『最高の鍛冶屋』
今回の戦闘シーンでは、一部範馬刃牙を参考にさせて頂きました。
やったか。
なんて。
口に出したら生存フラグになりそうなセリフをギリギリで飲み込んで、僕は、マッチに火をつけて放り捨てた。
ぐしゃりと潰れたトラックからこぼれるガソリンに引火。
火は瞬く間にトラックに迫り、トラックは炎に呑み込まれた。きっと、その真下にしる時宮も燃えているはずだ。
いつもなら、喧嘩するときには、ウサギの仮面をつけているんだけど、今日はつけていない。
周りが人為的なゴーストタウンになっているのに気づいてからは、仮面を外している。あれはあくまで顔バレを防ぐためにつけているだけで、趣味でつけている訳じゃないからだ。
「さてどーなったかな……」
相手と自分。超能力者と欠陥能力者。
先の一戦で判ったことと言えばこの二つには圧倒的な性能差があるということ。
最新式の薄型テレビVSブラウン管テレビの画質バトルみたいなもので、性能では、勝ち目はないのは明白で、正面から殴り合いをしようとしたら絶対負ける。
というか、殴り合いに持ち込む前に、炎で燃やされる。
だから、そもそも勝負が展開される前に、不意打ち奇襲でトラックで轢いてみたりしたのだけれども……。
「やっぱり僕は英雄は向いてないのかもなー」
トラックを中心に、赤と黄色が混ざった色の炎が轟々と燃えさかり、なにかヤバいものに引火したらしく、爆発したトラックを眺めながら、呟いたその直後。
爆発が燃えた。
爆風が、オレンジ色の光が全て燃えていた。
「……へ?」
なんと表現すれば皆目検討がつかないけれど、とにかく、爆発が燃えている。オレンジ色の光が、熱が、炎に包み込まれて、燃えていく。
「うっそだろ、ありかよそれ……」
僕はその異常なまでの熱気におされて、少し後ずさる。
「っめえぇぇぇぇぇ!!」
燃えさかる炎を裂いて、誰かが叫びながら飛び出してきた。時宮だ。
全速力のトラックに撥ねられて轢かれて潰されて爆発に巻き込まれたとは到底思えない、浅い傷だけが体に残っていて、不意打ちでここまでコテンパンにされた分、神経が焼ききれそうなぐらい怒り心頭のご様子だった。
飛び出してきた時宮は、勢いそのままに、僕に体当たりするように突っ込んできて、華奢な僕の体はいとも簡単に、吹き飛ばされる。
ノーバウンドで十メートルほどぶっ飛んで、地面を転がる。起き
上がった瞬間、全力で横に跳ぶと、今さっきまでいたところに、時宮が炎をまとった拳を振り下ろしてきて、地面が綺麗に抉られる。
「避けてんじゃあぁねぇ!!」
抉られた地面を足場に、斜めになっている地面を蹴飛ばして、時宮は再び跳躍。
逃げる暇がなかった僕はとっさに向き合って、体を後ろに大きく仰け反らせての、腕を前に伸ばして、突っ込んでくる時宮の顔面めがけて、人体で一番固い部位──すなわち、額をぶつける。
ゴンッ! という固い音が頭からして、僕は少し後ずさる。ぼやける視界では、時宮の額が赤くなっているのが見えた。
「ッテェェ!」
「アアァァァ!!」
仰け反っていた同士、腕を前方に伸ばして、体を引っ張るように体勢を整える。
そしてそのまま、なにも打ち合わせもしてないのに、どちらも同じ行動を選んで、ほぼ同時にその行動をおこした。
身を沈めて、あたかも健闘を讃えるかのように、または敵とぶつかり合うように──まあ今回は普通に後者だ。
敵とぶつかり合うように、真正面から、タックルを仕掛けた。
***
力合わせ。力比べ。
これ以上ない、シンプルで単純明快な強弱の決定法はない。
勝てば強者で。
負ければ敗者。
いやいや人間には、業や技術や相性というものがあってね──とか言ってくる委員長もいるけれど、力ほどシンプルな強者の象徴はないし、技術とか業とか言ってる奴らだって、結局身体を鍛えてるじゃないか。
力こそ、この世で一番単純な強さの象徴で、力比べほどシンプルで、非の打ち所もない勝敗の決し方はない。
少なくとも僕はそう思う。
そして、僕の体にはその象徴が存分に詰まっている。
そう思っての力比べ──だったのだけれど、これは失敗だったかもしれない。
「う、おぉぉぉぉ……!?」
「アアアアアァァァァ!!」
ガリガリと、アスファルトの地面が削れる音が、僕の足下からする。
アメフトで言うスクラムのように、上半身を沈めて肩と肩をぶつけ合い、それを固定するために、相手の肩甲骨辺りまで腕を伸ばして手で掴む。
タックルのしあいによって自然になった形。
その形のまま、僕はおされていた。
全身の力を足の指にこめて、体を前へ前へ進ませようとはしている。足掻いている。しかし体はそれに反するように、後退していく。
『鬼力』。
気力の続く限り、意識が保つ限り、維持が持つ限り、上限なく身体能力の強化ができる能力。
なのにおされている。つまり、相手の力の上限を、僕はまだ見ていないということだ。
「……これで全力じゃないって、どんだけだよ」
すでにズボンの中は、筋繊維が切れたりしているせいか、血だらけだし、力み過ぎなのか目からは血の涙が流れだした。
体の限界はとうに越えている。なのにどーして、こいつの上限が見えない。
「はっ」
圧倒的な差をまざまざと見せつけられ、愕然としていると、不意に時宮が鼻で笑った。
「全力だすまでもないじゃん、あんた本当に上位七名? それとも“欠陥能力者”自体、こんなに弱いの?」
「あんたが“欠陥能力者”に一体全体どんな妄想を抱いてたのかは分からないけれど、これが現実だよ悪いね」
軽口を言える余裕はまだ残っていた。
額から頬を伝う冷や汗を感じながら、僕は精一杯力の限り、押す。押す。
「どうした? 力だけが取り得なんじゃないっけ?」
「そーですよ、そーなんですけどね──ッ!!」
更に押される。
更に後退する。
あ、ダメだ。勝てない
僕はそう、あっさりと諦めた。
そうだよ、どうしてここまで躍起になってるんだよ。
「全く、最初はルール無視で突っ込んできやがった癖に──」
出来ないことはさっさと諦めて、力比べをやめることにした。
スクラムを解いて、時宮から離れた。
時宮は「は?」と言いたげに、驚きからか目を見開き口を半開きにしながら、前によろめく。
その顔目掛けて、膝をふりあげた。
振り上げた膝は、時宮のアゴを捉え、よろめいていた時宮の体をムリヤリ直立させる。脳にまで衝撃が伝わっているのか、目は据わっていない。
いつか。
マンガで聞いた──読んだ話。
野球の投手のような柔らかさと手の振りで人の顔を正面から打つと、目も鼻も同時に打たれるから、相手が見えなくなるぐらい涙がでるとかなんとか。
それを僕は、実行してみることにした。
虚ろな顔面に、平手打ち。掌底打ち。ただ単に、力任せに叩く。
大きく振りかぶって、それこそ野球の投手のようなフォームで時宮の顔を叩いた。
バチィィィン! と、破裂音のような音が轟き、時宮の体が宙を舞った。
数メートルは吹っ飛んだ時宮は確かに涙を多量に流しながら、受け身も取れずに地面に落っこちた。
「ッッッ~~~!!」
涙で前が見えないのか、はたまたただ単に顔が痛いのか時宮は顔面を抑えて蹲る。
そこ目掛けて、今度はサッカー選手の如く、蹲る時宮のアゴを蹴り飛ばした。
ブチュと肉が潰れる音がした。
ごもった骨が砕ける音がした。
ブチブチ皮が切れる音がした。
ジュージュー焼ける音がした。
僕の蹴り足が壊れる音がした。
「っっつうぅぅおあああぁぁぁいぃぃぃい!?」
全身に行き渡る痛みに耐えきれず絶叫した。
ズボンは焼けて穴が空いていて、そこから見える足は折れた骨が突きだしていて、皮は千切れ、姿を見せた中身は一つ一つ潰され、丁寧に焼かれていた。
「もういいよ……手加減はやめる」
まだ痛むのか、涙目のまま時宮は立ち上がり、そう言った。周りの空気が歪んでいる。熱されているのか。どうして? 時宮の体が熱を帯びているから?
「私の能力『戦塵の知恵』を全力で使ってあげる、感謝しなさい」
「……感謝とかして欲しかったら、手を抜いてくれるとめっちゃ感謝するんだけどなあ!!」
裾の中からトンカチを取り出して、投擲。遠心力が働いて鉄の部分を外側に、ぐるんぐるん回転しながらトンカチは時宮を捉えて──そのまま溶けてなくなった。
「なっ……」
「ああ、今の私は全身くまなく高熱を帯びているから触れない方が身のためだよ?」
「そりゃあ、ご丁寧にどーも!!」
試しに鉈とか投げてみたけれど、確かに届く前に全てが溶けて、跡形もなく消えている。
「この状態が私の能力の本来の姿。炎を噴くとか、纏うとか、正直これの副産物なんだよね」
億劫そうに話す時宮。彼女自身、この能力をそこまで好きではないらしい。
「だって地味じゃん。炎をこう撒き散らしてる方が、かっこよくて私は好きなんだよね」
「確かに、地味だなその状態ッ!」
僕はまた裾から物を取り出して、時宮に投げつけた。筒のような形を模している、なにか。それを時宮の視界を阻害するように、沢山、投げつけた。
それを見た時宮は。
「ふん」
と鼻を鳴らした。どうせ自分には当たらないんだから、と言いたげに時宮は歩を進める。うん、確かにそれはお前に触れたら溶けて消滅してしまうだろう。
でも、触れないものだったらどうだ?
「!?!?」
視界がいきなり光に包まれた。
次につんざめくような、轟音。どちらも、どれだけ高熱を帯びていようが、無関係な衝撃。
僕は投げた直後、視覚と聴覚の強化を切って、何も見えない聞こえない状態に戻っていたので、影響はない。
少し経って、視覚と聴覚を復活させる。思惑通り、時宮の目は霞んでいて、耳を抑えて発狂したように、大声を張り上げていた。
「ってめえ、ふざけんなぁ!!」
しかし流石の超能力者様。回復も異常に早く、もう既に目も耳もいつも通り動いているようだった。
しかし、遅い。
そのときには僕は──逃げていた。
壊れた脚を庇うように、残った手と脚で地面を踏みしめながら、ひたすら全力で、逃げていた。
勝てるはずがない闘いをずっとするほどバカじゃない。
一路整然、脱兎の如く逃走を図るのが弱い人間のすることだ。
背後に発煙手榴弾を投げて相手の視界を遮るのも忘れない。
ホント、色々爆弾魔の秘密基地から盗んできておいて良かった。
煙に巻き、巻かれ、走って、走って、駆けて、跳んで、敵とは真逆の方向に逃げる。
逃げながら、後ろをちらりと覗いた。
そして、見た。遠くに見た。
見てしまった。
それこそ大空襲でもあったのかと誤解するぐらい。
あるいは大規模なアトラクションのように、あの日乗ったフラッシュオーバーの何十倍もド迫力な、一本の巨大な火柱──炎柱が天に向かって舞い上がるのを。
そしてその炎柱が、空を覆う雲を吹き飛ばし、空を裂くところを、見た。
「──マジかよ」
相当な距離があるはずなのに、熱波がここまで届くようだった。その熱波は、彼女の怒りを表しているようで。
「っくそっ!」
僕は焦ったように、舌打ちしてさらに速度を上げる。
もう少し、もう少しで!
速度を上げて、ビルとビルの合間を駆け抜けて、壁を駆け上がって、屋上から屋上へ跳んで──ぶっ飛んだ。
それが、時宮の本気の攻撃だと気づく暇も無いままに、僕は墜落し、地面に何度もぶつかりながら、体を回転させながら、ビルの壁を何個か巻き込み、つき抜けて、ぶっ飛んでいく。
勢いが消えた時にはさっきまでいた場所とはえらく離れた路地裏にいて、壁に背を預けていた。かび臭い空気が鼻腔をくすぐる。
「──かはっ」
息が出来ない。呼吸がままならない。目の焦点が合わない。意識がしっかりしない。立ち上がれない。殴られた場所が熱い。体の節々が痛い。砕けた骨が痛い。潰れた内臓が痛い。痛い。痛い。痛い。痛い。痛い。痛い。痛い。痛い。痛い。痛い。痛い。痛い。痛い。痛い。痛い。痛い。痛い。痛い。痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛つつつつつつつつつつ─────。
「あー……ぎた……事故……見せか……いと……のに」
苦痛に悶えながらも、動く事もできない僕の目の前に誰かが立つ。耳が上手く音を拾えていない。目も焦点が定まっていないが、この状態で、ボロボロの雨夜の前に立つのは、時宮心々実以外誰がいるというんだ。
「ま、いっ……うせ燃や……すんだし」
動きたい。けど、動けない。
逃げだしたい。けど、逃げれない。
顔が鷲掴みにされた。
「調整むず……いんだ……れぐら……かぁ?」
顔を焼かれた。
「────!!」
声にならない悲鳴をあげる。彼女を覆う高熱は僕の顔の皮膚と表情筋を焼くというより、溶かしてるようで、鈍痛がまるで虫のように、顔の上を這い回る。
今自分の顔は一体どうなっているんだろう。確実に、原型は留めていない。
人としての原型も留めていないかもしれない。
……。ま、いっか。そんな事。
後で我らが僧侶的ポジション、小坂井にでも戻してもらえばいいし──そう、僕は諦めていた。
そんな事些細な事だ。今やるべき事は。
「……と、みゃこ……みだ……な?」
「あん?」
呂律が回らない。そりゃそうか、高熱で顔を焼かれたんだから……。今頃だけど、小坂井との約束全然守れてないな、ケガしてばっかだ。後で怒られちゃうな、やだなー怒られるのは。
「……して……え……笑っ……だ?」
え、僕今笑ってんの? てっきり落胆とかそんな感じの表情をしていると思ってたんだけどな。
まあ、いいや。どっちも同じようなもんだし、同じだよな?
「気持ち悪いな」
「気持ち悪くて結構。僕は気持ち悪くても、みっともなくても、ダサくても、負けてでも生き残る」
だから。と。
僕は笑う。
見送ってやるために、笑う。
わざわざ能力で、視界をはっきりさせて、口をムリヤリ動かしながら、笑う。
「お前は勝って、格好良く死ねばいい」
「は──」
時宮は言葉を失った。
鋭い痛みが、喉からハシった。
驚いたように目を見開いて、口を半開きに開いた。
その口から、血が溢れだす。
なにが起こったのか。
こんなタイミングに、くしゃみでもでそうになったのか。なんて、そんな酷く楽天的な勘違いをしているのだろうか。しかし、それも無理はないか。
百戦錬磨でも、海千山千でもない、普通で異常な彼女が。
いきなり痛みがハシったとき。
そこに包丁が刺さっているなんて、想像、出来るはずもない。
「ど──────」
悲鳴をあげる暇すら、与えない。
横向きに突き刺さった包丁は、そのまま喉を掻っ切った。いや、掻っ切ったは生ぬるい。
包丁は、彼女の首を切断した。首の皮一枚も残さずに──切り裂いた。
「人を殺すというのは」
首は目を見開いたまま硬直した。しかし、包丁の勢いに押されてゆっくりと、ずるずると正中線からズレて地面に落っこちた。
その首を眺めながら、路地裏の地面をべっとりと彩る血を、嫌悪するように、光悦と見ながら。
間違いを犯し続けてる彼は言う。
「やっぱりなんともいえない気分の悪さがあるね──これを忘れないために、殺してしまった彼女の弔いのために、これも人形にしておこう」
一〇二号室の住人、松場江東はいつも通り、薄っぺらい笑みで、言う。
なぜここに松場江東がいるのか。答えは、偶然だ。
ただ偶然、僕が吹っ飛んだ先が、松場の狩り場だっただけ。一応そこを目指して走ってはいたのだけど、彼女にぶっ飛ばされた分速くついて、その音に気になって松場がここにやって来たのだろう。
どうして松場の包丁は時宮の首を捉えたのだろう。
それは彼の欠陥能力のお陰だ。
松場の能力、名前は『最高の鍛冶屋』。
刃物で物を切る能力。
そんな当たり前のような事を実行する能力だ。
例え、その間に全てを溶かして消滅させる高熱があったとしても、それを無視して切ることができる。
負荷は切られた感覚を共有する事。
つまり、今首をかっきったから、松場は今、首をかっきられた感覚を味わっているといことだ。
どうして、そんな表情が出来るんだよ……。
光悦な表情を浮かべる松場から目を離し、地面を転がる時宮の頭を見た。
恨みこもった目で僕を見ていた。
卑怯だ! ふざけんな! と目で訴えているようだった。
「ひひひ──負けなきゃいーんだよ。負けなきゃ」
「ん、この声は最弱か」
松場は、やっと僕に気づいたらしく薄っぺらい笑みを僕に向けた。
「その最弱って呼び方やめてくれって何度も頼んだだろ……」
「ラビットよりは言いやすいからこっちで呼ばせて貰うよ。酷い顔だな、一見すると分からなかったぜ。どうした?」
「焼かれた。どーなってる?」
「事細かに描写するのと、一言で片付けるのと、例えるのと三つあるけどどれがいい?」
「一言簡潔」
「焼き爛れてる」
そりゃ酷い。
「大丈夫か、身体もボロボロじゃないか」
「あー大丈夫じゃねーけど、まあ大丈夫だ。家に帰れば僧侶的ポジションがいるから」
と。
そう言った時。
まるで狙ったかのように──見透かされていたかのように、フラグが立つのを待っていたかのように、電話が、鳴った。
「…………」
「最弱、電話だぜ」
「身体が動かない。取ってくんね? 右ポケットの中にあるから」
「まったく、しょうがねえな」
着信音の鳴るスマホを松場は手早くポケットから取り出し、通話ボタンを押すと僕の耳に当ててくれた。
「もしもし?」
『あ、雨夜。終わったんだね』
「終わった終わった。負けなかったよ」
電話の相手は委員長だ。
どうしてか、少し焦っているように聞こえる。
「どした? それを聞きにわざわざ電話をかけてきたのか?」
『いやそうじゃなくてね──』
委員長は少し言いよどんで、しかし、迷わずにはっきりと言った。
『──ごめん、小坂井さんがさらわれた』
欠陥能力者VS超能力者
第二戦。
雨夜維月VS時宮心々実。
兎VS戦塵は。
途中乱入の殺人鬼の勝利。戦塵の負け。
これでまあ、ボロアパートの住人全員登場しましたね。
松場の能力はポケモンでいう、『かたやぶり』みたいなものです。