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居場所

作者: 朱雪藍

ある「仕掛け」を施してあります。暇な人は探してください。一応物語性を持った詩のつもりで書きました。


安心して、自分の存在を意識する、瞬感。


意識せずとも、意識しているという不思議を、


渦巻く脳内で感じている私わ、


エネルギーに満ち溢れている。溢れろ!


音楽のように、偉大で、繊細であれ!


過去の美しさと、「今」にすがる。


きっと私の居場所はここにあり、


苦しみも悲しみもここにあるのだから。




稀有なまなざしを見よ。


このか細いまなざしの中に燃ゆ、


更なる光を、認識せよ。いや、


死にゆく者たちのまなざしも、


全て受け止め、


聖人たちの宴に混ぜるのだ。悲しむ


素振りも、どこかに消える。草をはみ、


他愛のない会話で生きるものは束の間、


近寄りがたくなるものさ。木こりの斧、船の帆、


釣り人の竿のように、あるべき事さ。だから前へ、


天までと進む義務がある。畏怖


とか、そんなものは必要じゃない。あるのは火


など、「本当」にあるべきものだけさ。信ずるものは


憎しみなど背負わない。そうなんじゃないの?


主は貴方を歓迎するし、私も歓迎するからね。


猫と戯れても、何をしてもいい。でも、死ぬ、


のさばる悪が、なんてマイナスな言葉はダメだよ。他に


恥を知らない奴も多いから、気をつけな。


人じゃないものがいるといってもいい。でも大切なのは信じること。


普通を、自分を信じて。


変なものには惑わされない、強い心を持つ。


本当はそれだけでいる意味を持ち、


魔に屈することはなくなるんだけど、そんな奴も昔はいた。


みたいな昔話をしたらキリがないね。嘘嘘、


昔だから、大丈夫。刺せ!


目を!体を!歯向かうものは殺す!


問題ばかりだったあのころには、絶対戻さないし、


矢が飛び交うような世界も来ない。来たら、俺が何とかするさ。


由緒正しいこの土地を、治める俺がな。住めば都、


よく言われるぜ。名産はうまい酒。


楽観的な奴が治めてる。あいにく、


林檎は足りてるんだ……って、隣のじいちゃん、また酒のんだな?好き、


瑠璃みたいに光る酒がな。なんて言って、もうこんな年か。


礼儀正しいじいちゃんは、昔だけだったな。あだ名が塩、


老師……いろいろあって、思い出せねえ。


忘れっちまったな。そんなことより、いい場所だろう?


をかし、みたいな場所さ。ああ、すごくいい。


ん、お気に召さなかったか?でもよ、それでもいいんだ。ああ。



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― 新着の感想 ―
[良い点] 頭が、あいうえお順なのは気づきましたが語尾の方は感想欄を読むまで気づきませんでした。 うーん、まだまだでした。 [気になる点] 前書きの「市」は「詩」ですか? 前書きは誤字報告できないみた…
[一言] い場所は2つですね。 前の方と後ろの方。 私も同じ趣向で返そうと思ったのですが、難しくてやめてしまいました。 結構、苦労されたのでは?
[一言] あいうえお作文+語尾が逆あいうえお作文になってるんですね。 遊び心があってよかったです。
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