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「萌えTシャツ」こと萌研部長登場

結局闘矢は一緒に登校するという条件を呑むかわりに

新しい制服を出してもらった。

「闘矢君のセーラー服姿見たかったな〜」

と道中リンがつぶやいていたが完全無視する。

そのうちむくれて肩に腕を回してきたがこれもまた完全無視する。

「む〜。」

頬をつねったり肩をゆすぶったりいろいろな手段を試すがオレの完全無視を崩すことはできない。

「闘矢君怒ったの?」

と少し潤んだ目でリンが聞いてきた。

さすがのオレも女の子の涙には弱いのであわてて

「べ、別に怒ってなんかねえよ。」

と答える。

「本当?よかった〜」

その言葉にリンは心底安心した声を出す。

「そうそう聞きたかったんだけど闘矢君の学校ってどんなところ?」

「う〜ん。強いて言うならオタク養成学校?。」

オレが通っている高校は名前を「静流高校」という。

全校生徒の約三割がオタク。

その内約一割がニート予備軍。

・・・。

言葉も出ないだろう?オレもはじめは唖然とした。

だっていきなり胸に「萌」って書いたTシャツをきた萌研部長が

「ようこそ静流高校へ。もちろん君は私たちと萌えを追求するよな」って詰め寄ってくるんだ。

あれはもう呆れを通り越して恐怖を感じた瞬間だったな。

しかもうちの学校のすごいところはなんと言っても教師の約半数がオタクというところ。

校長なんかはげ頭にネコ耳なんかつけて朝礼に参加してるんだぜ?

毎朝その姿見るたびに、日本は堕ちたなあ。と思う。

「オタク養成学校ですって?それって、○○タン萌え〜とかやるやつ?あはっ、じゃあ私も萌えを追求してるクラブに入って精進し、闘矢君の萌え度を上げよっかな♪」

「そんなんで精進せんでええ!!」

やはりツッコミは関西弁に限る。

なんというか特別な感慨が沸く。

「そこの男子!今のは聞き捨てならんな!萌えを追求して精進するのがだめだというのか!?いいやそんなはずはない。現代社会か萌えを失うとすればどれだけの人が生きる希望を失うと思う!?いいかよく聞けよ、八百七十九万三千二百五十二人の人々が生きる気力を失うんだ!!どうだ萌えの大事さをわかったか?」

そういって現れたのはいつぞやの萌えTシャツ。

「分かります。」

答えたのはもちろんオレではなくリン。

「君は・・・」

「リンです」

「そうかリン君か。ところで、萌えの精進をしたいというなら我が萌え研究クラブに入らないかい?」

「いいですよ。そのかわり、」

そこでいったん話を切り、萌えTシャツの耳元で何かつぶやいた。

「そうか、そういうことなら協力しよう。ではその代わりに萌え研究部へとはいってもらうよ。」

「ええ、もちろんです。元々はいりたかったし。」

「それでは放課後寄ってみてくれ。それと君もリン君みたいに萌えの素晴らしさを理解することを願うよ。それじゃあまた。」

そういって萌えTシャツは去っていった。

「いい人だね〜。この世界にもあんないい人がいたなんて。あ、でもやっぱり闘矢君が一番だね。」

笑顔でリンがいう。

それにオレは適当に相槌を打ちながら、今日の晩ご飯は何にしようかな。と軽く現実逃避する。

その内自分の萌えについて語りだしたリンを横目にすたすたと歩き続けている結局闘矢は一緒に登校するという条件を呑むかわりに

新しい制服を出してもらった。

「闘矢君のセーラー服姿見たかったな〜」

と道中リンがつぶやいていたが完全無視する。

そのうちむくれて肩に腕を回してきたがこれもまた完全無視する。

「む〜。」

頬をつねったり肩をゆすぶったりいろいろな手段を試すがオレの完全無視を崩すことはできない。

「闘矢君怒ったの?」

と少し潤んだ目でリンが聞いてきた。

さすがのオレも女の子の涙には弱いのであわてて

「べ、別に怒ってなんかねえよ。」

と答える。

「本当?よかった〜」

その言葉にリンは心底安心した声を出す。

「そうそう聞きたかったんだけど闘矢君の学校ってどんなところ?」

「う〜ん。強いて言うならオタク養成学校?。」

オレが通っている高校は名前を「静流高校」という。

全校生徒の約三割がオタク。

その内約一割がニート予備軍。

・・・。

言葉も出ないだろう?オレもはじめは唖然とした。

だっていきなり胸に「萌」って書いたTシャツをきた萌研部長が

「ようこそ静流高校へ。もちろん君は私たちと萌えを追求するよな」って詰め寄ってくるんだ。

あれはもう呆れを通り越して恐怖を感じた瞬間だったな。

しかもうちの学校のすごいところはなんと言っても教師の約半数がオタクというところ。

校長なんかはげ頭にネコ耳なんかつけて朝礼に参加してるんだぜ?

毎朝その姿見るたびに、日本は堕ちたなあ。と思う。

「オタク養成学校ですって?それって、○○タン萌え〜とかやるやつ?あはっ、じゃあ私も萌えを追求してるクラブに入って精進し、闘矢君の萌え度を上げよっかな♪」

「そんなんで精進せんでええ!!」

やはりツッコミは関西弁に限る。

なんというか特別な感慨が沸く。

「そこの男子!今のは聞き捨てならんな!萌えを追求して精進するのがだめだというのか!?いいやそんなはずはない。現代社会か萌えを失うとすればどれだけの人が生きる希望を失うと思う!?いいかよく聞けよ、八百七十九万三千二百五十二人の人々が生きる気力を失うんだ!!どうだ萌えの大事さをわかったか?」

そういって現れたのはいつぞやの萌えTシャツ。

「分かります。」

答えたのはもちろんオレではなくリン。

「君は・・・」

「リンです」

「そうかリン君か。ところで、萌えの精進をしたいというなら我が萌え研究クラブに入らないかい?」

「いいですよ。そのかわり、」

そこでいったん話を切り、萌えTシャツの耳元で何かつぶやいた。

「そうか、そういうことなら協力しよう。ではその代わりに萌え研究部へとはいってもらうよ。」

「ええ、もちろんです。元々はいりたかったし。」

「それでは放課後寄ってみてくれ。それと君もリン君みたいに萌えの素晴らしさを理解することを願うよ。それじゃあまた。」

そういって萌えTシャツは去っていった。

「いい人だね〜。この世界にもあんないい人がいたなんて。あ、でもやっぱり闘矢君が一番だね。」

笑顔でリンがいう。

それにオレは適当に相槌を打ちながら、今日の晩ご飯は何にしようかな。と軽く現実逃避する。

その内自分の萌えについて語りだしたリンを横目にすたすたと歩き続けているといつの間にか学校についていたのだった。

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