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Cinderella4

「ところでシンデレラ、舞踏会って知ってる?」



これから起こる事を聞いてみた。



「舞踏会・・・?あぁ、お姉様達が今夜行くわ」



今夜?!


もうそんな時間なの?



「シンデレラは・・・行かないの?」


「・・・」



シンデレラは黙り込んで俯いている。



「・・・ドレスが・・・ないのよ・・・」


「ドレスなんて・・・っ。ドレスなんて関係ないわよ!そんなのなくたってシンデレラは綺麗だし・・・」



シンデレラは顔をあげた。



「こんなボロイ布キレきた女の子なんて笑いものよ」



シンデレラの瞳から一粒の涙がこぼれた。



シンデレラ・・・。


そうよね。


私がシンデレラの立場なら・・・きっとそう思うに決まってるわ。



「ごめんなさい」


「いいのよ。まぁ・・・光里ひかりさんの言ったことは正しいと思うわ」



シンデレラはニコッと笑う。


でも・・・その笑顔はさっきとは違う。


無理に笑ってるよね?


私は・・・シンデレラにそんな顔をさせるために聞いたんじゃないよ。




夜。


とうとう夜になった。


今宵は舞踏会。


村(?)の女性達が集まって来る。


シンデレラのお姉さん達も準備をしている。



「シンデレラ!靴はどこ?」


「シンデレラ!リボン知らなーい?」


「シンデレラ!ネックレスどこにあるの?」



「はぁい!ただいま!!」



お姉さん達はシンデレラをこき使う。



なんなのよ?!


そんなにキレイにしよったってね!


美人にはなれないのよ!!



お姉さん達は準備を全て整え、家を出ようとしている。



「シンデレラ!家のことは・・・よろしくね」



お姉さん達はそう言い残して出て行った。




・・・。


家の中には私とシンデレラの二人。


しーんとしている。



「シ・・・」「光里ひかりさん」



私とシンデレラの声が重なる。



「何?」


「私の代わりに・・・舞踏会に行って来てくれない?」


「・・・え?!」



どうゆう・・・事?!

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