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五、教え子の真海
風花は真海のおかげで楽しい高校生活を送っていた。真海は勉強もできて、字も綺麗。風花が授業中寝ていても、真海の綺麗な文字でまとめられたノートを見ると授業内容が頭にスーッと入っていった。勿論、自分のノートに書き写す。
今日も真海との平和な昼休み。
「風花…。実は私…。彼氏できちゃいましたーっ!」
「おぉ!おめでとう!同じ学校の人?」
「同じ学校じゃないよ。しかも年上です!」
「年上?ってことは先輩か。どうやって彼氏と出会ったの?」
「塾で出会った。」
なんだか真海の浮かれ具合が凄い。
「塾かー。ちなみに彼氏は何歳年上なの?」
「四歳年上だよ。」
と真海は風花に耳打ちをした。
(おっとこれは…。)
風花は真海の事が少し心配になった。
「彼氏は大学生ってこと?」
「うん!そうだよ!」
風花は交際経験は無い。
"塾講師のアルバイトをして教え子に手を出した"と言う事実が引っ掛かって仕方がない。
「風花に彼氏ができたらダブルデートしようね!」
私に彼氏とか…。それ以前に好きな人が現れるかも分からない風花であった。
違うタイプの風花と真海。
だから仲が良いのであった。




