三、友達の真海
風花が進学した高校は共学である。
クラスメイトに「幼い。うるさい。」と思っていても友達はできた。
「え、風花数学赤点?ヤバイよー。」
と真海が風花に言った。
真海は風花の友達である。
真海も女子の群れは嫌いらしく、価値観が似ている。風花程ではないが真海も身長は高めである。
「実は私、義務教育時代ほとんど不登校でさ。」と、ファミレスでパフェを食べながら風花は真海に包み隠さず過去の話をした。
「そうだったんだ。風花大人びてるからさ、全然そんな感じしないよ!大変だったね。辛かったでしょ?私でよければ勉強教えてあげるから安心しな!」
真海は勉強ができる子で、成績も上位だった。
「真海、ありがとう。頼りになります!」
と、風花は言った。二人は笑顔だった。
真海は勉強もできるし、恋愛経験も風花より豊富だ。価値観は似ているが正反対の二人である。
「風花はさ、彼氏欲しいとか思わないの?」
「彼氏が欲しいと言うより、好きな人が欲しい。まぁ、いつかね。」
「風花スタイル良いし、大人っぽくて落ち着いてるからモテそうだけどな~?」
「真海と違って彼氏いたことないからよく分からないんだよね。仮に男子から告白されたとしても、私がその男子に恋していなかったら100%振る。」
「それ勿体無くない⁉付き合ってから好きになるかもしれないじゃん?」
「それって相手の人に失礼って思うんだよね。」
「やっぱり風花は真面目だね~。」
風花もちゃんと女子(乙女)であった。




