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気がつけば年下女房

島田和彦は、四十才でばつ一の男性で、彼は、普通のサラリーマンである。

彼は、遊び半分で酔いつぶれていた女を自宅におもち帰りをした。

女は、和彦に、「帰る所ないの」という一言で、一人暮しの寂しさに負けて彼女を受け入れてしまう。

彼女の名前は、森山絵美という名前である。

彼女は、初めて料理をして、目玉焼きを作って朝食の支度をしたのであった。

彼は、ひさしぶりに朝食に嬉しかったが、目玉焼きは、こげて、目玉がカチカチのものであったが、和彦は、黙って食べていた。

絵美は、「あの電化製品使い方わからないの」といい、彼は、炊飯器、掃除機、洗濯機、冷蔵庫の使い方すべてわからなかったので、和彦は絵美に聞くと、「乳母が、全部してくれたので、わかりません」ととんでもないもの拾うってきたと思っている。

彼女は着のみ着のままだったので、洋服を買いにでかけ、シマムラにつれていくと、「私、お金の使い方知りません」といい、洋服代は、和彦が出してくれた。

絵美は、「庶、庶民の服でもなかなかの物ね」という彼女である。

彼は、彼女に「ぼくの給料じゃ、ここがやっとだよ」といってなぐさめる彼であった。

和彦は絵美に「御両親が心配しているじゃないか」というと、彼女は「心配するものですか、がんこおやじ」といっていいかえすと、「実家にあいさつしないと」というと彼女は「いいの」と口を閉ざした。

和彦が絵美に「今日の晩、なににする」というと「舌びらめのムニエル」というと、「おれの給料じ無理だ」と答え、がっかりする絵美である。

和彦は絵美を焼き鳥屋に連れて行くと、「庶、庶民の味ってこれね」と感動している彼女であった。

和彦は、慣れた手口で、「生ビールとじゃんじゃん焼いてくれ」といって絵美は、珍しそうに食べているとそこで主人が「彼女かい」というと「いや、同居人」といい、絵美の心の中で、「妻」っていって欲しかった。

主人は、も一言いい、「今は、一千まじえるのかい」といわれると、絵美は、赤らめて、「いやだ」といってる彼女である。

和彦は絵美をつれ、足早にアパートに戻った。

二人は、初めて同じ布団で休み、何もなかったのは、和彦が、絵美を大切にしているkらだった。

絵美が金の使い方を知らないので、和彦が、夕食の買物をしてくれていた。

和彦に絵美は、「私、カードで買うからいい」というと、和彦は、「お嬢様育ちとぼくとはちがうんだから」といって二人は仲良く暮している内に、和彦の誕生日をむかえ、彼は、古い時計を大切に使っている和彦に、カードで、「パテック・フィリップの時計」をプレゼントしたがカードが止まって使えなかったので買えなかったのである。

それが買えなかった絵美は、がっかりとして帰ると絵美は和彦に、「カードが使えなかったから、時計買えなかったというと、和彦は、「気持ちを受け取るよ」と優しくなぐさめる和彦であった。

それからしばらくして、アパートに乳母がたずね、「バヤ」というと「お嬢様こんな安っぽい服を着られてご苦労なさったんでしょう、家に戻りましょう」というと絵美は、「私、和彦じゃなきゃ生活できないの」というと乳母は、「婚約者の西山様がいらしゃるでしょう」というと和彦は、絵美に、「家に帰りなさい、君とぼくは、すむ世界がちがうんだ」といって、乳母と絵美は屋敷に帰ったあと、和彦は、絵美のいないさびしさから、気がめいりへやの掃除もろくろくもせず元の中年一人生活に戻った。

絵美は、両親に、「好きな人ができたの、森山さんとの婚約破棄して下さい」というと父親は怒り、「おまえという娘は、さんざん心配かけておきながら、おまえという娘は私の娘じゃない、家を出て行け」といわれ、家を出されてしまう彼女であった。

彼女は、居場所がなくなり、和彦のアパートに戻ると牛乳箱の内の合鍵あけ、部屋は、ひっくりかえるくらいちらかりようだったからかたづけながら、「私は、和彦の家にしか帰れない」と思い、かたづけていると、和彦が、「どうしたんだ」というと「私、家を追い出されたの。あなたの家しか帰るところがないの」というと、和彦は優しく絵美に、「おれも君がいないとくらしていけないな」といって、抱きしめあった。

この二人は、又二人ぐらしの生活に戻り、絵美もたくましくなり、和彦の為にお弁当作りにはげむようになり、まるで、新婚さんの生活を送った。

しばらくして、和彦は、絵美に「入籍しよう」と告げ、絵美は、「ハイ」と答え、二人は入籍した。


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