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「あっ お早うございます」
「おはようございます トイレ清掃の依頼で来ました~」
ギルドに着くと 丁度オープンしたてのようだった。
昨日の受付の人とはまた別のお姉さんのようだ。
「そうなんですね! 一緒に受けられる方はい「あっ お早うございます」
「おはようございます トイレ清掃の依頼で来ました~」
ギルドに着くと 丁度オープンしたてのようだった。
昨日の受付の人とはまた別のお姉さんのようだ。
「そうなんですね! 一緒に受けられる方はいらっしゃいますか?」
「確か 引率?指導係?の冒険者の方が最初は付くって聞いたんですが…」
と 急に自分に暗くなったように感じたその時だった
「はっはっは! 待たせたな!!」
自分の後ろからバカでかい音量の人が現れた
一瞬 モンスターか何かに襲われたかと錯覚するほどだった
「オレが! 今日の! トイレ掃除引率担当のチャンドラだ!!」
現れたのは身長約2mほどの人
分厚い筋肉に覆われた ラフな格好をしたおじさんだった。
「は 初めまして タークです」
「あ あなたは…!」
「シーッ…」
受付の人が凄く驚いてる 何でだろう知ってるひとかな。
チャンドラさんは口元に人差し指一本当ててシーッしている。
そして何やら受付の人をひっ掴んで内緒話を始めた
何だろう すごく蚊帳の外気分で寂しい。
「もう 本当に今後やめてくださいよ」
「はっはっはぁ! 分かっているさ!」
話が終わったようだ。
「よし! タークといったか さっそくトイレ掃除へ行こうではないか!!」
「は はい 何か道具とかはいるんですかね」
「おっと そうだった 道具が無ければ掃除が出来んな!」
ギルドのレンタル道具貸し出し受付へ行って、僕とチャンドラさんは道具を受け取った。
バケツとブラシに 薬剤の入ったボトルセットだ。
「トイレ掃除はな、この町だと北と南に一か所ずつ それとギルド内に一か所ある それを全部回るぞ」
「はい 大変そうですね」
「ふむ まぁな だがだからこそ日頃の公共トイレへの感謝を忘れずにいられるというわけだな!」
まぁ僕は記憶失ってるから いつも使ってるかは分からないんだけど…
「さぁ まずは北からだ 行こう!」
ズンズンと歩き出したチャンドラさん
歩くのが早く 僕は必死に追いついていった。




