017
「いらっしゃい」
ちょっと年季の入った扉を開くと 年老いた店主が一人
壁に引っかけてたりバケツに入ってるものやら 透明なケースの中に入ったアクセサリーなど
中は様々な武器や防具が置いてあった。
そんなに広くなく、商品が通路にも所狭しと置かれており 人一人分の歩くスペースは確保されているようだ。
「すみません 盾を探してるんですけど ありますか」
「んん? 盾かい あぁそっちにあるだろう」
店主は入口側から右奥、確かに丸い円盤やらが並んでいるスペースを差した
そこには四角いものや丸い物 大きさや厚さも違ったり 材質も違うようだった。
「うーん どれがいいのかな」
「大きい盾は 専用の職についていないと重たいですし 扱いづらくあまり意味をなさないでしょう」
「そうだねぇ 持てないと思う となると…こ「いらっしゃい」
ちょっと年季の入った扉を開くと 年老いた店主が一人
壁に引っかけてたりバケツに入ってるものやら 透明なケースの中に入ったアクセサリーなど
中は様々な武器や防具が置いてあった。
そんなに広くなく、商品が通路にも所狭しと置かれており 人一人分の歩くスペースは確保されているようだ。
「すみません 盾を探してるんですけど ありますか」
「んん? 盾かい あぁそっちにあるだろう」
店主は入口側から右奥、確かに丸い円盤やらが並んでいるスペースを差した
そこには四角いものや丸い物 大きさや厚さも違ったり 材質も違うようだった。
「うーん どれがいいのかな」
「大きい盾は 専用の職についていないと重たいですし 扱いづらくあまり意味をなさないでしょう」
「そうだねぇ 持てないと思う となると…この辺かな」
片手で持てるような木で出来た丸い形の盾を手に取った
これなら僕でも持てるし 防御し易そうだ。
「これにしようかな」
「あ タークさん決まりました?」
「うん これなら僕でも持てそうだし扱いやすそうだ」
「なるほど…丸形の盾ですね」
「うん これはちなみに値段は幾らだろう…」
チラッと値札を探し見ると1000ガルドの文字が
おぉ 1000か…まぁまぁこれくらいなら…
「タークさん、言い忘れてたんですけど 出来ればキラーアントには こっちの鉄加工を施した
盾の方がいいです」
そういうとほぼ同じ大きさでありながら表面に薄い鉄板を張り付けた盾を見せてきた。
「木製なだけだと 蟻酸を浴びた時にあっという間にグジュグジュに壊れちゃいますので」
「なるほど…中々厄介そうですね」
「えぇ こちらでしたら 全部が金属製で構成されてる装備よりも軽いですし お値段も大きく変わらないので」
見ると、値段は確かに1500ガルドと
全部が金属製の盾では4000ガルドと結構な差があった。
「ただ蟻酸は金属でも 浴び続ければ溶けていきますので過信は禁物です」
「分かりました」
とても丁寧に教えてくれるなぁ
いい人なのかもしれない。
「武器はちなみにどうしてます? 剣でしょうか?」
「武器は…これです」
僕はストレージからゴブリンから奪った棍棒を取り出した
「あっ ストレージ持ちでしたか」
「はい もしかして…」
洋一くんの腕が見えない空間へと突き刺さる
そこから出されたのは一振りの抜き身の剣
長さは腕一本分ぐらいだろうか両刃の綺麗な刀身が現れた
「綺麗な剣ですね」
「あはは…なんか転生した際にボーナスとして初期装備を渡されまして」
「ストレージって割と有名な能力なんですか?」
「そうですね 僕のパーティの仲間もストレージを持ってますので かといって誰でも覚えているという訳では無さそうなんですが」
どうやら自分だけの特別な能力って訳でも無さそうだ
うーん残念 ちょっと優越感みたいなのに浸れるかとも思ったのだが。
「タークさん 恐らくキラーアントには棍棒だけじゃ敵わないと思います」
「それはそうかぁ これゴブリンが持ってたやつですし」
「はい 奴らは皮膚がそこそこ硬いので ここで剣も買っていきましょう」
僕と洋一さんは剣のコーナーも見ていくことにした。




