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嫉妬と落下


どうしよう

もう朝になっちゃった……逃げられない、結婚するしかないのかなぁ……


「一生拉致監禁生活って嫌だなぁ」


美しいシルクのドレスに身を包み、渡された花束を胸に溜息を吐く。


「トリュー……」


まさかアタシがここにいるとは思っても居ないだろうな~

もっと言えば結婚するなんてね


「マリッジブルーか」


綺麗に整った服を着こなしたジョルナンがノックもせずにはいってきた。


「アタシもう既婚者なんですけど」


今更ながらそういったが、彼は笑った


「それでも構わない、結局のところお前の居るべきところはここだ」


手を盗られ軽く口付けを落とされ頬が赤く染まるのが分かった。

こういうこと平気でするけど、照れないのかな……


「さぁ、いこう」


あ、今アタシ流されてました。


「う」


否応もなく連れて行かれる。周りには兵士と女官がずらっと並んでおり、とてもじゃないけど逃げられる気がしません。

っていうか無理


「お願いですから諦めてください」

「何故だ」

「アタシはもう神の娘でもなんでもないんです。ただの一般人です」

「どういうことだ?」


彼は止まってあたしを見た。


……本当はあんまり言いたくないんだけど……言うしかないよね


「アタシ、もう『異能のうりょく』の力なんてこれっぽっちも残っていないんです。前回の戦いのときに全て使い果たした……だからアタシはただの女です」


聖女でも漆黒の毒婦でもなんでもない

ただの、ユイだ


「ふ、ははは」


笑い出した。


「それでも、私は構わない」

「え”?」

「私は真にお前に惚れた。といったらどうする?」

「えぇぇ!?」


ちょ、予想外デス!


「私は君のような女子を待っていた、さぁいこうか」


うっそぉーん

広い屋上につくと国民達を見下ろした。みんな手を振って大喜びしている。あぁゴメンナサイその祝福いまはとてもウザイよ


「コレを我妻に!」


ジョルナンがそういうと国民はもっとヒートアップしたように声を高めた。


「どうしよう……」

「さぁ、花嫁……国民の前で近いの口付けを」


え!?大衆の面前で!!!??


(むむむむ……無理!?)


ひきつった微笑みで身体を後ろに下げるがジリジリと詰め寄られる。

やばいやばいやばいよぉおおおおお


「ユイ!死んでしまえ!」

「セェリ様やめて!!!」


二つの声が重なった。


「え?」



ど……ん


身体が空に浮かぶ、ジョルナンが手を伸ばすが横でセェリがナイフを持ってジョルナンに襲い掛かっていた。

それをナーチェがセェリを押して回避させた。


そしたらセェリも落ちてきた。


なんだ、これ





「悲劇?」


いや?喜劇なのかな?オチながら見るこの修羅場って、なんか……滑稽だなぁ







って、落ちてるからぁアアあああああああああああああああ!!!!

今までデ、一体何回死に掛けているんだろうアタシ…byユイ

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