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作者の末期的妄想シリーズ

哀れなる進化

作者: 雷光

Part2!!

作者の短編小説!!Σ(∵)


今回も妄想ハツラツ!

人類は貪欲にあらゆる物を欲した。


人類は空を飛びたくて“飛行機”を作った。

海の神秘を知りたくて“潜水艦”を作った。




だが、人間の欲は収まらない。新しい光が生まれると、新しい闇が生まれるように。




そして人類はさらに求めた。

飛行機では飽き足りず、虫の羽ばたくメカニズムを理解して、人間の重さに耐えきれる翼を作り、脳波の信号で自動的に羽ばたかせる事に成功。


海の神秘を自ら知りたくて、強靭な潜水スーツに葉の光合成のメカニズムを組み入れ、単独潜水スーツを製作。異常がなければ12時間以上潜っても問題ない成果までになった。



しかしそれと同時に世界各国で問題が発生した。

虫の羽ばたきメカニズムを手に入れた結果、独立国家の目に止まり、レーダー探知不可の空襲爆撃に使うという事態が起きた。

そしてそれを繰り返すと今度は資源の枯渇が始まる。その乏しくも舌をそそる資源を狙う国があるのも明白。よって深海まで行ける潜水スーツを使った密流も行われる。



そうした結果、地球は死滅した。

人類の進化によって。だけど人間は生きた。その貪欲は地球を死滅した後でも進化し続けた。


食料が尽きようとも、プランクトンに目がつき、人々はそれを食べれるよう進化した。

二酸化炭素しかない空気でも、単独潜水スーツの技術を使い生きれるようにするどころか、海で住めるようにすらなった。



いつしか人間という概念は消えていた。

ある人間は二酸化炭素を酸素として扱い地上で呆然と生き、ある人間は海へと住み着いた。


ここまでくると笑い物だ。

ただ二酸化炭素を酸素に変えるしかできない人間は、植物と何が違うのか?

海でエラ呼吸をして生き続ける。これが魚と何が違うのか?


進化に求められるのは鋭利的な極度の能力。

それはすでに異なる種族達が成し遂げている。




――――じゃあ進化って、何だろう。




その問いは、誰も答えはしなかった。

今日もまた。人間は進化を求め続ける。

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