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01 国家いろいろ

○旧聖王国系国家


・ランクスバーグ聖公国 


 初代公王グランツェン・イーライ・ランツブート(現在は息子が二代目公王)

 元旧聖王国公爵家が独立して成立した。

 東聖王国の北に位置する半島が主な支配地域であり、かつ東聖王国とは険悪でない為、ほぼ周辺に敵がいない状態。

 旧聖王国の国璽を隠し持つと言われ、聖王国王家直系の血筋に最も近い。

 国土は狭いが、直臣のスベンボーグ伯の力で独立出来たと言われる。

 半島部と島嶼地帯に国土が別れるが、半島部はほぼ魔物が出ない地形であり、農耕が盛んなので結構裕福。

 北側の海を隔てた場所にあるシルバニア王国と仲が良い。

 英雄グランツェンとその直臣配下が居る為、強力な騎士団を持つ。


・真聖王国(西聖王国)


 旧聖王国の門閥貴族達が旧聖王国最後の王(バカ王)の子供を担いで作った。

 旧聖王国の西側のほとんどが主な支配地域。北側と南側は海であり、西側は旧聖王国属国二国の為、敵は東側の東聖王国と大魔山脈にしかいない。

 中央部は魔物が出難い地形が大きく広がっており、その為に農耕が盛んで、基本的に裕福。

 旧聖王国の門閥貴族がこの地に固まった背景は、その裕福さが原因。

 三人の公爵が睨み合う形の権力構造。

 腐った貴族政治を続けたお陰で、崩壊まで間が無いと言われる。


・新聖王国(東聖王国)


 新興貴族達や旧聖王国最後の王(バカ王)直系の血筋に反感を持つ大貴族達が、バカ王の従兄弟を擁立して作った。

 旧聖王国の東側のほとんどが支配地域。

 西に西聖王国、北に聖公国、北西に聖王都騎士団、南は大魔山脈、東は魔物圏の大森林と各種弱小勢力と周辺は敵や潜在的な敵だらけ。

 魔物が出やすい地形が多く、地域によっては色々と厳しい状況。

 支配領域は最も大きいが、一枚岩から程遠い状態であり、各地域の自立志向が高い。


・聖王都守護騎士団


 旧聖王都ヴランデルストを中心に旧聖王家直轄領に陣取る、かつての直参貴族(官僚)達の集団。

 北は海だが、西と南隣が西聖王国、東隣が東聖王国と、強力な敵に挟まれている。

 数人の元大物直参男爵が合議で運営する準国家だが、東西聖王国と何とか張り合う程の力は持っている。

 魔物が出難い地域(又は出難くした地域)が多く、農耕が盛んであり、それなりに裕福。

 グランツェンを担いで蜂起する予定だったが果たせず、王を擁立していない。

 バカ王の血筋を毛嫌いしている為、特に西聖王国と仲が悪い。


○周辺国家


・連合王国


 ナンヌ王国や西聖王国の北方沖にある大きな島国。

 旧聖王国とは敵対関係にあった。

 現在でも各聖王国と敵対しているが、そもそも海棲魔物が跋扈する海を超えて侵攻する力は無い。

 独立城塞都市群と密かな付き合いがある。

 シルバニアとは悪い関係ではない。


・ナンヌ王国


 西聖王国の西隣、マルシルの北隣に位置する、旧聖王国の元属国。

 現在では西聖王国とほぼ対等な関係。

 西聖王国とは関係良好。


・マルシル王国


 西聖王国の西隣、ナンヌの南隣に位置する。

 旧聖王国の元属国と言われるが、マルシル王は旧聖王国大公の位を持つ為、正確には属国では無い。

 マルシル王家は、旧聖王国王家とやや遠い血の繋がりを持つ。

 現在では西聖王国と対等な立場であり、関係も概ね良好。


・ガルーノ王国


 大魔山脈の南側、西聖王国南部の東隣に位置する、元旧聖王国の属国。

 現在ではほぼ独立国。


・独立城塞都市群


 それぞれ独立した準国家を名乗っている、大魔山脈の各地に点在する巨大城塞都市。

 それぞれが傘下の城塞都市や町を持つ。

 最も大きいジュヴェインが有名。他に西聖王国に最も近いゲルノーなどがある。

 各城塞都市代表が集まる連絡会を持ち、事実上、連邦国家の体を成している。

 事実上の代表者は連絡会座長のカスパー・オストマーク。


・シルバニア王国


 東聖王国や聖公国の北側にある魔法第一主義の国家。

 旧聖王国の王族直系が開いた国だが、属国では無く、対魔物で同盟関係だった強国。

 東聖王国東側の魔物圏の先から続く巨大な半島であるが、長らく島だと思われていた。

 大昔は魔物圏であった為、魔物がとても多いが、魔法によって支えられた強力な対魔物インフラを構築している為、農耕も結構盛ん。

 女王が青(水色に近い)の魔法力を持つ為、王城の魔法仕掛けは、ほぼ彼女が一人で動かしている。

 女系優先の国家で、代々強大な魔法力を持つ女王が君臨してきた。


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