夫に隠し事
子どもかー
トリューと別の部屋にわけて過ごすこと早三日
あたしは決めかねていた。
言うか、言わないか
そもそも神様の言うことを真に受けるとしたらあたし、子どもを産んだら死ぬってことだよね?すぐでないにしろ。
確かに世界は救いたいと思う、自分でとか大それた事を言うけど、本当はやろうとか、できるとか思ってない。救えるなら、っていうか生きているうちにあたしは世界の平和を見たかったな~
って駄目駄目、また死んだ設定で考えちゃった。
っていうか長生きできないのって悪魔のせいだよね?
悪魔祓ったら大丈夫かな?
「よし!悪魔祓い師を探そう!」
・・・・。
「馬鹿だアタシ、神様でさえ祓えないんだった~ストネットの馬鹿!どんな悪魔にアタシ売ったんだ・・」
呪い返しとか、駄目かなー駄目だよねー他人の不幸を望んじゃ駄目だよね。
うん
あたしっていい子
こんこん
「ユイ?」
「あ、何?」
「俺はいつになったらまともにお前に会えるんだ?」
「え、あぁ、えぇーっと」
「俺にいえないことか?」
「う、うん」
言うなとは言われてないから、コレはあたしの勝手な行動。
だって辛いじゃん?
「俺にお前はいつも隠し事するな」
「そうかな?」
「そうだよ」
拗ねたような声が聞こえた。
「ごめんね」
「ゆるさねーって言ったって、いわねーんだろ?」
「うん」
「・・・・。」
沈黙が重い。
ユイは扉を開けてトリューの背に抱きついた。
「ごめんね」
長く生きられないんだって、一緒におじいちゃんとおばあちゃんになりたかったね・・
ごめんね、でも変わりに
「あたしね、今すっごく幸せだよ」
普通の幸せを味わいたいんだ。
それだけでいい、ソレだけがあたしの夢
あたしの・・財産だよ




