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夫と秘密


ヴィエールフ北帝国の国境付近から、あたしは昔懐かしのミッドガウンに移動してきた。

馬って腰にくるよね……


「さぁ、どうぞ」


ウォーレンは優しくあたしを馬から下ろしてくれたけど……それよか逃がさせてください。

この国はダイスキだ。町の人も優しくて温かい心を持っている、でも


何人かの兵士に囲まれた状態のまま昔行ったことのあるお城の中に入っていく。


「うぅ」


正直この国の権力者達は腐ってる……と思う。


「あら、不幸の星の元に生まれた薄幸アン・ラッキー王女クイーンの名が似合うユイじゃない」

「長い説明と新しい肩書きありがとう……えーと?ボイン」

「懐かしい間違いね!?身体的特徴言うの止めてくれないかしら!みんな見るのよ胸を」


その豊満な胸を惜しげもなく出してるほうが悪いと思う。

ウォーレンはいつものことなのか気にせず笑顔でアタシの手を取って


「さぁ、王様と導師様が待っている、いきましょう」


と優しく言った。


「待ってウォーレン私も行く」


謁見の大広間

二人は導師と王様の前で頭を垂れた。


「聖女エイル=ブリュンダル、英雄ウォーレン……それに」


ストレット・アルバージンは嬉しそうに微笑んだ


「ユイ……ですね」

「おう、ご無沙汰だな!」

「は、はぁ……」


この国の王様は相変わらず元気だ、その後ろに控えるように立っているメイドも見たことがある。たしか、カーミルだった気がする


「この国に聖女と英雄と神に選ばれし娘がそろうなんて、この国は世界の頂点に立ったとも言えますね」

「神に選ばれし娘って、過去に散々人のこと毒婦って言ってたくせに」


陛下と導師が嬉しそうに話をしているのを目で見ながらユイは聞こえないように小さな声で文句をもらした。ソレが聞こえたらしいエイルが反応して鼻でわらった。


「ねぇ、ユイ後で話し聞かせて」


同じく小さい声で話しかけてきた。


「話って?」

「決まってるじゃない」


いい笑顔になった



「貴女の、『空っぽの身体』のことについて」



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