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酒好き会社員の二人気分転換計画実行生活

 日にちをまたいで翌日。

「・・・もうこれくらいにしておきますか。これから出かける準備をしませんと間に合わない可能性がありますからね。」

 私は朝からデータの整理を行っていました。ですが、今日はお昼から用事がありますので、今日はこれで終了にするつもりです。お昼の用事に遅れる、なんて事態にはしたくないですからね。

(これでパソコンの電源は完全に落としましたね。忘れ物しないよう確認しておきますか。)

 私は家に忘れ物をしないよう、持ち物の確認をしてから家を出ました。

(鍵のかけ忘れがないよう、入念にチェックです。)

 そして、鍵がかかっているか確認してから、家の扉から離れ、集合場所に向かいました。

 集合場所は社員寮前なので、集合場所に辿り着くまでそこまで時間はかかりませんでした。

(どうやら私より先に来ている人がいるみたいですね。)

 あの後ろ姿は男性のようですね。となるとあの先輩はおそらく、工藤先輩ですね。話しかけてみますか。

「お疲れ様です、工藤先輩。」

「!?て、優か。急に話しかけられてびっくりしたわ~。」

「そ、そうですか。次は驚かれないよう善処しますね。」

 普通に話しかけただけなのですが、何故か驚かれてしまいました。次は驚かさないように声をかけるとしましょう。

「今日はお誘いいただきありがとうございます。本日はお世話になりますね。」

「そこまで義理堅くなくていいんだぞ?もっと気楽でいいからな?」

「そうですか?分かりました。」

 それじゃあもっと気楽にいきますか。

「おまたっせ~♪」

 私が工藤先輩に挨拶していると、菊地先輩が私に抱きついてきました。

「こんにちはです。わざわざ抱きついて挨拶しなくていいと思うのですが?」

「何言っているの、優君!!??私のこの幸せなひと時を奪うつもり!!??そんなことされたら私、死んじゃうわ!!!」

「・・・そうですか。」

 やはり菊池先輩の言葉はよく分かりません。菊池先輩の言う事は、あまり重く受け止めず、聞き流すくらいがちょうどいいですからね。

「それじゃあ揃ったみたいだし、行くか。」

「はい。」

「優君、私の胸に乗ってみる?」

「・・・いえ、結構です。」

 本当、菊地先輩の言う事は、意味が分かりません・・・。


 移動時間にある程度時間を要したものの、無事店に到着しました。

(この扉を開ければ、無数のアイスが私を待っています・・・!!)

 なんだかワクワクしてきました。どんな見た目のアイスが陳列しているのか。どんな味のアイスが陳列しているのか。とても、とても楽しみです。

「・・・もしかしなくても優君、楽しみにしているわね。」

「!!??そ、そんなことはない、です。」

 しまった!?ついドキドキやワクワクが表情に出てしまいました。すぐに表情を戻して、と。

(既に遅い気がしますけどね。)

 工藤先輩に菊池先輩、私に笑顔を向けていますね。こうなったら気付かないふりをするしかなさそうですね。

「それより、店の外でいつまでも突っ立っていないで早く店の中に入りますよ。」

「はいはい。」

「は~い♪」

 私の声に、工藤先輩は呆れ、菊地先輩は元気に返事しました。

 入店してみると、店員さんが私達に近づいてきました。

「予約していた工藤ですが。」

「はい、工藤様ですね。少々お待ちください。」

 工藤先輩が簡単に挨拶してから、店員さんはどこかに行きました。おそらく、予約の確認をしているのでしょう。まさか、まさかと思いますが、予約が取れなかった、なんてことはないですよね?ちゃんと予約、取れていますよね?

(もし取れていなかったら・・・。)

 嫌だなぁ。・・・いえ、取れていなかった時のために、周辺に飲食店がないか検索でもしておきましょうか。そんなことを考え、検索しようとした時、

「お待たせしました。それでは案内いたします。」

(良かった~。)

 どうやら、私の心配は無駄だったみたいです。私の心配が現実にならないでよかったです。

「・・・もしもし、例の者が入店されました。ただちに準備願います。」

「?店員さん、何か言いましたか?」

 何か店員さんが言っていたので、私は素直に聞いてみました。もしかしたら独り言だったかもしれませんが、独り言でない可能性もありますからね。独り言でなかった場合、私は店員さんの言葉を聞き逃していた事になります。それは大変ですからね。

「い、いえ!こちらの話ですのでお気になさらず!」

「?分かりました。」

 何故か店員さんが慌てていました。ですが、私達に関係ない話をしていたのであれば、ここで私が食い下がる必要はないでしょう。

「どうぞ。」

 案内されたのは、奥のテーブルです。見たところ、4人は座れそうです。

「私は優君の隣~♪あんたは独り寂しく向かいにでも座っていなさい。」

「はいはい。俺は大人しく独り寂しく座りますよ。」

(別に寂しくはないと思うのですが・・・。)

 こうして工藤先輩の顔を見る事が出来ますからね。

「・・・。」

「優、先に行ってきていいぞ。」

「・・・え?わ、私、ですか?いえ、工藤先輩がお先に、どうぞ。」

「いやいや。そんなに行きたそうにしているじゃないか。俺のことはいいから」

 ・・・どうやら、私がアイスを取りに行きたくてうずうずしているのがばれたようです。出来るだけ表情に出さないようにしていたのですが、ばれてしまったようです。もっとポーカーフェイスに気をつけなくては!

(ですが今は、この店内に陳列している多くのアイスが食べたいです!)

 今の私には、ポーカーフェイスより、この店内に並んでいるアイスの事しか考えられません!早く食べたい・・・!

「それでは行ってきます!」

「おう。菊池、悪いが優を見張ってくれ。今、優が何をするか分からないからな。」

「ふん!あんたに言われるまでもないわ!優君の平和は、私が守るわ!」

(あいつ、戦隊もののアニメに感化でもされたか?)

 さて、必要な皿等はあちらにあるみたいですので、手ぶらで向かうとしましょう。

「ふんふ~ん♪」

 さて、これからが楽しみです!


(行ったか。)

 早乙女優と菊池美奈が席を離れた頃、工藤直紀は独り、二人の様子を見ていた。

(優の奴、本当に楽しそうだな。)

 早乙女優は楽しそうに、嬉しそうにアイスのショーケースを見ていた。その様子は遠目からでも分かるくらいだった。

(そして、そんな嬉しそうな優を見て、菊地も嬉しそうだ。)

 工藤直紀は次に、嬉しそうな早乙女優を見ている菊池美奈に視線を移動する。

(二人とも嬉しそうでよかった。)

 菊池美奈はとても嬉しそうにしてた。その二人の様子を見て、工藤直紀は満足していた。

(このままあの二人を自由にさせて、昨日の出来事を完全に忘れる事は出来なくても、気晴らしくらいにはなってほしいものだ。)

 工藤直紀はそのまま二人を見続けた。

 少しすると、早乙女優が工藤直紀の元へ戻ってくる。

(満面の笑みだな。)

 工藤直紀は早乙女優の笑顔を見て安堵する。

(俺らと同じ仕事が出来ても、やっぱあいつは年相応の子供なんだよな。)

 それは、早乙女優の笑顔が、工藤直紀にとって年相応の笑顔に見えたからだ。

(それにしても・・・、)

 工藤直紀は、早乙女優の笑顔を見た後、視線を少し下に下げる。

 下ろした視線の先には、大量のアイスが食器の上に並んでいた。

「ただいま戻りました♪」

 早乙女優はとても嬉しそうに、工藤直紀に報告した後、席に着く。

(改めて見ると、すげぇ数だな。十・・・いや、二十種類はありそうだな。)

 子供らしい笑顔に、可愛げのないアイスの量。その対比が工藤直紀にとっておかしく感じたのか、顔が若干引きつる。

「?工藤先輩、何をしているのですか?私が戻ってきたので、もう荷物の心配は大丈夫すよ。私がしっかり見ていますので。」

「ついでに私もいるから問題ないわ。」

「!!??な、なんだ、お前もいたのかよ。」

「?最初からいたわよ?」

 工藤直紀は、突然の菊池美奈に驚きを隠せなかった。

「それじゃあ俺もとってくるか。ちなみに菊池、お前は何を取ってきたんだ?」

「・・・私は野菜と肉、それにご飯よ。」

「あぁ~・・・。うん、いいんじゃないか。」

「本当は優君と同じにしようと思ったけど、流石に普通の食事がしたいわ。」

「それでいいんじゃないか?俺も今から肉やら魚やら色々とってくるわ。」

 工藤直紀は席を立ち、二人から離れる。

(いい顔に、なったな。)

 去り際、二人の笑顔を見て、声を聞く。

「優君、美味しいわね♪」

「ええ。とっても、とっても美味しいです♪」

 その声を聞いて嬉しくなったのか、工藤直紀の顔もどこか笑顔に近づいていく。

「さて、俺は何を食おうかね?」

 そんな事を考えつつ、工藤直紀は数多くの料理が待ち、いい香りを漂わせている幸せの園へ向かう。

「これにするか。」

 工藤直紀は、自身が食べたい物を選び、自席に戻って食事を始める。

「美味いな。」

 この工藤直紀の呟きに、

「はい。連れてきてもらって本当に嬉しいです。」

「・・・そうか。それは、連れてきた甲斐があったというものだ。」

 三人は食事を続けていった。

 工藤直紀と菊池美奈は、野菜、肉、魚、ご飯、パンと、様々な食べ物を食していった。

 だが、早乙女優は違った。

 昼食時だと言うのに、ご飯、野菜、魚等に一切目もくれず、ひたすらアイスをとり続け、食し続けた。

「・・・ねぇ?あの子、さっきからずっとアイスを食べていない?」

「そう?それにしてもあの子、さっきから嬉しそうにアイスを取っているわね。私も撮ろうかしら?」

「・・・あのアイス、そんなに美味しいのかなー?私も食べたーい!」

 その結果、周辺の家族達もアイスを取り始める。その光景がさらに影響を与えたのか、アイスを取り始める人が続々と増えていった。

 早乙女優がアイスを食べ続けたことに感化された者達は、客達だけではなかった。

「・・・あの子、やばくない?」

「確かにそうね。さっきからずっとアイスばかり食べているわね。」

「え?二人とも知らないの?あの子が噂の子よ!」

「噂って、この店にあるアイス全種類完食したっていう・・・!?」

「確か、多くても二、三十種類食べた人はいるって聞いたことはあるけど、全種類って百種類以上あるのよ!?ましてや子供なんて・・・!そんなことあるの!!??」

「なんでも、店長が目撃したらしくて、今電話しているらしいわよ。」

「電話って、どこに?」

「商品開発部。多分だけど、この店のアイスを全種類食べた人が滅多にいないから、話を聞きたいんじゃないかな?」

「確かに。でも、未だに信じられないわ。」

「なんなら見てみたら?今もほら、十五種類くらいアイスを皿に盛っているわよ。」

「嘘!?・・・本当だ。あの子、あんなにアイスを皿に乗せて、完食出来るのかしら?」

「出来ると思うわよ。何せ、前にこの店に並んでいるアイス全種類完食したって聞くから。」

「・・・世の中には、色んな子、凄い子がいるものね。」

「そうね。・・・なんだかあの子の食事風景を見ていたら、私もアイスが食べたくなってきちゃった。」

「私も。帰り、コンビニに寄ってアイス買おう。」

 従業員にも、アイスを食べる意欲が湧き始めたのである。

 こうして、早乙女優がアイスを嬉しそうに食べ続けることで、周囲の人間もアイスが食べたくなるのであった。

 そして、

「・・・ふぅ。これで全種類完食しましたかね。」

 早乙女優は、店に陳列しているアイス、全種類を制覇したのであった。

「・・・もしかしなくても優、お前、このお店にあるアイス、全部食べたのか?」

 この工藤直紀に、早乙女優は拒否の意を示した。

「そんなことしたら、今来店している人達に迷惑をかけてしまいます。私がしたことは、全種類のアイスを一口大サイズ分だけとっただけです。アイスを全部食べるわけないじゃないですか。」

「・・・そうか。それは俺の勘違いだったな、すまん。」

「いえ、誤解が解けたのであればよかったです。それでは全種類食べたことですし、次はどのアイスを食べようか、じっくり選んできますか。それでは。」

「お、おう・・・。」

 工藤直紀は早乙女優を見送る。

(この店にある百種類以上のアイスをコンプリートしても、まだアイスを食うのね・・・。相変わらずアイスに関しては貪欲というかなんというか・・・。)

 そして、食休みしながら、今も楽しそうにアイスを見ている早乙女優を遠くから見守る。

「・・・なんか優のアイスを食べる姿に感化されたのか、俺もアイスが食いたくなってきたな。」

 工藤直紀の視線は早乙女優だけでなくアイスにも向けられ始める。

「俺も取りに行くか。・・・あれ?そういえばなんか、さっきよりアイスゾーンに人、多くね?多過ぎて混んでいるような・・・?ま、俺の気のせいか。みんな、優みたいにアイスが好きってわけじゃないしな。」

 今もコップの中に残っているコーヒーを一口飲み、優達が戻ってくるのを待つ。

(戻って来たか。)

「・・・菊池先輩、どうしてさっきからニコニコしているのですか?」

「う~ん・・・嬉しいから、かな♪」

「そう、ですか。」

 早乙女優と菊池美奈が席に着いたことを確認してから、工藤直紀は席を立つ。

「それじゃあ俺も取ってくるわ。」

「いってらっしゃいませ。」

「優君。私のこのアイス、食べてみる?」

「いえ、自分の分のアイスは既に確保しているので問題ありません。それに、また食べたくなったら取りに行きますので。」

「もう~優君のいけず~♪でもそれが好き~~♪♪」

(・・・ま、菊地の方は元気になったかね。優の方も・・・問題なさそうだな。)

 工藤直紀は再度、二人の顔を見る。その顔は、いつも工藤直紀が何度も何度も見てきた顔であった。

(さて、どんなアイスを食べようかね。)

 工藤直紀は久々に食べるアイスを楽しみにし、どの味のアイスを食べようか考え始めていた。

 その後、早乙女優が再びアイスを取りに行った時、店員に話しかけられ、未発売のアイスを食べたことで、早乙女優はより一層楽しめたという話もあったが、それはまた別のお話。


「ふぅー。食った食った。」

「美味しかったねー、優君?」

「ええ、大満足です。出来れば今日の夕飯にまたこの店でアイスを食したいところですが、アイスばかり食べていると栄養が偏ってしまうので控えるとしましょう。」

((栄養が偏ってなければ食べるつもりだったんだ・・・。))

 工藤直紀と菊池美奈の考えがシンクロし、三人は食事を終える。その帰り道、

「優君、この後私の部屋に来てくれない?」

 菊池美奈は、早乙女優を自室に誘う。

「・・・何か御用であれば、このまま話していただいても構いませんよ?」

「ううん。私の部屋で、二人っきりで話がしたいの。駄目かしら?」

「分かりました。」

 菊池美奈と早乙女優との会話を、

「・・・。」

 工藤直紀は黙って聞いていた。

(大丈夫かね?なんか心配だな。)

 心のどこかで心配しながら。


「・・・優君、本当にまだ食べるの?」

「そうだぞ、優。何も今日食べなくても・・・。」

「いえ、別に今日食べたいから買うわけではありません。確かアイスのストックが少なくなってきたので、その補充に買っていくだけです。決して、これから食べるために買うのではありません。」

 道中にあったお店でアイス・・・だけでなく、食料を買い込み、社員寮に戻る。

「それでは菊地先輩、私はこの食べ物を冷蔵庫に入れてからお伺いしますね。」

「分かったわ♪体を隅々まで洗って、避妊具を用意して待っているわ♪」

「おま!?・・・はぁ、もういいわ。なんか疲れるし。」

 私は、疲弊した顔をしている工藤先輩の元から離れ、自室に戻ってさきほど買った食料を冷蔵庫に入れました。

 あ。もちろん、先ほど買ったアイスは全て冷蔵庫ではなく、冷凍庫にいれておきましたのでご安心を。

(ふふ♪)

 明日はどんなアイスを食べましょうかね。今から楽しみ・・・あ!?

(そうだ。)

 思わず、菊地先輩と話があることを忘れるところでした。アイスを見ていたら時間を忘れるところでした。恐るべし、です。

「行きますか。」

 どのような話をするのでしょうか。悪い話でないといいのですが・・・。


 早乙女優が自室に戻った頃、工藤直紀は菊池美奈に話しかける。

「なぁ?」

「・・・何よ?」

 菊池美奈は工藤直紀の呼びかけに、若干気分を悪くしながらも返事をする。

「これから優を呼び出して、何を話すつもりだ?」

「あなたには何も関係ないでしょう?」

 菊池美奈は工藤直紀の質問に、ぶっきらぼうに答える。

(そうか。)

 工藤直紀は、さっきの菊池美奈の答えで理解する。

(こいつ、間違いなく昨日の事で、優と話をするな。)

 菊池美奈は、先日起きた事件の事に関して、早乙女優と話をするのだと。

(別に話をするのはいい。けど・・・心配だな。)

 工藤直紀は心配していた。

(話をした後、明日ちゃんと出勤するんだろうか?)

 話をした後について、である。話をした後、体調を崩し、有休を使う可能性について考えていた。話の内容が内容なだけに、工藤直紀は今まで以上に心配しているのである。

 だから工藤直紀は忠告する。

「別にどんな話をするにしても、俺はお前を止めるつもりはない。優とどんな話をしようと、お前の言う通り、俺には関係ないかも知れないからな。」

「だったら・・・、」

「明日、何の日か知っているか?」

「明日?」

 菊池美奈は、明日が何の日か考える。

「何の日よ?」

 菊池美奈は、工藤直紀の言葉の意味が分からず、工藤直紀に聞き返す。

「会社に出勤する日だ。」

「はぁ・・・。確かに明日は平日だし、出勤日だけど・・・。」

 菊池美奈は、工藤直紀の言葉に呆れる。

「だから何よ?それが特別な日だと言いたいの?」

「必ず来いよ。」

 工藤直紀ははっきりと言う。

「今日、これから何をするかは分からん。けど明日、絶対出社しろよ。」

「・・・分かったわ。」

「それだけだ。じゃあな、お休み。」

 工藤直紀はそれだけ言い終えると、工藤直紀は自身の部屋に戻る。

(あんたに言われなくても分かっているわよ。)

 菊池美奈は、工藤直紀の言葉を受け止めつつ、自身の部屋に戻り、準備を始める。

「うふふ♪これで優君は私の魅力にメロメロで・・・えへへ♪」

 人に聞かれたら不味いような声を独り、発していた。

次回予告

『何でも出来るOLから小さな会社員への心情吐露生活』

 菊池美奈は早乙女優一人に向け、先日の出来事を、自身の過去を織り交ぜて話す。その話の内容に対し、早乙女優は自分なりの答えを菊池美奈に話す。


 こんな感じの次回予告となりましたが、どうでしょうか?

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