5 初めての戦闘は魔物ですか?それともプレイヤーですか?苦戦はしましたか?
主「最近、この作品を書くのが1日の楽しみだなぁ。なんてなー」
スカーレット「それは、よかったです。私の出番もありますよね?」
主「それはもちろ……?っは!」
misa「ジーーーッ」
主「もちろんmisaの出番も山ほどあるぞ!主人公なんだし!」
misa「ちょっと主のこと好きかも」
主「出番増やすわ!」
misa.スカーレット[あ、こいつちょろいわ…]
スカーレット「あなたが私を作ったのですか…?すごく可愛く作ってもらえて嬉しいです。これからよろしくお願いします。マスター」
すごく礼儀正しく言うサポートAI。しかし堅っ苦しいのは、あまり好きではないmisa。
misa「マスターって呼ぶのは、少し嫌かなぁ、そうだなー、これからはmisaちゃんと呼んで!それと敬語もなし!堅っ苦しくなくていいの!これからは、家族みたいなものなんだから。」
と、笑顔で言うmisaに、スカーレットも納得したような感じだった。
スカーレット「わかったよ!misaちゃん」
と笑顔で言い返したスカーレット。その笑顔にmisaは、やられてしまい。抱きしめるために飛び込んでしまった。
スカーレット「どうしたの?misaちゃん?」
misa「ううん、なんでもないのよ、アハハ。少しくらい抱き締めたりしても問題ないわよねー。」
misaのキャラが壊れかけた。というより壊れた。
しかし、正気に戻って、スカーレットのステータスをちゃんと確認しようと、GPADを開くと、メッセージが来ていた。
「サポートAIをご購入していただきありがとうございます。サポートAIには、サポートAIを購入された方のステータスの2つをコピー出来るようになっていますので、きちんとご確認ください。また、後からステータスを付けることも可能です。
運営チームより」
なるほど、ステータスをコピー出来るのか、
そして、misaは、スカーレットの性格を見て既にどの武器を持ってどのような立ち回りをしてもらおうか考えていたので、早速ステータスを変えることにした。
名前 スカーレット
STR 5
VIT 5
INT 999
AGI 30
DEX 999
LUK 5
というステータスに変えた。なぜなら冷静で、戦闘狂なのだ。間違えなくスナイパーライフルで狙撃をするのが適合するに決まっているからだ。
しかし、そのためにはSTRを上げなければならないのだが、misaもSTRが低くてスカーレットのSTRが変わらないからだ。
よって、INTとDEXをコピーすることにした。
スカーレット「私とっても強くなれた気がする!戦いにいこう!」
そう言いだし、走り出したスカーレットにmisaは手を引っ張られるような形で、基地をあとにした。
ここら辺の砂漠にはかなり大きなサソリが出てきて、そいつを倒すと素材が手に入るみたいなので、倒しに行くことにしたみたいだ。
スカーレット「あいつだ!あいつ倒そう!」
と、真っ赤な大型サソリを見つけた。しかし、misaもスカーレットもHGしか持っていない。それも初期装備のだ。なかなかに厳しい戦いになるだろうと、misaも覚悟を決めて戦うことにした。
レッドスコーピオン
レベル 3
名前とレベル表記の下にゲージがある。おそらく敵のHPであろう。まず、スカーレットが弾を打ち込んだ。そうすると、3分の1くらい削れた。
やはり、初期の敵なので楽なもののようだ。そして、スカーレットは笑顔で銃を乱射し始めた。すると倒れたレッドスコーピオンから、甲殻が落とされた。それを拾うと、加工可能アイテムと書いてあるので、後で工場で加工してみようと思いつつ何体か倒すことにした。
しかし、敵に夢中になっていて、プレイヤーの接近に気付いていなかった。突如とても重い銃声がした。misaは、銃声がしてすぐスカーレットを押し倒すようにして、飛んできた弾を避けた。
プレイヤーは、4人いるようだ、それも重装備でなかなかに手練れのようだった。
スカーレット「どうします!?逃げないとやばくないですか!?」と慌ただしく言うスカーレットに、misaは優しい笑顔で
misa「少し待っててね。さっきまでサソリを楽しそうに倒してたスカーレットは、休んでて。私の番が来たみたいだから。」
実はmisaは、プレイヤーが来ているとこに気付いていた。しかし、スカーレットが楽しそうにレッドスコーピオンを倒すのを見ていて、和んでいたから、どうでもいいと思っていた。しかし、攻撃をされた以上こちらも黙ってやられるわけにもいかないと、やる気のmisa。
「おい見ろよ!初心者だぜ!初期のHGに初期装備だ!初心者を狩るのは、あまり嫌だが経験値のためだやるぞ!」
と、プレイヤーの1人が笑いながら言っていた。そして、プレイヤー達が一斉に銃をmisaに向けた。
misaは心の中で数を数え始めていた。それは、敵が銃を構えて何秒で撃ち始めるかだ。
手練れなら銃を構えてすぐ撃つものだ、しかし、今回のプレイヤー達は撃ち始めるのに1秒くらいかかった。その時点でプレイヤー達の負けだった。
misaは、プレイヤー達が撃ち出した瞬間、プレイヤー達が撃っている真逆にまで移動していた。
プレイヤー達は自分達の弾幕で湧く砂埃でmisaが後ろに行ったことにも気付いていない。
そうして、misaは、丁寧に後ろから肩をトントンと叩いた。
プレイヤー「誰だよぉ、今初心者にこの世界が残酷って教えてやってんだ…よ?」
プレイヤー達は驚いた。自分がカモだと思っていた初心者を狩っていたはずなのに、そのカモが既に自分の背後にいたのだ。
プレイヤー「ふざけんじゃn…」
ここまで叫んだ時にはもう遅かった。misaはスカーレットが見せてくれたような笑顔ではなく、プレイヤー達を嘲笑うかのような顔をして、
misa「バイバーイ」
と言い、4人に3発ずつHGでヘッドショットを当てた。その時間は0.8秒。少し時間が掛かっていると思うが、初期武器のハンドガンは[1911]といい。なんのカスタムもしてないと8発しかマガジンにないのだ。要するにリロードをその短時間でやっていたのだ。これは、AGIを利用した技らしい。しかし、普通では出来ないことだ。何故ならAGIをあげる人は、ひたすら走って撃つ、ラン&ガンが基本だと思っているからだ。こんな風に高速でリロードするためだけに、使う人なんていないし、それに気づく人もいない。
こうして、4人のプレイヤー達は消えていった。
すると、気分を盛り上げるような、音楽が聞こえた。どうやらレベルが上がったらしい。
[名前] misa
[レベル] 5
[ステータス増加可能数] 40
[名前]スカーレット
[レベル]20
[ステータス増加可能数] 190
という、ログが目の前に現れた。
そして、戦利品として1万コイン貰えた。
そして、称号[初めてのPK]を手に入れた。
こうして、ログが見終わって、misaは、軽い運動だったなぁーと思いながら、スカーレットに帰ろうかと提案しようとして、スカーレットの方を向いた。
スカーレットは、口を開けたまま、石のように固まっていた。それもそうだ、圧倒的な力を見せつけられると、誰もが口を開けてみてしまう。それもそれが、自分の仲間であり、主人なのだ、驚きを隠せないであろう。
スカーレット「な、な、な、な、なんですか今のは、は、!?」
と、声を出せたがかなり震えていた。
misa「んー、軽く遊んであげた」
と、本当のことを言うmisaに対して、スカーレットは、顔を青くして、「あれで軽く…」と念仏のように繰り返していた。
misa「ほら、帰ろう!素材も手に入ったし、レベルも上がったからステータス上げに帰るよー」
と、元気よく帰り出した2人。
この光景は、とても和ましいが、片方から出るオーラは、収まっていなかった。
スカーレット「怒らせないようにしよう…」
読んでくださりありがとうございました!
スカーレット。いいですね!
戦闘中に笑うのは、恐ろしいですが…って、
misaちゃん無双は忘れてませんからね!
それに、可愛さも無くさないように頑張っていきます。
次回は、misaとスカーレットに軽くダンジョンに行ってもらおうと思います。
スカーレット「戦い?」
主「もちろん」
スカーレット「主のこと大好きやわ」
主[この子ちゃろいな]