オオワ旧文明
馬車車の中で揺られていること二時間半、といっても気絶していた時間を入れたらそれ以上だろうケド
「……」
喋ることを禁止されてから一言も声を発していない
正直、暇
「もうすぐだの」
ゼロがそういうと立ち上がると、此方に歩いてきて手を差し伸べた。
「?」
手を上げるとそのまま持ち上げられお腹を強く殴られた。
正直ものごっつぅ痛いです
「うぐ……ぐぅ」
「すまんな、動けないようにしてもらった。これで不思議な能力とやらは使えないだろう」
能力?
もしかして、昔から使い慣れることのできなかった神通力のこと?
使うと思ってるの?ミンナそうなの?
だとしたら……どうしよう
馬車車が止まりイチルが顔を出した。
「いくぞ」
お腹が痛すぎて喋れないよ
動けないで居るとお姫様抱っこで持ち上げられた
「!!」
は、二十歳にもなってイタイ!?っていうか恥かしい
やめて欲しいが声がっていうかお腹が!?
見たところ山の中らしい、何分か進むと少し高い丘の上で落ち着いた
「?……!」
丘の下のほうを見れば、幾万人という人々がぎゅうぎゅうに群れていた。
……蟻みたい。ゴミとか言わないよ?だってアタシは民主主義だもん
「ミンナ反対派なの?」
「あたりまえだ」
そうですねー、でもスパイとか居るかもしれないジャンかー
「我々旧文化人……オオワの国の者たちは、みんな猛々しいからな、こういう集まりにはさっと集まる」
「勢いがあるのはいいけど、平和的にいこうよ」
「俺たちゃ今の政府になんて属さねぇ!俺たちでオオワを再建するんだ!」
大きなイチルの声にミンナがこたえる。
うわぁ、入る隙も無ければ逃げる場所も無い……
アタシをお姫様抱っこしていたゼロが一歩前に出た。
「世界を救った女子が居るということは全ての神々が我々に味方したも同然」
「え?そうなの?」
「我々は天命によって革命を興すのだ」
ソレを聞くとオオワの人々は声を大きく叫んだ。
あたしは気になったことを一つ聞く
「ゼロさんて、実はそんなにこうゆうのに興味ない?」
「ふふ、そんなことはなし……ただオオワが再建されようと一族が滅びようと関係なし。ワシはこのお祭り騒ぎが好きなんだよ」
どうりで、一人いまいち冷めた目で微笑んでいると思った。
「ところでどうかな」
「ん?」
耳元にゼロの唇が近づく
「現地妻ならぬ、旦那は……欲しくないかな」
「はい?」
「ワシを主の伴侶にしてくれまいか?ふふ、オヌシなら退屈しなくて済みそうだ」
「え!?ええええええええええええ」
一夫多妻ならぬ一妻多夫!?
「い、いや、いい!いい!」
「ん?良い?」
「いやいやいい方向に解釈しないで!?」
浮気レベル超えて不倫じゃんコレ!
両親みたいにはなりたくないよ!?親のほうがディープだけど!
「うるっせぇええええええええええ」
一番うるさい人に飛び蹴りされた、ていうかゼロも
アタシを妻にっていうならあたしおいて避けずに庇ってよ……
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