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豆腐小僧

作者: 天川裕司

初めまして、天川裕司です。

ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。

また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。

どうぞよろしくお願い致します。

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬


【アメーバブログ】

https://blog.ameba.jp/ucs/top.do


【男山教会ホームページ】

https://otokoyamakyoukai.jimdofree.com/


【YouTube】(不思議のパルプンテ)

https://www.youtube.com/@user-vh3fk4nl7i/videos


【ノート】

https://note.com/unique_panda3782


【カクヨム】

https://kakuyomu.jp/my/works


【YouTubeドラマにつきまして】

無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、

お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。

基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。

創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪

出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬

でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、

どうぞよろしくお願いします(^^♪



タイトル:豆腐小僧


ある山奥で、豆腐小僧に出会った。


豆腐小僧「豆腐はいらんかね〜?ねぇそこの君、豆腐食べない?このお豆腐、おいしいよ?」


なんだか昔の身なりをした子が近くまで寄ってきて、

そう言った。

でも相手が悪かった。

俺は妖怪にかなり詳しいのである。


「…あの、もし間違ってたらごめんなさいだけど、君、豆腐小僧だよね?違う?」


豆腐小僧「………そうだけど」


なんか見破られたと言う感じでその子は少し黙った後、正直にそう答えた。


「…だよね?あのさ、その豆腐、食べないよ?だって食べるとさ、体中にカビが生えて殺されちゃうんでしょ?」


豆腐小僧「……」


その子はずっと黙り込んだまま、

俺の顔を不思議そうに見ているだけ。

「どうしてわかったの?どうして僕のこと知ってるの?」

と聞いてくる。

今はいろんな情報があって、君だけじゃなく、

他の様々な妖怪の事、その妖怪がどんな能力を持ち、

どこ出身で、どんな経歴があるのか?

いろんなことを現代人は

もうすでに教えられて知ってるんだよ?

と教えてやった。


その子は落ち込んだようにまた黙り込んでしまった。

ちょっと可哀想になってくる。

編み笠をかぶり、昔に流行ってたような着物を着て、

片手に盆を持ち、その盆の上に豆腐を乗っけてる。

その出で立ちがひどく寒く、

場末のように感じられ、悲しくなった。


「もう自分の出る場所は無いのか」

なんて言った感じに悲しく立ち去ろうとした時、

「あの、ちょっと待って」

と俺は呼び止めた。

そしてアドバイスをしてやったんだ。


「食べられない豆腐じゃなくてさぁ、食べられる豆腐を持ち歩いてそれを人に勧めてみたらどう…?」と。


その子はハッと顔を上げた。

まるでそれまで気づかなかったような感じ。

それから今にウケるような豆腐のレシピを調べ始め、

今では別の出で立ちで豆腐を持ち歩き、

人に勧める形で売っていると言う。


その姿は、編み笠に昔風の着物、そして徒歩…

というのじゃなく、自転車に乗ったり

車をゆっくり走らせたりし、現代に溶け込む感じで

従来の豆腐小僧とはわからない出で立ち。

服装も、現代の洋服に変わっている。


今日もどこかでお豆腐を売ってるのかもしれないね。

ちゃんと食べられるお豆腐を。



動画はこちら(^^♪

https://www.youtube.com/watch?v=pZr7BJwV5GY

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬


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