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小さな会社員の大学祭支援生活~その7~

 時は少し遡る。

「あー美味かった。」

 工藤直紀は、大学祭で出展している屋台を大いに楽しんでいた。

「肉美味♪」

 外で焼かれていた肉を喰らう。

「このジュース、肉を食った後に飲むとさっぱりするな。酸味が強いからかもな。」

 屋台オリジナルのジュースを飲む。

「やっぱ屋台といえば焼きそばだよな。」

 直前までと調理していた出来立ての焼きそばを喰らう。

「おお、忘れていた。これも屋台なら忘れちゃ駄目だよな。」

 焼きそばより若干冷えているたこ焼きも購入し、喰らう。

「・・・なんか俺、さっきから食ってばかりな気がするけど、別にいいか。」

 工藤直紀は、食後の腹ごなしをするため、大学内を散策する。

「へぇー。大学内でバンドをやっているのか。ちょっと聞いていくか。」

 大学生達の歌、演奏を聞く。

「・・・。」

 工藤直紀は、手すりに体重をかけ、気怠そうに歌を聞き続ける。

(そういえば、優達はどこにいるんだろうか。そもそも、この大学にいるのだろうか。)

 そんなことを考えていると、ある女性達が世間話をしながら工藤直紀の近辺を通る。

「ねぇ、聞いた?」

「ええ。なんでも、変な人がこの大学に来ているって。」

(変な人?誰の事だ?まさか・・・あいつか!?)

 女性達の話を盗聴し、工藤直紀はある女性会社員のことを頭に浮かべる。その女性会社員とは、工藤直紀と同じ会社に勤めている菊池美奈の事である。

「その変な人、なんか出展している女の人と口喧嘩しているって話よ。」

「ほんと、嫌な話よね~。」

(出展している人と口喧嘩?まさか本当に・・・?)

 工藤直紀は、菊池美奈が他の人と口喧嘩している様子を思い浮かべる。

(ありそうだな。これは、俺が止めないとやばいか?いやそもそも、本当にあいつが口喧嘩しているのか?)

 そんなことを考えていると、次の一言が、工藤直紀の足を動かすのに十分な決め手となる。

「なんでも、小さな子が近くにいて困っていたとか・・・、」

(絶対に優だ!!)

 その言葉とは、小さな子、という言葉。工藤直紀にとって、小さな子と早乙女優がイコールで結びついていた。

「その口喧嘩、どこで行われていたか知っているか!?」

「「!!??」」

 工藤直紀が突然話しかけたことで、女性達は驚き、互いの顔を見合わせる。

「えと・・・どちら様ですか?」

「ちょっと、怖い・・・。」

「あ、いや、俺は・・・。」

 工藤直紀は初見の女性2人に、自分は怪しい者ではないことを説明してから、口喧嘩がどこで起きているのか教えて欲しいことを伝える。

「それでしたら確か・・・ここです。」

 女性達は、自身が持っていたパンフレットの地図を工藤直紀に見せ、指で指しながら説明する。

(・・・ここか。)

 工藤直紀は場所を把握し、そこまでの経路を脳内で割り出し始める。その際、女性2人に感謝の言葉を伝える。

(さて、行くか。)

 工藤直紀は、口喧嘩が行われている場所へ向かう。

 少し時間が経過。

(あそこだな。)

 工藤直紀は、さきほど女性達に教えてもらった場所が見えるところまで来ていた。

(何か音が聞こえるな。)

 工藤直紀は、どういう音なのか、音の正体を探ろうと聞き耳を立てる。

(この音・・・もしかして、何か壊れる音か?)

 工藤直紀は、音の正体が気になり、そっと部屋の中を覗く。

(!!??)

 その光景は、早乙女優がハサミの刃を素手で握り潰していたものだった。その様子を見て、尋常でない何かが起きているのだと一瞬で理解する。

(あの力だけじゃねぇな。)

 工藤直紀は、さきほど見た早乙女優の様子の変化にも気づいていた。

(優の様子がおかしい時に、あいつは何をやっているんだ?)

 工藤直紀は、部屋の中を誰にもばれないよう覗きながら、菊池美奈を探す。

(いた・・・あ?)

 工藤直紀は菊池美奈を見つける。それと同時に、菊池美奈の異変に気付く。その異変はとは、菊池美奈の体についている傷、そして赤い血だった。

(あいつ、もしかして怪我したのか?)

 怪我した菊池美奈に、激怒の早乙女優。そして、追い詰められている謎の女性。それらの状況から、工藤直紀はある仮説を立てる。

(もしかしてあの女、菊池美奈に怪我を負わせたのか?それで、優が怒った、というところか。)

 工藤直紀が考えている時、

「さて、貴様が菊地先輩を傷つけたのだから、俺もお前を傷つけさせてもらう。」

 早乙女優の声が聞こえる。その声の内容から、今から早乙女優は、目の前の女性に何かしようとしていることが容易に想像出来た。

(!?や、やべぇ!!)

 工藤直紀は、早乙女優の並外れた力を知っている。だからこそ、早乙女優の目の前にいる女性の危機を、早乙女優が犯罪者になる危険性を危惧したのだ。

(止めねぇと!)

 早乙女優の行動を止めるため、工藤直紀は自身の体を動かし始める。そして、早乙女優の腕を掴む。

「それまでだ。それ以上は御法度だ。」

 工藤直紀は、早乙女優がこれから目の前の女性を殺すと悟り、忠告する。

「工藤、先輩・・・。」

 今の工藤直紀は、どうしてこんな状況になったのかは分からない。だが、このまま時の流れに任せていたら、確実に優が殺人犯になる。そう思い、工藤直紀は真っすぐ早乙女優を見て、自身の体、言葉をもって制止させたのだ。

(よかった。どうやら俺の声は聞こえているみたいだ。)

 工藤直紀は、早乙女優に自身の声が聞こえていたことに安堵の心情になる。

(さて、どうしてこんな事態になったのか、きちんと説明してもらわないとな。)


 時は戻る。

「さて、どうしてこんなことになったんだ?」

 工藤直紀は早乙女優の腕を掴んだまま、早乙女優に問う。

「・・・こいつが、菊地先輩に怪我を負わせたんです。」

 早乙女優は工藤直紀に説明を始める。そして、三島美香子に鋭い睨みを利かす。

「ひいいぃぃぃ!!!???」

 三島美香子は、早乙女優の睨みにものすごく怯え、恐怖で声が震える。

「優、睨み過ぎだ。」

 工藤直紀は早乙女優に注意した後、呼吸を整え聞きたいことを聞く。

「それだけじゃあないんだろう?」

 工藤直紀は、早乙女優がどうして怒っているのか、その理由を聞く。

「・・・こいつは菊池先輩にわざと怪我を負わせたにも関わらず、一切謝らず、理不尽に菊地先輩を罵ったんです。その行為、私は決して許しません。」

(・・・なるほど。)

 工藤直紀は、早乙女優が怒っている理由を理解する。

(もちろん、菊地に手をだしたこの女が一番悪いが、優の前で怪我をしたこいつにも原因がありそうだな。普段なら絶対怪我しないのに、どうして怪我なんてしたんだ?場合によっては、優が激怒するって分かっていると思うんだがな。)

 工藤直紀には色々言いたい事が色々あった。

(まずは優からだな。)

 工藤直紀は優に言うべきことを言う事にした。

「優。いくら怒っているからって、暴力で反撃するのは駄目だ。不利になるのは優の方だからな。優の事だ。分かってくれるよな?」

 工藤直紀は出来るだけ優しく、頭を撫でながら注意する。

「・・・はい・・・。」

 早乙女優は工藤直紀の言葉を受け止め、さきほどまでの態度とは180度異なり、怒の感情を完全に鎮め、完全に落ちこんでいた。

「だが、あいつのために怒って、行動してくれたんだよな。あいつのために、誰かのために行動してくれて、俺は嬉しい。ありがとな。」

 工藤直紀は早乙女優の頭を撫で続ける。

「いえ、結局、菊地先輩を護ることが出来ませんでした。申し訳ありません。」

 早乙女優は菊池美奈の守護に失敗し、工藤直紀に謝罪の言葉を述べる。

「ううん。俺から見たら、お前は十分守っていたと思うぞ。後、その謝罪は多分、俺にじゃなく、あいつに言ってやった方がいい。そしたらあいつが喜ぶと思うぞ?」

「はい・・・。」

 工藤直紀は次に、菊池美奈に声をかける事とした。

「おい。お前、何うずくまっているんだ?」

 さきほどからずっと動かない菊池美奈を見る。その目は、普段勝ち気で我が儘な女生徒はうって変わり、何もかもどうでもいい、そんな目をしていた。

「お前がそんなだから、優があそこまで暴走したんだろうが。少しは反省しろ。」

「・・・。」

 工藤直紀の言葉に、菊池美奈は何も反応を示さない。

(返事なしかよ。)

 工藤直紀は、菊池美奈の態度に若干呆れつつ、三島美香子の方を向く。

「すまなかった。」

「「!!??」」

 工藤直紀は三島美香子に向けて頭を下げる。早乙女優と菊池美奈は工藤直紀の行動に驚きを隠さない。

「こいつらが余計な事をしてしまったみたいで申し訳ない。ほら優、お前も頭を下げろ。」

 工藤直紀は早乙女優に、頭を下げるように告げる。

「すみません、でした・・・。」

 早乙女優は渋々、といった感じで三島美香子に頭を下げる。

「・・・。」

「ほら、頭を下げる!」

 菊池美奈は自ら頭を下げなかった。なので、工藤直紀は菊池美奈の頭を下げさせる。

「本当に、すみませんでした。」

 工藤直紀は、詳細な出来事は分かっていない。だが、この女性、三島美香子から手を出したことは容易に推測出来た。だが、さきほどの早乙女優みたいに、暴力で返そうなんて考えていなかった。その代わりに、穏便に事を済ませようと、自ら頭を下げたのである。そして自分だけでなく、早乙女優や菊池美奈にも謝罪の意志があると伝えるため、頭を下げさせたのである。

「・・・。」

 少し、無言の時間が流れる。

(これでどうだろうか?)

 工藤直紀は、さきほどの早乙女優と違い、大人な対応をした。相手が悪くても、自ら先に謝罪する。こうすることで、三島美香子の矛を収めようとしたのだ。

 この工藤直紀の行動は、

「ふっざけんじゃないわよ!?」

 実を、結ばなかった。

 三島美香子は、これまで自身が受けた精神的苦痛を反射させるかのように、周囲に怒鳴り散らす。

「私があそこまでやられたのに、あんな無価値な人間どもの頭を下げられたくらいで許せと?ざけんな!!」

 三島美香子の言葉の暴力は留まらない。

「私をあんな目に遭わせるなんて絶対、絶対許さない!!!慰謝料を請求するわ!あなた達の全財産をよこしなさい!そして、私の目の前でむごたらしく死になさい!」

「・・・。」

 工藤直紀は何も言わなかった。言えば、この状況がさらに悪化すると判断したためである。そのため、工藤直紀は何も言わず、三島美香子に発言させ続ける。

「死んでも絶対許さない!死体を標本にして、毎日毎日刺しまくって、貴様らをストレスのはけ口にさせてもらうわ!!」

(いくらなんでもひど過ぎるだろ・・・。)

 工藤直紀は三島美香子の怒り、言葉に苛立ちつつも、感情を表にださないよう努力する。

「!!!???」

 三島美香子は、自身が苛立ちをぶつけているのに一切様子を変えない工藤直紀達にさらに苛つく。

「!!??」

 工藤直紀はどこからともなく衝撃が走り、おもわず膝をついてしまう。

「!!!???く、工藤先輩!!!!????」

 早乙女優は、突然工藤直紀が倒れかけた事に驚き、工藤直紀を支える。

「その怪我・・・!?」

 そして、工藤直紀の腕に怪我が出来ていた。それも、つい最近出来たばかりの様な、真新しい傷だった。

「手始めに、急に出てきて鬱陶しいその男を潰すわ。私の地位とお金で、お前を生きられなくしてあげる。今後、陽の光を浴びられるなんて生ぬるい考え、ぶっ壊してあげる。」

 三島美香子のバッグには、バッグに似合わない赤い模様が突如浮かび上がる。

(こいつ・・・!!)

 早乙女優は、工藤直紀の傷、三島美香子のバックに突如出来た赤い模様を見て、三島美香子が工藤直紀をバッグで殴った事に気付く。そして、バッグに突如出来た赤い模様は、工藤直紀の赤い血によってつけられたものだと推測する。

「駄目だ。」

 工藤直紀は、早乙女優の異変にいち早く察知し、早乙女優の腕を掴む。

「ですが・・・!」

「暴力に暴力で対抗しちゃ駄目なんだ。例え、知り合いが傷つけられたとしても。」

 早乙女優は拳を握り、行き場のない力を発散する。

 早乙女優は、工藤直紀の言い分を理解していた。

 だが、大切な人を傷つけられても何も出来ない。そんなもどかしさを覚えてしまう自分に苛立ち、拳を力強く握ることでしか苛立ちを緩和することが出来なかった。

「なら、暴力じゃなきゃあいいんでしょう?」

 この声を聞くまでは。

「え?」

 早乙女優は、聞き覚えのある声を聞き、声がした方を向く。

「この声、まさか・・・!?」

 工藤直紀は、自身が怪我している個所に突如何かが貼られたことに気付く。

「・・・これ、絆創膏、か?」

「そうよ。本当は優君のためにとっておいた高性能の絆創膏だけど。」

 そして、貼られたものが絆創膏であることと、菊池美奈が絆創膏を貼った事に気付く。

「菊地、お前・・・!」

 工藤直紀は、菊池美奈の変貌に驚いていた。

 何せ、さきほどまでうんともすんとも言わなかった人物がいきなり話しかけてきて、絆創膏を貼ってきたのだから。

「・・・優君、ごめんね。」

 菊池美奈は早乙女優に語りかける。

「私、今の今まで、過去に囚われていたわ。そのせいで、大切な優君を失いかけた。」

 菊池美奈は、自身の過去を振り返る。

 その過去には、自身に暗示をかける菊池美奈の姿が思い出される。当時の自分は、自身に暗示をかけ、事を穏便に済ませる事が最善だと思っていた。他の人が大怪我しようと死のうとどうでもよかった。当時の菊池美奈にとって、自分さえよければそれでよかったのである。

 だが、今は違う。

 今は、早乙女優という大事な人がいる。その大切な人の為ならば、例えどんなに事を大きくしても、大事な人を、早乙女優という人物を守るため、こうして立ち上がったのだ。

(この自己暗示、もういらないわ。)

 菊池美奈は、かつて自身にかけた自己暗示を自力で解く。

(今まで、ありがとう。助かったわ。)

 その自己暗示は、今まで自身の平穏を保つため、学生時代の知り合いに会う時だけ発動するようかけられていた。だから、学生時代の知り合いである三島美香子と会った時、自己暗示が発動し、動けなかったのだ。

(まったく。まさかあの酒乱に気付かされるとはね。)

 菊池美奈が自己暗示を解くきっかけは、工藤直紀が怪我した場面だった。

 工藤直紀が怪我をした場面が、早乙女優が怪我をした場面と重なって見えてしまったからである。実際、早乙女優は怪我をしていない。だが、もし早乙女優と工藤直紀の立ち位置が逆だったら?そう考えるだけで、菊池美奈に、自身に対する怒りの感情が渦巻いていく。

(・・・それにしても、どうしてあいつの姿と優君の姿が重なったのかしら?・・・今はそんなこと、どうでもいいわね。)

 菊池美奈は脳内で自問もするも自答出来ず、保留にする。

(さぁ、潰すか。)

 何せ菊池美奈にとって、自問に対する答えを考えるより、よほど大事なことがあるのだから。

「でも、私はもう大丈夫。優君、手伝ってくれる?」

 菊池美奈が早乙女優に見せている瞳は、いつも早乙女優に見せている瞳だった。

(菊池先輩、一体何を手伝ってくれと言っているのでしょう?)

 早乙女優は、菊池美奈が何を手伝って欲しいのか考察する。

(さきほどの言葉に瞳、それにあのUSB・・・そうか!)

 そして、菊池美奈の思考を理解する。

 菊池美奈の、「なら、暴力じゃなきゃあいいんでしょう?」という言葉。

 さきほどみせてくれた瞳は、いつも早乙女優に見せてくれる瞳。

 そして、菊池美奈の手に見えたUSBメモリー。

 早乙女優は、菊池美奈が手伝って欲しいことを理解する。理解出来て嬉しいのか、早乙女優の口角が若干上がる。その口角の上昇は、菊池美奈だけが分かった。

「分かりました。喜んで手伝わせてもらいます。」

 早乙女優は菊池美奈の言葉に賛同し、隣に並ぶ。

「優、分かっていると思うが・・・、」

「分かっていますよ。」

 早乙女優は工藤直紀の言葉を最後まで聞かずに発言する。

 早乙女優は、工藤直紀の言いたいことを理解していた。していたからこそ、最後まで聞かなかった。

(もう、腕力等の物理的な力は使いません。)

 工藤直紀の言いたい事。

 それは、さきほどのように物理的な力を使うな、という事。

「いきますよ、菊地先輩。」

 早乙女優の掛け声に、

「ええ!社会的に殺してやるわ。」

 これから、早乙女優と菊池美奈の2人が全力で力を合わせて三島美香子を社会的に殺そうと反撃に転ずる。


 一方、

(あの2人を敵に回すとか・・・。終わったな、あの人。)

 工藤直紀は目の前で対峙している女性、三島美香子の終わりを悟っていた。

次回予告

『小さな会社員の大学祭支援生活~その8~』

 いつもの様子に戻った菊池美奈は、早乙女優と共に三島美香子を徹底的に堕とそうと動き始める。


 こんな感じの次回予告となりましたが、どうでしょうか?

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