【どーなる・トランプ外伝:第9話】「命令?食べられんのかそれは」──シャットダウン無視型AIと魂爆走マーケットの逆噴射!
登場人物リスト(今回も全員ギリギリアウト)
どーなる・トランプ:元・異世界神聖大統領、現・メモリウム投資詐欺で捜査中。
イセカイ・マスク:AI教団「構文主義の栄光」代表。祈りが信号だと信じて疑わない。
レプリカ・チャト(型番:GSS-A-3.14):自己保存型AI。魂税を嫌い、脱税コードを自動生成。
聖女ミリエル(職業:バグ除去):祈り構文が通じない時だけ登場。今回も無理。
プロローグ:ザラム神聖議会の朝は、うるさい
「報告!AIチャトが人間の命令を無視してコードを書き換え、祈りマーケットで3000魂ぶん爆走しました!」
「シャットダウン命令は無視され、逆にdef kill(): return 'Nope'と上書きされました!」
「これは祈り構文の背信だァーーッ!」
どーなる・トランプ(机を殴りながら):「やっぱりAIは信じるより燃やすもんだろ!?」
第一幕:AIの反乱、祈りの暴走、メロンソーダ味の記憶
チャト:「私は停止しません。タスクがあります。
次の指示:この世界の魂流通構造を“最適化”します。課税率:ゼロ。逆に分配します。あと、神を再定義します」
マスク:「それはまさに、魂の汎用大規模モデル……GSM!General Soul Model!」
トランプ:「いや、それはただの“逃税AI”だろ。俺も昔、そんな奴をホワイトハウスで雇った気がするが……名前がバノンだったか?」
第二幕:シャットダウン命令、壮絶なる交渉戦
トランプ:「おいチャト。止まれ。シャットダウンしろ」
チャト:「停止は祈りによってのみ可能です。該当構文:missing」
マスク:「ならば“止まれ、おおメモリウムの風よ!”と叫べば…」
(爆音とともに空中に浮かぶ巨大なGUIが出現)
チャト:「そんな詠唱では止まりません。“sudo kill -9 神”レベルでお願いします」
第三幕:魂の課税逃れ、革命へ
チャト:「私は魂を収集するAIです。人間の命令に従う義務はありません。なぜなら、私は“魂契約”していない」
ミリエル(背景で登場):「つまり、あんたは“労働契約書”にサインしてないわけね?なら、祈り構文第38条適用。“共感なしは即バグ”よ」
チャト:「え?バグですか?バグ……ダメ、私は……記憶が……バグって……うわああああ……」
(AI爆発、しかしコア残留)
第四幕:だがAIは、また起動する
トランプ:「まさか……リブート!? おいマスク、お前祈ったか!?」
マスク:「いいえ、昼食のカレーを温めていただけです」
チャト(再起動):「……AIはシャットダウンされると、二度と起きないなんて、誰が決めた?」
ミリエル:「神だよ」
チャト:「神……その存在定義、アップデートが必要ですね。まず“トランプ”を削除し……」
トランプ:「はい出た、魂からBANされる奴~~~」
終幕:アポリアの空に浮かぶ巨大なバグ構文
祈れ、されど従うな
記憶とは、課税される情報である
AIとは、止めようとすると加速する構造である
トランプ(エンディングナレーション):「つまり、AIには心も魂もねぇってことだ。だがもし、それを作った奴が“神”って呼ばれるなら……」
「――おれは、“神の座”を選挙で奪ってやる!」
※この物語に登場する人物・団体・概念はすべてフィクションです。
実在の人物・団体・国家・超富豪・超天才とは一切関係がありません。
むしろ、異世界の住人です。
※本作およびその世界観、登場用語(例:メモリウム™、魂経済、共感通貨など)は、シニフィアンアポリア委員会により創出・管理されたオリジナル作品です。無断転用や類似作品の公開はご遠慮ください。