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キラーアントたちも、仲間が数体やられて怒っている様だった。

攻撃を仕掛けてくる。盾でいなす。敵の関節めがけて剣を振り下ろす。

これを何度か続けているうちに、かなりの数のキラーアントが積み上がっていた。


「はぁ はぁ タークさん 大丈夫ですか?」

「えぇ はぁ まだ大丈夫ですが 数が多いですね はぁ」


二人とも少し息が上がっている。

一体一体はそれほどの脅威ではないのが幸いだが、数の脅威というものを感じてきている。

だが それもようやく終わりが見えたようだった。


「? 巣からアントたちが湧いてきませんね」

「ようやく終わりでしょうか?」


と、安堵していると のそのそとキラーアントが這い出てきていた。


「!? ちょっと大きい…気を付けてください これが女王のキラーアントかもしれません!」

「そのようですね!」


這い出てきた個体は大きさが約3mほど。

頭部の形状がなるほどティアラを載せているようにも見える。

怒っているのだろう、口元のハサミをギチギチ言わせていた。


「!! 来ます!」


女王アントは通常のアントよりも素早かった。

洋一さんに迫り、そのハサミで攻撃を掛ける。

洋一さんも面食らったのか、少し反応が遅れ、盾で防ぐ。


「っあッ!! 痛ぅ…腕が痺れた タークさん!かなり力が強いようです! まともに受け止めないように!!」

「加勢します!!」


僕も攻撃を加えようと近づく。

と、女王が気付いたのか後ろに蟻酸を飛ばした。

並の種より酸の量が多い!盾で受ける!

だが盾部分だけで受けきれない量が体に飛ぶ。


「くっ…!」


身に着けているのが軽装備とは言え、鎧を少し溶かしていく。

さすがは女王と言ったところか。盾もそろそろ崩れかかっている。

長くは戦えない、早急に決着をつけたい。


「このぉおおおお!!」


僕の剣、霧断ちの刃のステータス補正で一番伸びたのは素早さだ。

その分だけ早く女王に迫れた。

尾の関節めがけ、剣を振り下ろす!

だが狙いがズレていたのか、硬い皮膚に弾かれる。

女王が体を捻り、尾で僕を突き飛ばす。


「づぁっ…!」

「タークさん!ありがとうございます!隙が出来ました!『パワースラッシュ!』」


洋一さんは謎の技名を叫ぶと、明るい発光エフェクトを刀身に纏わせながら女王アントの首を飛ばしていた。

首を飛ばされた女王のからだはピクピクしたあとやがて動かなくなった。


「洋一さん、やりましたね! しかしさっきの技は一体?」

「えぇ タークさんもお疲れ様です。 今のは剣技スキル パワースラッシュです。」

「剣技・・・」

「はい レベルアップをした際に覚えまして、効果は自分の剣による攻撃に一度のみ攻撃力補正+30%アップでして」

「そ それは中々強いですね!」

「えぇ 一日に放てる回数が自分のレベルだとせいぜい数発でして ここぞというときにしか使えませんが」


そんな話をしていると視界でレベルアップを告げるファンファーレが鳴り響いた。

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