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二、風花という人物
風花の高校生活が始まった。
「華のJK」と心踊らせるのが女子高生の醍醐味。しかし、風花は目立たずに高校三年間を静かに送る事しか頭になかった。
風花は幼少期、男の子向けの遊びが好きだった。ただそれだけで心は乙女である。初恋は幼稚園で経験済み。性格は少し冷静過ぎる部分がある。
風花は女子なのに女子特有の行動が理解できないことがしばしば。「連れション」は風花にとって意味が分からなかった。
「トイレぐらい1人で行けば良いのに。」
女子特有の「群れたがる習性」も風花にとって理解できない。女子のグループは偶数より奇数の方が面倒臭さが増す。
風花は義務教育時代、不登校だった為学力が低かった。しかし、地頭は悪くなかった。私立高校の専願入試で晴れて高校生になれた。確実に高校生になれるよう、偏差値が低めの高校を受験したのだが…。
「うるさいし、行動が幼すぎる。」
クラスへの感想がこれである。
「ある程度偏差値高めの高校に合格できるくらい勉強しておけば良かった。そしたらもっと大人で真面目な子が多かったはず…。」
と自分が歩んできた道を後悔する風花なのであった。しかし、過去があって今がある。




