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前の世界で運営者に消されたNPC姉妹が新しい世界で生きて行く  作者: あいか
序章 この世界で妹と再会するまで
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87話 原典の話

皆様いつもありがとうございます。

今回は説明が多く長い文書が続きますので、ご容赦ください。

 魔法刻印がうまくいかないのか、暴走しているのか、対策を含めてアルテアに相談しようと来た結果、私も不思議に感じていた魔法剣その素材が分かったのだ。しかし、使われた素材は予想を超えた原典という謎の素材で、私もよく分からないゲームに存在しない物だった。


「原典の事がよくわからないのですが、魔法剣にも使われてるなら知っておかないと怖いので、教えていただけますか?」


 アルテアに教えてもらう為聞いてみると「そう言えば詳しくは話してなかったっけ?」と軽く言われて話してくれる事になった。少し長くなると言う事から、それを聞いたシャーリーは飲み物の補充をしてくると言葉に出して部屋を出るのだ。


 この時を待っていたようにアルテアは「先に話をしたい事があったんだよね。シャーリーちゃんには悪いけど、戻るまで聞いてもらえるかな?」と言うのだ。私は勿論、問題ないと伝え、色々な秘密を知るシャーリーにも聞かせれない話という事で緊張を隠せなかった。


「気を楽にして聞いてほしいかな、アニエスちゃんには知っていてほしいからね。ボクに秘密を話してくれた変わりかな?」


 一体何だろうかと気になってきた。アルテアは私が捏造した過去の話をした事で信頼して話をすると言う。それを聞くと胸が痛く感じてしまい、不可抗力ではあるが、騙しているような気分になり落ち込みそうだ


「ボクがさっき使った特別な魔力、使える理由は初代魔王の王妃として魔人の始まりを作った聖女、その聖女の聖骸がボクの身体に埋め込まれてるからなんだ。ボクの父親、前魔王は力を誇示する為に沢山実験をしていたけど、数ある中ボクは不完全な生き残りで、運良く心臓と聖骸の魔力が繋がり生き延びれた。そして、負担がかかるけど聖女の魔力を使えるし、そのおかげで全体の能力が上がり、ボクは時をかけて作戦を練り、二度と苦しむ者が出ないように魔王を倒した。そして全ての人体実験を停止させたんだ」


 アルテアは悲しそうな顔で、そう言うのだった。


 私はかなり重い話が来るとは思っていなかった事もあり、何と言えばいいのか思いつかない、アルテアが前魔王を倒した結果、その位についた事や当時はよくない実験が多かった事を聞いていた。しかし、アルテア本人が実験される側とは思ってもいなかった。


「ごめんごめん、暗い話しちゃったね。アニエスちゃんには説明しておきたかったんだよ。少しでもこの特別な魔力を感じることができるなら伝えないといけないと思ったんだ」


 かなりの秘密だと思う、それを私に話すと言う事は信頼されている。そんなアルテアに私は嘘をついている事が心の中でチクチクと肉体を刺すように心の痛みを感じてしまうのだった。


 ゲームのような言葉、大元はゲームの世界だから間違ってはいないが、聖女と言う称号はNPCで知る限り持ち合わせない、取得できるのはプレイヤーのみで、特殊クエストを達成した時に称号を獲得する。しかし、ゲームが現実に存在する時点で、プレイヤー以外も称号として得る事ができるのだろう。少し気になるのは本当の名前、もしかすると私の知る人なのではと言う気持ちもあり、アルテアに聞いてみるが代々受け継ぐ書物にも聖女と言う名称以外で記載されてなく、初代魔王と共に名前が失われているようだ。


 一通り話し終えた時にシャーリーは飲み物を持ち戻って来た。知らない間に重苦い空気になっている事を察したシャーリーは飲み物で気分を変えてはどうか?と提案したのだ。


「美味しい…」


 なんだかんだでシャーリーにはいつも助けられる。落ち着く気持ちになり、アルテアも味わいながら飲んでいた。


「さて、話を少しさせてもらうね」


 アルテアは最初にそう言うと話を始めた。原典という特別な本の話、先に話した通り昔の話で、魔族領が作られる話、初代魔王が当時の異界、私が知る限り悪魔と魔物が跋扈する高レベルプレイヤー以外は環境ダメージも含めて死んでしまう魔の領域、ゲームではない為、強い悪魔が弱い悪魔を糧にする事が多く、狩を行ったり、欲求を満たすための行為を行う世界。醜く淀む世界を憂いた初代魔王は当時、特に何かの地位に居たわけではないが異界を周り、悪魔を助けて回っていた。その日もいつもと同じように悪い悪魔を倒して捕えられていた者を解放したのだが、珍しく角も翼も持ち合わせない女性と出会った。女性は自らの事を人間と話した。それは裏側の異界に存在しないはずの人種だった。初代魔王は悩み、表に返す術を見つける為、これまでの目的に足すような形で異界を調べた。その間、女性に何故裏側に居るのかと聞いたりするも思い出せないようで、気がついたらあの場所に居たとしかわからないようだった。時が過ぎ、初代魔王と女性は共に異界を周り、当初計画していた虐げられた者の救済は殆ど終えたかのように思えた。


 しかし、助けた者も初代魔王が離れた後は同じように次の者に捕えられたり、嬲られたりされる事が多く、全てを阻止して回るのは実質的に不可能と判断した。それならば、その者達を集めた場所を作る事にしたのだった。実は共に歩んだ女性の提案で、後の魔族領の大元が作られるまで時間はかからなかった。いつしか初代魔王は女性を表に返すと言う約束より、一緒に暮らしてほしいと言う願望が強まる。女性も思い出せない表の世界に戻る希望より、異界で暮らす事を望み、結果二人は結ばれて同時期に魔族領が作られる。武闘を好む悪魔を正面から捻じ伏せる強さを持つ初代魔王。治癒の光を扱い、考え方は人間特有の希望を持ち合わせる女性、安らぐ光を見に纏い、聖なる光で魔を退ける事から聖女と呼ばれた。聖女は何故、この場に居たのかと言う事よりも人手あるが故に存在する寿命、許す限り長く初代魔王と共に歩みたいという願いを持ち二人は結ばれたのだった。


「魔族領の作られた話は、こんな感じで伝わってるんだよ」


 アルテアの話、魔族領ができるまでの経緯を聞くと、私の知る異界は悪魔が悪魔を倒した己の力を高める世界なので、やはり現実になる事により考え行動した結果、ゲームとは違うようになったのだろうと思う。話に出て来た聖女、唐突に異界へ現れるという事があるのだろうか、記憶喪失のと言う事から精神操作で悪魔に連れてこられたと解釈するのが良いかもしれない、今もそうだが表と裏には両側から壁が存在する。更に壁と壁の間は酸素もなく、空間自体が猛毒な虚無という領域がある為、簡単に行き来はできない、本来はクエストをクリアして転移の門を作る必要があり、現実になった今も機能しているはずだ。しかし、私が聞く限り表から人を攫ったり、表で活動する悪魔の存在も確認している。それにアルテア、ラキア、その他の魔人が行き来できる事から何処かのタイミングで転移魔法の強化や解析が進められた事は間違いないだろう。その結果、今は転移結晶が完成したのだ。ラキアは未だ不完成と言う事や技術自体に色々謎が残っていた。


「大体わかりましたが、原典という言葉は出てないですよね?」


「もう少し後だけど、魔族領が作られる話は必須だからね〜」


 アルテアはそう言い、話を続けるねと言うのだった。悪魔にとって一瞬に等しい数年が過ぎると人間は老いていく、聖なる力を使い悪しき悪魔を退けていたが、その力が弱まると次々に魔族領を襲う者が増えてきた。大抵の悪魔は簡単に退けれたが、魔族領を良しとせず、蹂躙を目論む中に元々、異界の半分を支配していたバルディアスという悪魔が存在した。強く強大な初代魔王も拮抗する強い力を持つバルディアスを簡単には退けれず、聖女も力を使い結界を作るも壊されてしまう。聖女の力は初代魔王も知らされてなかった生命力を使い結界を作る力の為、壊され続けた事で削られた命は活動の限界に近づいた。聖女は次に悪魔が侵攻したら私は死ぬでしょうと言い、納得できない初代魔王は結界を作るなと言う。しかし、それでは沢山の魔族領に暮らす者が死んでしまうと言う聖女は決めた事を退かずに結界を使った。バルディアスは力を増して簡単に結界を壊したのだが、それは聖女の目論見で、最後の結界は自身の命を使った封印魔法だった。聖女の身体は力を使い一冊の本に変わると、本がバルディアスを吸い込むようにページに魔力を封印したのだ。


 その後も攻める悪しき悪魔を捕らえて封じる聖女の原典書としてページの分だけ封じた。この出来事を初代魔王は嘆き、魔族領に住む者は祈りを捧げた。数十年という年月は何事もなく過ぎたが、魔族領を良しとしない者が増えると聖女の原典書は限界を迎える。それは人が無理をして作った物なので、無限とはいかず、有限な事から吸い込み捕らえ書き込む限界がある。原典書最後のページを使い切ると、光を纏い散るように消えた。異界全体に降り注ぐ光は心が清らかな悪魔から魔人を作り、悪しき考えを持つ者は少なくなった。誰もが異界に安堵の暮らしを考えたが、想定外の出来事が起き始めたのだ。


 原典書の散る光には書き込み封じた悪魔も混じる為、強大な力と呪詛によりバルディアスを含めた八大悪魔が散った後、光として異界全域の悪魔に降り注いだ時から暗躍していた。光となり散ったはずも降り注いだ悪魔の根源に根付き、内側から操り反乱を企てたのだ。聖女の力も強く、簡単にはいかずに魔王の代替わりを何度も行った頃、呪詛となるバルディアスは表の世界に力を回して神々も喰らう恐ろしい忌龍を呼び寄せた。本来機能するはずの壁を砕き、易々と異界に侵入すると魔族領を襲い魔人を喰らい始めた。魔人には聖女の力を宿す者もいる為、喰らうたびにバルディアスは己の力と聖女の力を得る事ができた。それもあり、数百年で体を得る事ができて忌龍の側で魔族領への報復者として付き従っていた。


 全ての力を喰らわれる事は良しと思わず、魔族領も原典の力を宿す者を守り、各々が宿す聖女の力を使い耐え続けた。数百年経っても魔族領を潰せない事から忌龍は怒り、自身を利用したバルディアスに対して呪いをかける。それにより、バルディアスの体は原典書のページに戻り、世界に飛び散り、触れる者、近寄る者を呪い支配し始める。幸いにもバルディアスは忌龍に匹敵する力を持ち、忌龍もそれにより力を失い異界の奥深くに身を隠した。後に判明した事だが、これもバルディアスが仕組み、忌龍の因果を変える力でやすやすと辿り着けない表の世界に自らを散らす事で、力を増して魔族領を根絶やしにする作戦と判明する。恐ろしい力という事で、魔族領も原典の意味を隠し、散った力を集めて忌龍に対抗する手段を考えたが、集めれば集めるだけバルディアスの呪いが強まり、清き考えの者も邪な考えに染まる。大地を呪えば魔力が高まり、魔障による魔物の出現、それを支配しバルディアスの呪いは周囲を侵食する。物に宿れば呪装となり、触れ物を操り支配する。集めて力を取り出す事が困難という事になり、以後は見つけた後封印処理か破壊を行う事になった。異界だけで探し切ることは難しくなると、表の世界の各王族に話をつけることで、表で活動するための組織、中央教会を設立して、いかなる国にも関与できる仕組みを作った。


「長くなったけど、ボクも魔族領の上層部も原典を探す理由はその為だね。時が経つと元の書のページではなくて、様々な物に宿るから見つけるのは大変だけど、異常な魔力を発生するから分かりやすいんだ。話が逸れたけど、魔法剣を作る時に使った鉱石や素材に原典が宿っていたって事、それで普通の魔法武器とは異なる仕組みになり、アニエスちゃんの魔法付与が正常に働かず、暴走したと思うよ」


 アルテアは纏めると魔法剣に使われた理由を話した。私はその話を聞いて、通常と考えれない力を宿す物という事から何でも屋が奪った物、王城を派手に侵攻して奪った物を結びつけて考えると嫌な結論に至る、この考えが合っているなら他国はバルディアスという悪魔や忌龍の力に汚染されて支配されている事になる。異界に存在した禁種を表に持ってこれた理由、魔物を操る力を持つ理由、私と拮抗する力を持つ理由も繋がり、そうなれば魔族領を追放されたザドリーチェという存在も力に飲まれていたのだろうか。


「もしかしてザドリーチェが作った合成獣って!」


「気がつくよね、おそらくそうだね。何かしらの形で原典の力を宿した魔物の部位を使ってる。当時は悪魔に抵抗する為って言うザドリーチェの言葉を信じてたけど、結果は人体実験でバルディアスや忌龍の力を増幅させて進化を行う研究だったからね。奴も関わってる事が間違い無いから封印処理したんだよ」


 迷惑な話、封印では死にきれずバルディアスは野心を持ち操りやすい存在を何百年と経過した今でも探しているという事だろう、忌龍が異界の奥に閉じこもってるのも何かしらの方法で力を回収する為かもしれないと思った。


 あえて言わなかったけど、シャーリーがいない時に教えてくれたアルテアの話、原典として散った物を体に取り込み力を使える事なんだと思う。精神力が強ければ支配を逃れて力を使えるという事だろうか、完全にとはいかず、時折見せる殺気の塊はその力を引き出すと発生すると考えても良いだろう。


 (あれ、そうなると、その力を感知した私って…)


 何か変、何かおかしい、こんなに大切な事を神様が知らないはずもなく、知ってるなら私に伝えているはず、叶えなくても良いとは言ったが、黒龍を倒す事を目標としていたはず、それなら確実に壁として当たると思ったからだ。


 悩み考えても答えがわからない問いに困惑してしまった。


「気になることがあるのですが、商業街の悪魔は黒い靄のようなものを身に纏い、一時的に強さが増したのですが、これもその力の一端なのでしょうか」


 シャーリーは私達の話に割り込まないようタイミングを見計らっていたようで、ひと段落したこともあり、アルテアに気になる事を聞いた。


 確かにシャーリーの質問は私も気になる。度々黒い靄を見ることがあるのと、魔力眼で見てもよくわからない自己ブーストを使い、ナイフ使いも様子が変だった。


「多分と言う曖昧な感じだけどね、初めはラキアが気が付いたんだけど、ボクが使う魔王モード、あれに近い状態を無理やり発生させる感じみたいで、適応がなければ闇の魔力に飲まれるから強くなれても自我を失うことが多いみたいだね。不思議に思うのは原典は貴重なはずで、無闇に使えないと思うけど、異界でも似た現象が起きてるからおなじだとおもう。報復を考える負の力を増やしたり、自己や他人に対して怒り、嫉み、様々な感情が昂り、一時的な力の強化だね。無理筋なやり方だから大抵は碌でもない末路になる。ボクも耐えるのがキツイからあまり使わないんだよね」


 アルテアは、そう腕を組みながら言ったのだ。


 この先、特別な騒動が起きなければ良いが、隣国がアルテアの言う力に飲まれているとしたら、広い土地を有する王国は狙われるのだろうか、今回の騒動も王国内で悪魔と連なる者が存在した事や本来は表に出てはいけない魔物が出て来た事を考えると油断はできないと思う。国王陛下やお父様も王国の貴族を再度調べるとは言っていたけど、用意周到な事を考えれば、簡単に終わらなさそうに思えたのだ。


「ん?アルテア様、さっき中央教会の事言ってましたよね…」


 考えることが多く順番に聞いた事を確認していると、アルテアが話した中央教会の設立と言う事が気になったのだ。


「あまり驚かないから分かってると思ってたよ、全員じゃないけど大半は魔族だよ。さっき話した通り、魔族領は表の世界に悪しき力を広めたくなかったんだ。各地を見通し、何かあれば介入できるようにと悪魔や原典の脅威から守るために作った事になるかな、結果として今回のような事が起きちゃったんだけどね」


 ある程度、こちら側で何か起きることは予想していたようで、昔から準備はしていたと言う。私が勉強で覚えた中央教会は全ての国に存在するが、揉め事には関与せず、特別な力で治癒や魔物を追い払ったり、孤児を預かり育てたり、学ぶ志しのある者に勉強や魔法の指導を行うと覚えている。お父様やお母様は何かあれば教会の人を頼りなさいと言う事から普通ではないと思っていたが、魔族が作ったなんて思いもよらなかった。


「そのお話ですと、軍事国家内にも中央教会は存在するので、ある程度は今回の騒動を予知できたのではないのですか?」


 シャーリーは少し考えて、そう話した。


「正直恥ずかしい話だけど、報告では問題ないって聞いてたんだよ、勿論、今回の騒動が起きた時、確認したけど、連絡が通じなくて中央教会やボクの意見では裏切り行為と判断してる。どちらにしても話を聞く必要はあるから今は確認中で、その間は全ての供給している力は止めてる状態だね」


 国の中に存在すれば、ある程度の情報は入ってくる。相手を攻めるなら物資を集めたり、武器や人の調達も必要だ。だが、今回の進行は少数精鋭で行っていた事から、それらの情報は入りにくいだろう。砦には沢山の軍隊が集まったと聞いているけど、元々いる人や蓄えていた物資を使えば情報は出回らないのかもしれない、連絡が通じなくなったのは気になり、それが裏切りなのか、工作で仲違いをさせる目的なのか、迂闊に行動できない事もあり、確認が必要とアルテアは言うのだ。


 私はこの際と思い、調べてもわからなかった中央教会の力の話を聞いてみることにした。


「んー設立を決めたのも定期的に話を聞いてるのもボクだけど、責任者じゃないからね。それに中央教会には普通の人種も大勢いるから、考えや方針はその国にある大教会で少しは変わるけど、大きくは人々の救済、表に暗躍する悪魔の始末、強すぎる古代遺物の収集だね」


 アルテアは私の質問にそう答えてくれた。魔族という事を隠して皆を守り、悪魔を裏で倒していると言う事だろう。アルテアは内緒にしてねと言うと、魔王城から力を供給して、それを各地の教会が中継することにより大規模な魔力探知を行い悪魔や商業街に発生したような禁種を捉えれると言う。それと転移魔法を発動させる仕組みもあるようで、そのおかげもあり、簡単に行き来ができるそうだ。


 それなら、連絡のつかなくなった教会も確認できるのではと思うと、どうやったか不明だが、魔力拡散を行う魔法道具が無力化されているそうで、探知や転移が行えないと言う。それなのに魔王城から大量の魔力を消費していたそうで、供給の停止と教会が使用できる能力の剥奪をしたそうだ。


 アルテアの話に出た古代遺物、時々本にも出てくるが、曖昧な事しか書かれてなく、私は古代遺跡から出てくる魔法道具や武器と思っていたが、今回の原典も魔族領として古代遺物と判断しているそうだ。他にも強すぎる物は封印処理した状態で魔王城の地下深くにある封印殿に入れているらしい、それ程危なければ壊す選択もありそうだが、話を聞く限り、おそらく伝説級を超えた物で簡単に壊せず、壊した結果何か起きる事も考えて使えないようにしていると言う。私が持つ創世の杖も言うなら古代遺物に当てはまるだろう、ゲームで存在した超越武器や道具は軒並みその類とされているはずだ。


 これも秘密だけど、と前置きをしてアルテアは異界に存在する魔法道具の知識を生活が便利になる物のみ提供しているそうで、冒険者組合が所有する遠距離で会話を行える道具も元は魔族領の知識らしく、それを改良した結果使えるようになったと言う。それを聞いて、神様が私に頼まなくても魔族領が代わりに行っているような気がしたのだった。

お読みいただき、ありがとうございます。

ブクマ、いいね等の評価ありがとうございます!大変感謝してます!


欠片の話はしても原典の話はまだしてなかったはず…探しましたがそのはずです…

あくまでこんな流れが伝わっているとお考え頂き、語り継がれた話の一つとなります。

異界の魔族領が表の世界の情報が分かったり、禁種の出現を感知できたのも大規模な魔力探知を使った結果です。

今回も教会は騒動の裏で大分動いてますが、その話は機会があれば投稿したいと思います。

様々な作品に出てくる教会組織みたいな感じでしょうか、行ってる事も大抵同じだと思います。


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