7、【齟齬】
「そもそも、………いや、止めとくか“醍醐味”奪うのは…………な」
「“ミスカ”は、偉そうに……………おまえだって“解かんなかった”癖に此の野郎……」と。
“三番目”の男にそう言ったのは、最初に話し掛けて来た“彼”だった。
【ネーム】は、“タウングラン”。教えてくれたのは、それだけだった。彼らは同じパーティーメンバーだった。橋のボスが弱い(※方)だと言った少年の名前が、「クールラッシュ!です」と。それから、もうひとり、
最後の男が、「“ミスカ”…………さん?」と、俺が聞いてみた。××××××
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「あー…………違う、悪いね“ニックネーム”だ。“mistake・carnival.”って名乗ってる。まあ、“ミスカ”でいいけど・な」と。
「…………、ミステイク・カーニバルって…………」“仲間”が、そう言った。
“こんなんでも我がパーティーの回復役です”と、紹介されていた。
「“カーニバル”さんいない日は、結構しんどいです」と。
「ラッシュは、嘘吐きだな」と。
「……………なんですか」
「おまえねぇ…………回復薬有るだろが、おまえは、さ」と。
「節約ですけど?」
「ケチかっ!」と。
「“材料費”馬鹿になんないんすよ。その点“魔力”は安く済みますからね。飯代で済むじゃないですか、ね?」“グランさん?”と、同意求めて話し掛けていた。××××相手も“うむ”と。××××××××
そんなやり取りで言われたのは。いわゆる“提案”だった。
「まあ、どうしてもだったら、手を貸しますよ」と。
つまり、
「“案内”依頼請けますよ」と。
「ーーそこまで“強い”ーーのか?ーーーーーーっ」言ったのは、俺だ。けれど。
「? いや、だから……………」と。
「?」
「“ネタばらし”、厳禁だって」と、“間違いだらけさん”が、言って来たのだ。
「………………? 《道筋》??」と、俺達はいぶかしむ。だが、
「? は? 道筋…………、いや違うって」と。“噛み合わ”なかった。《???》と。
《通り方??》 “違う” 《???》 《………倒し方??》 “う〜ある意味正解、が、然し不正解w”と。
わからんかったのだ。××××××
「“ギブ・アップ”」と、俺は言った。相手は“簡単に通れる”と、言う。たしかに他のプレイヤーは通っていたよ。
“普通に”、な。“カニ・おばけ”なんて、出て来ないで・な。っ、不可解だよっ!はあ…………………わからん。