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「えっと こちら僕のパーティメンバーのシルフィです」


洋一さんが頭にタンコブ作りながら教えてくれた。

彼女とはこちらの世界に来てすぐの頃、彼女が別のパーティで酷い扱いを受けていたところを

洋一さんが救い出し、自身がソロだったこともあり

誘ったところ、組んでくれたのだという。


「タークさんもごめんなさい、こいつが迷惑かけたでしょう?」

「いえいえ こちらこそ武器の選び方から戦い方まで教わることが多くて非常に助かりました」


シルフィさんも、このまま食事にすることにしたらしく席に着いている。


「シルフィの方はクエスト達成できたのか?」

「当たり前でしょ〜? あたしを誰だと思ってるの?

ただ、妙なウワサを聞いたのよねー」

「妙なウワサ?」

「こーんな田舎街で、本当に?とは思うんだけどねー 出るらしいのよ、辻斬りが」

「辻斬りって何ですか…?」

「うん、通り魔というべきか、要は道を歩いてると

人が襲ってくるんだって」

「は? 人が人を? 何で?」

「あたしも聞いた話だから、詳細は不明だけど

気をつけた方がいいかもね 被害者は夜一人でいる時を狙われたそうよ」

「一人か…タークさんも確かまだパーティ仲間は居ないんでしたよね?」

「そうですね 仲間かぁ」


まだ目覚めてから自身のこともよく分かっておらず、仲間を増やすとか考えたことなかった。


「うーん、手っ取り早く仲間を増やす方法として

奴隷を仲間にするのも良いかもですね」

「げっ 奴隷…」


何故かシルフィさんが嫌そうな顔になる。


「奴隷…というと、売りに出されている人…で合ってますか?」

「そう、僕も元の居た世界じゃ禁止されてることなんだけど この世界では当たり前らしくて びっくりしたんだけどね」

「僕そんなにお金ある訳じゃないんだけど、買えますかね?」

「高いのから安いのまで様々だから、一度覗いて見るだけでもいいかもですよ」


そんな話をしながらやがてお開きとなり

食事代は何と洋一さんが払ってくれて(シルフィさんに怒られてたが)

僕はこの町でも小規模ながら営んでいるという

奴隷屋を見てみることになった。

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