでは、今日はお疲れさまでした。」

「ええ。今日はありがとう。」

 互いに言葉を交え、帰路につこうとすると、

「ちょっと待って。」

「はい?」

「最後に1つ、いいかしら?」

「いいですけど、何でしょう?」

「…困ったら、いつでも電話してきてね。LEALでもいいから、ね?」

「…分かりました。いざという時は頼らせていただきます。」

「ええ。是非、そうしなさい。それじゃあ。」

「また今度。」

 こうして私は、潮田さんと別れを告げ、寮に戻っていった。

「優君おかえり~♪」

「ただいまです。」

「優君が帰ってきたから、来週会社に行きたくない。」

「そんな意思は一切認めませんので、きちんと会社に行って仕事してください。」

「ええ~!?だって来週から8月なのよ!ということは…!」

「…それでも、です。」

「えぇ~~…。」

 そう。

 来週、といっても今日は日曜なので、今週ですか。今週から8月に入ります。真夏なのはそうですが、それとは別の、熱気漂う熱い闘いの始まりでもありました。

次回予告

『何でも出来るOLと人事部なOLの勝負生活~早食いうどん~』

 8月。それは、3月ごとに行わる勝負の幕開けであった。今回の勝負内容は、辛いうどんの早食いである。人事部のOL、川田は、菊池を退職に追い込むために力をふるう。一方の菊池は、容赦なく、圧倒的な力の差を見せつける。


 こんな感じの次回予告となりましたが、どうでしょうか?

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