エーテリスクの謎解き
「どうしたんだい? 呼ばれたけど」
「あ、今川さん ここ、です・・・・
楽園指定エリアでかなりエネルギー上昇が
それと、もう1つ・・・最大の問題があります」
「おお~ これが映像? 」
「ええ、横がエネルギー値のグラフです」
「このプレイヤーの名前は? 調べた?」
「はい、キングというプレイヤー名です」
「キング・・・か、よしこの男が何か渡してる
何か分かってるか? エーテリスクかな?」
「ええ、正体不明のスキルみたいですね
その効果や使い方が一切ハッキリしません」
「そうか、二つ目の問題と言うのは?」
「そのエネルギー上昇の前からですが
ゲートに不具合があるようです、接続的に 」
「こっちからは出れるけど外からは入れない
これは想定内の出来事だよ。でも面倒だね
なるべく、情報が拡がらない様に統制を頼む」
「聞きたいのですが? 」
「なにかな?」
「エーテリスクをご存知で?」
「ああ、僕ら四人でこの世界を作った時の
副産物、だよ・・・ しかしこれが厄介でね、」
「僕は要らないと思った。だけど消せないんだ
このスキルはこの世界のお話に組み込まれてる
だから、この世界を消すか楽園で彼に会うか 」
「本当に仮にです。そんなスキルがあってです
貴方はなぜ。そんなにスキルを嫌がるんです?」
「君は知ってるかな? 魂は永遠に死なない
なら。・・・肉体はどうだろうか限界がある
僕はね、違うか・・賢者の四人はあの世界に 」
「エンド・ワールドにエーテリスクがある限り
僕ら四人は永遠に縛られる。
例え肉体が死んでしまっても、変わらない」
「それは・・・お辛いでしょう」
「だろう、けど・・・ 賢者の四人であり
・・楽園の監視者たる彼は僕を嫌ってる 」
「だから、楽園に逃げてしまった 」
「なら貴方も楽園へ行けば・・・?」
「でもコードが必要らしい。アイテムだよ」
「それに彼に手を出せなくてね、彼は永遠に
エンド・ワールドに居る事を望んでる
つまり、今プレイ中だ。彼の家も分かってる」
「だが、彼がゲームを止めてくれないと
無理にゲームを止めれば、最悪の場合は
死んでしまう。僕から手を出せないって訳だ」
「まぁ・・・僕の話はもういいだろう」
「この娘は誰・・ですかね?」
「ふっ。僕が分かってきたかい?」
「ええ、なんとなく 貴方が嫌いな理由も」
「それは良いね! それでこの娘は? 」
「登録名はサナというプレイヤーです」
「現実側の名前は・・・・?」
「鳳 紗菜──」
「成る程、楽園の彼が出てきた理由が見えた」
「鳳 双六─── 彼女の兄だよ」
「それでは、」
「ああ、君も何か異常がないか見ていてくれ」
「僕は少しゲームをしてくる・・・」
「・・忘れてた。ここに女性が来ると思うけど
僕の事はアメリカにでも行ったと言ってくれ」
「了解です。 今川 瀧野国さん──」