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7 ダンジョン編

久々の投稿でごめんなさい。

長らくお待たせしました。

体調を崩した訳でもありません。

ただのサボりです。

まぶしい朝日の光で目が覚める2人。

しかし、スカーレットはまだ眠そうであった。

なんていったって、彼女は戦闘狂だ。ダンジョンなんて彼女にとっては宝石箱のようなものだ。楽しみで眠れないのも仕方がないことであるだろう。

misa「眠そうだねー、大丈夫?」

そう声をかけるmisaにスカーレットは、顔をブンブンと縦に振る。おそらく眠たくても戦いたい衝動は、なくならないようだ。

時刻はAM.8:00。わりと早起きした予定。

この時間からダンジョンにプレイヤーがいると、自宅を警備している人しかいないだろう。もしくわ、このゲームにもどうやら、プロゲーマーというものが存在するらしくその人が素材集めなどのために、やっているだろうというくらいだ。


このゲームは、発売されて、まだ2ヶ月だが、500万人以上のプレイヤーがいる。misaは、このゲームに入ってまだ、3日目だった。しかし、既にmisaの行動はネットで有名になっていた。


モブモブ男「砂漠のフィールドにバカ速い初心者プレイヤーがいるから行かない方がいいぞ」

モブ子「そうよ、私も一瞬でやられちゃったからねー、それも4人行動してるときに」

ワルオ「あんたらが油断してただけじゃね?」

モブモブ男「いや、俺らから仕掛けて負けたんだ。あれは、初心者のふりをした化け物だ」

waluo_11「初心者に負けるお前らはもうオワコンw」

mobich「まだ砂漠にいるはずだから、お前らも戦いに挑めよ!ヘッドショットぶち込まれて終わりだからよ!」


このように、最初に戦ったプレイヤー達がネットに投稿して、少しだけ話題になったりしていたらしい。そんなことを知らないmisaは、ダンジョンに向かう準備をちゃくちゃくと進めていた。

misa「スカーレット〜、準備できたー?」

と、スカーレットに聞くも反応がない。と思っていたが、その後すぐにドタドタと走ってくる音が聞こえた。

スカーレット「お待たせしました!行きましょう!」

スナイパーライフルを背中に背負って走ってきたようだ。

スカーレットは、スナイパーライフルをとても気に入っており、寝るとき以外は肌身放さずに持っているらしい。misaは作ってあげてよかったと、満足をしている。

misa「それじゃあ、出発しよっか」

スカーレット「おぉー!!」

こうして、ダンジョンに向けて出発した。


ダンジョンまでの距離はmisaからすると、5秒程度の距離だが、普通のプレイヤーや、スカーレットからすると、20分ほどかかる距離だ。その距離をゆっくり歩いていった。その道中に事件は起きた。


???「あんたが噂の神速の初心者か?」

と声を掛けられたのであった。ネットの情報を頼りに近くまで来たプレイヤーが、10人程度来ていた。

misa「あんた達はなにもの?」

突然声を掛けられたが冷静に聞いた

ネク「あはは!質問に質問を返すなんて面白い子だね!面白いから教えてあげる!私はネク。クラン[暁の光]のリーダーで、全プレイヤー中100人に入るくらいには、強いプレイヤーだよー」


[暁の光]とは、PvPの戦いに関しては高い連携力と個人の能力が高いことで有名で、中でもリーダーのネクは、一般プレイヤーが考えもしない行動をして相手の虚を突くのが得意とするプレイヤーで指示役としてチームを引っ張っている。クランとしても人気だが、ネクがずば抜けて強いことで有名で次の大会の優勝候補とも言われている。


misa「ふーん。そんな有名さんが何かようかな?」

強いプレイヤーを目の前になんともないように返事をしていた。

ネク「いやー、この辺にバカ速い初心者がいると騒いでてそれらしいプレイヤーを見つけたからねー、声をかけてみたくなったの!」

ネクはそう言いながらナイフを思いっきり突き刺しにいった。ネク自体、AGIが400と高く振っていて、全力でナイフで刺しにいった。

もちろん。当たるはずもなかった、misaはそのナイフを避けるように見せかけて一瞬で取り上げ、背後に回り首元に近付けていた。

ネク「あはは!あんた本物だったのか!これは本当にバケモンだわ!速すぎて目が付いて行かなかったよ!」

高笑いしながら楽しそうに言うネク。misaは奪い取ったナイフが偽物であることにそこで気付いた。

misa「初対面の相手にナイフ振るって化け物はないんじゃないかな?」

怒りを抑えながらも少しイラッとした様子で聞くmisa。

ネク「んー?怒らせたのならごめんごめん、

1つ提案、あんたうちのクランに来なよ。装備とかレベル上げとかなんでも手伝うから。あんたみたいなプレイヤーが欲しいんだよ!」


突然の誘いで驚いた様子のmisaだが、誘るのが当然のようなものだ。なぜならネクはトッププレイヤーと対戦したりするのは、何度も経験をしているが、行動が見えなかった経験はないのだ。初めて自分が見えない相手を見つけたのだ、それはある意味自分が求めていたプレイヤーにも当てはまるらしい。ネクのクランは重火力のメンバーが多く、中盤くらいにネクが攻め込んで勝つことが決まったパターンなようだ、単純に詰めるプレイヤーがネクしかいない感じなのだ。そこに自分より速く行動することができるなおかつ完璧にその速さを使いこなすプレイヤーがいたのだ、自分のクランに欲しいはず。

misa「お断りさせてもらいます。」

その言葉はネクが誘ってすぐに返された言葉だった。ネクは、困惑した。それなりに強いクランである所になぜ来ないのか、

ネク「理由を聞いてもいいかな?」

ネクには、不思議でしかなかったが、今まで他のプレイヤーに同じような質問をしてきたが、断られたことがなかったのだ。

misa「私は自分のクランを作りたい」

その答えは、とても単純でネクからすれば、1番イライラする答えだったのだ。なぜ強いところからスタートしないのだ、わざわざ弱くある必要があるのか、色々とイライラして怒りが爆発してしまった。


ネク「そっかぁ、なら力ずくで入ってもらうしかないね。その赤髪を捕まえな!」

そうネクが叫ぶと、重装備のプレイヤー達がいっせいにスカーレットに向かって走り出した。

スカーレットは、近付いてくる重装備のプレイヤーが怖くなり目を閉じてしゃがんだ。

すると足音が聞こえなくなった。スカーレットが目を開けて立ち上がって周りを見ると、数人のプレイヤーが倒れていた。

ネクは何が起こったのかと思ったが、それが何故かすぐにわかった。重装備達の前にmisaが手を前にして立っているのだった。

その手の先には、10メートルくらい吹き飛ばされている[暁の光]のメンバーで1番の重装備を着けているプレイヤーが飛んで倒れていた。


misaは、スカーレットが目を閉じてしゃがむタイミングで、既に飛び出していた。しかしそれはプレイヤー達と逆向きにだった。一度全力で加速して離れて、急停止せず、ゴムが引っ張られるのと同じような原理で足に力を入れ、反発力を使い、何倍もの加速を追加して突っ込んで行ったのだ。

その力を耐えれるプレイヤーはいないだろう。


ネク「ふーん。あんたそんな器用なこともできるんだね、余計欲しくなっちゃった」

ネクはmisaに対しての興味がより増えた。

ネク「今回は諦めるけど、あんたの名前聞いてないから教えてよ」

と言われて、misaは答えた。

ネク「misaね、1つ言っとく、あんたを手に入れるためになら、私は何でもするからね、覚悟しといて」

ネクはそう言いながらスカーレットを見た。

ネクからすればスカーレットは、弱点でしかないと思ったのだ。それもそのはず、今回、スカーレットは、何もしていなかったのだ。そうなれば、弱いから何もできないと思われても仕方ないことだ。ネクは後ろを振り返り離れて行った。

misa「スカーレット、1発かましてあげな」

misaにそう言われ、スカーレットは、目を見開き、本当に良いのか?と思いながらも構えて、

「いつでも撃てます」と言った。


ネク「はー!面白い!あの子まじで欲しい!」

メンバー1「たしかに戦略の幅拡がりますよね」

メンバー2「しかしどうやって手に入れるかですよ。あんな速いのどうやります?」

ネク「単純なことよ、あの赤髪の子をn…」

ズドン!と大きな音が響いた。そして、その後に、ズザッと音がした。隣を見るとメンバー4.6が倒れている。ネクは慌てて後ろを振り向くと、

1500m離れた位置からスカーレットが満面の笑みを、浮かべていた。

ネク「どうやら、化け物は二体いるようよ。これは手を焼きそうね」

といい、足早に帰って行った。


misa「さすスカ!はー!スッキリした!」

と心からスッキリしたかのように言うmisaに対して、ほっとしたようなスカーレットだった。それもそのはず、自分が弱点と思われているのが悔しかったよりも、misaの弱点であって警戒されないものから、警戒されるようになったのだ、それだけでも十分であろう。

スカーレット「私、もっと強くなりたいです。だから、ダンジョンに行きましょう!」

こうして、やる気満々になったスカーレットを連れて、misaはダンジョンに、入って行った。


ダンジョンの中は、複雑な構造でトラップやモンスターハウスなどがあり、モンスターには、サソリや、ヘビ、カマキリなどの、虫とかが、多くいた。

スカーレットにとってヘビが最も苦戦していた。何故なら、スカーレットは、ヘビみたいにクネクネ動くものが苦手ならしい。しかし、倒す練習は、必要だとmisaに言われ、頑張ってクネクネしたヘビをスナイパーライフルで撃ち抜くことを難なくできるようになって行った。

道中、鉱石などもたくさんあり、武器や装備を作るためには、鉱石がたくさん必要なこともあり、たくさん集めて行っていた。そうすると、隠し部屋みたいなものがあり、中に入ると宝箱があった。宝箱を開けると、罠が発動して、扉が閉まり

スケルトンが50体ほど出てきた。狭いところだから、スカーレットにとっては、苦しい戦いになるだろうとことで、スカーレットには、サブで持たせていた、HGハンドガンを、使わせて戦うことを命令した。何故なら、スナイパーライフルが使えても近距離で勝つことは厳しくなる。だからこそ、こういう場面で練習する必要があるのだ。


しかし、スカーレットは、最初にチャレンジをしてみたいことがあったから、HGハンドガンに持ち替えなかった。そのチャレンジしてみたいこととは、スナイパーライフルの弾には貫通力があることから、骨たちを貫通でまとめてぶち抜くという、脳筋的思考だ。しかし、試す機会としてはとても良いものだろう。そして、そのチャレンジは、正解であり。とても良い結果を残した。

50体ほど出てきたスケルトンを40体を1発で撃ち抜いた。とっさの作戦が良いものとなったのだ。

misa「ナイス!後は任せて!」

と言った後残りのスケルトンが一気にバラバラとなった。やはり、misaの速さは誰にも付いていけていない。一気にバラバラになった理由は、misaが、ARアサルトライフルを撃つことなく、近接のナイフで1体ずつ粉々に刺して行ったのだ。その速さは音よりも早かった。


スケルトントラップを抜けて、先に進むと大きな扉があった。

その扉を押して開けて、中を覗くと、超巨大な猪の魔物がいた。

タンク・オーク「我が名はタンク・オーク!ここまで来たのはお前達が初めてだ!さぁ戦おうぞ!」

と、反響するほど大きな声で叫ぶタンク・オークにスカーレットは、スナイパーライフルを、misaは、アサルトライフルを構えると、タンク・オークは、

タンク・オーク「許してください何でもします。撃たないで。痛いのは嫌なんじゃ!痛いのは空きっ腹に響くんじゃ!」

と、謎に叫び出した。misaもスカーレットも固まっていた。こんな巨大な敵が命乞いをしてきたのだ、それは驚く。なによりも、空きっ腹に響くってなに?と2人とも思っていた。

タンク・オーク「我のところまで来れた褒美はやるし、何の文句もないじゃろ!?ほら!経験値の瓶じゃ!これを使えば確定で70レベルまで上がるんじゃぞ!?すごいじゃろ!?」

この世界は、レベルが200レベルが最大であるそれが、70レベルまで上がるのはとても良いアイテムだ。それは貰いたいものだ。しかし、あえてジト目で見てみる。

タンク・オーク「な、なんじゃ!?間違えてないはず…は!間違えてた!すまん!現レベルから70上がるという代物だ!それも2つある!それで満足してくれんか!?」

1人でかなり盛り上がってる様子で…とスカーレットと、misaは思っていたがそのアイテムの価値はとても大きく是非とも欲しいと思ったので、misaは賭けに出ることにした。

misa「なら、友達になろうよ」

何故そうするかというと、ダンジョンの中ボスっぽいのが友達になるととても便利なものだ、何故ならここで、倒れたプレイヤーの経験値などは、中ボスの部屋の近くにある部屋にまとめてあるらしい。それを、貰える可能性があるかもしれないと思い、友達にならないかと誘った。

タンク・オーク「はっはっは!友達か!よく私がプレイヤーとわかったな!」

misa「……は?プレイヤー?そうだったの?」

実はタンク・オークは、プレイヤーでダンジョンに中ボスと、ダンジョン管理者として、ずっとダンジョンに篭っていたのだ。

タンク・オーク「これからよろしくな!、ダンジョンにプレイヤーの経験値が溜まったら連絡するから!」

と軽い感じで、まだ戸惑っているmisaにフレンド申請をして奥の部屋に戻っていった。


静まり返る部屋。

スカーレット「帰りましょうか。」

ぼーっとしているmisaに向けてそういった。

misaは頷き、帰って行った。


そうして、帰って街についたタイミングで、メッセージとプレゼントが届いていた。

「友達になってくれてありがとな!ずっと1人で寂しかったのじゃ!またいつでも遊びに来るが良い!経験値も待ってるぞ!

そういえば、瓶を忘れて帰ってたから、プレゼントで送っておいたぞ!またな!はっはっは!」

と、書いてあるのを読み、プレゼント受け取り、軽くお礼のメッセージを、送ってひと段落付いていると、街のアナウンスが流れ始めた。

アナウンサー「スナイパーライフルに自信がある猛者達はいないか!スナイパーライフルで頂点を決める大会に出るつもりがある人は、集まれ!SR2on2の大会を開くぞー!開催は来週だ!マップや、ルールなどの詳細は応募したものにだけ伝えるから、どしどし応募してくれよ!」

このような、アナウンスが流れた。

恐る恐る後ろを振り返るmisa

スカーレット「・・・・・・」

misa「まぁ、そんなわけないわよn」

スカーレット「出ましょう!」

misa「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

〜〜〜〜to be continue〜〜〜〜〜

読んでくださりありがとうございました。

今回は長くしてみました。

個人的に打つのが楽しくなって長くなりました。

次回もなるべく長くしてみようと思います。

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