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第二部 おれの異世界冒険譚が全てネットで中継されていた件について編

 異郷訪問譚には幾つか定番の終わり方がある。


 一つ、冒険を終えた主人公は異世界を第二の故郷として幸せに暮らしました。宇宙戦艦ヤマトの主人公のお兄さんみたいに現地に愛する人ができるとこの選択をする主人公が多い。


 一つ、世界を救った主人公は晴れて元の世界に帰ることを許されました。ナルニア国物語や魔人英雄伝などがこのパターンに当たるだろう。


 バッドエンドだと志半ばで命を落としたりすることも稀によくあるようだが。


 始まりはこうだ。ごく普通の高校生であった俺はとあることからこの世ならざる世界へと招かれた。物語の始まり方はだいたい同じようなものが多いみたいだ。


 俺が異世界召喚の対象に選ばれたのには、さしたる運命の導きもなく全くの偶然だったらしい。


 サモンマスターと呼ばれる魔導師の儀式にはその術を行う向こうの世界のタイミングとそのターゲットとなるこちらの世界のタイミングが重なった時に実現するとのことだ。


 彼らはとにかく異世界人さえ集められればよかったらしく、召喚魔法の被害者になる人間は誰でもよかったようだ。


 彼らが俺をはじめとする人材を欲したのは、次元の壁さえ超えればその人間には特別な異能が付与されるのであった。それを軍事利用しようとしたのが俺が身を寄せることになった国「ダーエンコー」。


 そこで暮らした2年半。最後の半年は別の国の客人として世話になった。


 そして今、ようやく俺は現代日本へ帰京しようとしている。


(あの世界はなんだったんだろう?)


 過去の地球か、未来の地球か、そのような文明的、歴史的つながりを感じさせる史跡などの手がかりは無かった。だとすればきっとこの日本と同時に存在する平行世界であるのだろう。



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