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022

あのあとギルドに戻った僕と洋一さんは

クエスト達成の報酬と、魔石の換金によるガルドで

ちょっとウハウハだった。

打ち上げをしようと例の食堂へと誘い

祝杯をあげていた。


「ふふっ クエスト達成おめでとうございます」

「ありがとうございます こちらの洋一さんが居なければ危ういクエストでした」

「初めまして、洋一と言います。こんな美味しい食事が出る食堂があったなんて知らなかったです」

「まぁ それはどうも 私も皆さんにもっともっとウチの料理を知ってもらいたいんです」

「僕の方でも、ギルド仲間に教えておきますよ えっと…」

「あっ 名前ですか? 私、ララっていいます!」

「あ ララさん…はい 覚えました。 あの、お店の名前は…?」

「!! あっ そうですよね お店はカナリヤ堂といいます!」

「はい、しっかり宣伝しておきますね」


ララさんって言うんだ…お店の名前も初めて知った。

僕はその辺の興味が薄いのかな

ララさんの顔も少し赤いような…洋一さんが好みなのかな。

と、しばらく談笑しながら食べてると。


「コラーーーーーーーーーーー!!」


お店の入り口からすごい剣幕でズンズン歩いてくる女の子が居た。

髪はピンクで、左右それぞれに結んで触手のように垂れ下がっている。

軽装鎧姿に少し上気した頬に息を弾ませながら

洋一さんへと迫った。


「や やぁシルフィ どうしたんだいそんなに慌てて」

「どうしたんだい? じゃ、無いわよー! アンタ約束したでしょう!?」

「えっ? …あっ」


ガン! シルフィと呼ばれる女の子は洋一さんに拳を振り下ろしていた。


「いったぁああああ!?」

「アンタが合流場所にいつまでも来ないから、ギルドに確認したらとっくにクエスト終わってるっていうからあちこち探したのよ!?」


なるほど、どうやら洋一さんは本当はこの子と合流しないといけなかったらしい。

それで来ないから探してみれば、当の本人は

食堂で美味しい食事を頂いて楽しそうにしてると

洋一さん、そんな話してなかったなぁ

本気で忘れてたのかな。


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