7話
会話可能なシステムアナウンサーをスルーしつつ
次の質問をすることにした。
[(´;ω;`)]
「それじゃあ次の質問だ」
『あ、はい』
「あの診断サイトは何だったんだ?」
『あれはと女神によってつくられた転移装置です』
「どの女神が何の目的で?」
『悪戯の女神ロキです。彼女は悪戯をする事が生きがい
なのです。今まで害のある悪戯はしていなかったのです
が・・・まさか、転移装置をつくるとは』
俺は悪戯で異世界転移したのか。
「ん~~~・・・・・・」
『どうしました?』
「スキル越しじゃなく会って話したいんだけど?」
『え・・・・・・』
「ん?無理なの?」
『・・・いえ、できます。方法は2つあります。一つは
ダイゴ様が私の領域に転移すること。もう一つはダイゴ
様が私を召喚することです』
ふむ・・・・・・。
「じゃあ召喚で」
『では召喚したい女神をイメージし、女神召喚を発動
して下さい。』
神眼を解除した俺は再び周囲を確認した。10メートル
程ひらけた場所があったのでそこに移動した。そこでソ
フィアをイメージして・・・
「女神召喚!」
スキルを発動した。
地面に純白に光り輝く魔法陣が現れた。魔法陣の輝きは
徐々に増していき、そして爆発したように光った。
数分光によって真っ白に塗りつぶされた森が再び色を取
り戻す頃、正面にソフィアが目をつむり、直立不動の姿
勢でいた。
ゆっくりと目を開けたソフィアは俺をみた。ソフィアは
歩み寄ると首に腕を回し背伸びをして・・・
「んっ」
キスをした。
「!?」
突然の出来事に俺は動けないでいた。
「ぷはっ、はぁぁ」
唇を離したソフィアは熱をもった息をした。顔は赤く俺
を見つめる碧眼は潤んでいる。
「そ、ソフィア?」
「やっと・・・」
「え?」
「やっとお会いすることが出来ました・・・。ようやく、
私の全てをダイゴ様に捧げる事ができます」
「は!?」
驚いた直後、俺はソフィアに押し倒された。