照れるー
洞窟を通り抜け山を登り、川を渡り、気がついたら霧のある空間についた。
「アーネットさん?」
「こっちだ」
手を握られる。
照れるじゃないですか~って照れてる場合じゃないよね。
ざぁぁぁ・・霧が晴れると美しい空間が見えた。
「何ここ?」
「桃源郷だ」
噂の!?プリン!?いやいやプリン関係ないや、なんでプリンって出たんだろう・・
少ししてアーネットが進んでいった。
「あう、待って~」
「ココだ」
広い草原のなかでそこにいたのは確かに昔あった神さまだった。
『ユイ・・』
「久振りです、体調はどうですか?」
『我輩が管理しているのだ、良くないわけないのです』
「フェアナも久振り」
馬と光がゆっくりと近づいてきた。
「アタシが世界を変えるってナンですか?アタシそこまでえらくありませんよ」
『えぇ、貴女が世界を変えるには限界がアルです、でも貴女の意思を継ぐものならできるはずです』
「アタシの意思を継ぐもの?」
・・・。ヴェルザ?
『いいえ、貴女の子どもです』
……こども!?
「こどこもこど!?」
「落ち着け」
「こどもー!?」
神様は頷いた。
『ユイは残念ながら長生きすることはできません』
おぉう、神様の太鼓判つきのマサカの未来を知ってしまったって感じですね。
『ですが、貴女の意思は生き続けます。みんなで幸せになりたいという、その想いは』
「そうですか、それならいいですね」
で、あたしの幸せはいつ訪れるんでしょうか。
「そこでユイ様」
「はい?」
「ここで裸になってください」
「はい?(汗)」
今なんていいました?
「禊をするんだ、あなたの魂は悪魔に掴まれている、神でも祓えない悪魔に」
悪魔最強伝説
「一時だけでも追い払う、さ、あの湖に」
「うん……一つだけお願いしてもいい?」
「ん?」
「あっち向いてて」
いい年下大人だって照れるんだよ。
「つっめったーい」
身が軽くなるような気がした。
「ユイ様」
「ひゃい!?」
急に離しかけられてビックリする。
「木のほうにタオルをかけておきましたので、それを」
「あ、ありがとう」
タオルを身体に巻きつけ湖から出ると、神が近寄ってきた。
「祝福するから動かずに」
「は、はい」
神が体中に温かい光をはなちユイの身体に浸透していく。
「……子ども、かぁ」
考えてなかったなー
『ありがとうユイ、貴女を貴女の愛する人のところに送りましょう』
「まさか!」
霧が深くなっていく、まさかまさかの?
「ユイ!」
見慣れた風景に見慣れた声
「トリュー!!」
・・・え?コレってマサか子どもつくりなさいってこと?
え?えぇぇぇ!
「会いたかった」
「うきゃあああああああああ」
抱きしめたトリューを突き飛ばした。
「ぐふ」
「あぁ、ゴメン照れて」
何を意識させるんですか神様!




