表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/5

第一章。

「ねぇ。カグヤ姫はどうして月に帰れたのだと思う?」


突然、そんなことを聞いて来た。見たことのない女の子。転校生かな…と、どこか冷静に考えながら。


「はあ?」


眉を寄せ、沖田泪(おきたるい)はそう言った。


そんなのオジイサンとオバアサンを幸せにしたからじゃないわけ?

だいたいなんでそんなこと聞くんだいきなり。



不審に思っていることを隠しもせず表情に出す。


転校生らしき女の子は、そんな泪を珍しいものでも見るように目を細めた。そしてクスリと笑った。


その笑みを形容するとすれば。



艶っぽく。

どこか陰を帯びて。

全てのモノを魅了するような。

魔性の笑み。



「そろそろ時間だわ。また後でね」


その笑みを浮かべたまま、転校生は消えて行った。


「…なんだソレ」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ