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放課後エンド・ゲーム  作者: トムネコ
【 終わりゆく世界編 】
5/87

バグと生徒会長



「リリーア=フェルシュか?」




「何かしら?」


「あのゲームでバグは発生しないとッ!

お前は言っていた筈だろう? 何故だ?」




「どういう意味か良く分からないわ」



「惚けるな!! 貴様もあのゲームに

関わっていただろう!! だから・・・

こうやって君に聞いている 分かるな? 」



「そうは言っても・・・ 私が関わったのは

ゲームの言わばコアの部分、後は・・・

他の人に聞いてみたら? 私は知らないわ」


「その他の人に聞いて、私は君に聞いている

分からないか? 君以外が知らないと

そう、言ったのだ 君は見捨てられたのだ」




「そう・・・・」




「私なら君を救ってやれる」



「勘違いしてる所、悪いけど・・・

僕は彼女を捨ててないよ 総理大臣さん」




「なっ! どうやって!?」


「色々とね」



電話がいきなり鳴ったと思ったら

触れてもいないのに受信になったのか─?




「要求は何だ?」




「要求か・・ そうだね、要求は1つかな?

貴方も僕もこれ以上は面倒でしょう? 」




「確かにそうだな・・・」



「要求はこれ以上、この話を面倒にしないで

欲しい。ただ、それだけなんですよ 」


「そこまで君が面倒を拒む理由・・は?」



「ただ、迷惑だからです。

僕は結構忙しいんですよ。だから面倒は嫌いです


「後、もうひとつ・・・ これ以上は足を

踏み入れない方がいいと思いますよ? 」




「どういう意味だ?」



「分かりませんか? 別に僕は困らないから」


「早く言ってくれ!」




「死にますよ・・・」




「・・・・・・切れたか」



「何か言ってた? 私のボスは」




「君を見捨てないと言っていたよ」


「そう、ありがとう」




「本当に君は知らないんだな?」




「何度もそう言ってるじゃない」



「そうか・・・ ならいい」








終演時高校 アニムス前 






「今日は何やる? 三島」




「今日はガシャをやろうと思ってる」




「そうなの、それにしても学校にさ」




「おっ! どうした?」



「学校にアニムスがあるって便利だと

思わない? 三島、変だと思うけど・・ 」




「確かにな、でも学校にあるって・・・

やっぱり変じゃないか? 普通はないよな」




「確かにちょっと変だね」




「あれって・・・ 生徒会長だよな?」




「確かそうだった筈だよ」



「何でこんな所に?」


「分からない。けど、こっち来てるよ」



「ホントだ、堂々としとこうぜ」




「こんな所で何してるの?」




「勉強してます」



「変ね? その割には何も無いけど?」



「・・・・・勉強してます」




「本当に?」


「・・・・勉強・・・して・・ます・・・?」




「君は何してるの?」



「僕は・・・・」


「何してるの?」



「あの・・・・ゲームしようとしてました」



「ゲーム・・・・?」




「アニムスですよ、エンド・ゲームを

しようとしてたんですよ、そしたら」




「私が来た?」


「そういう事です」




「事情は分かったわ・・・ でも」




「でも?」



「許しません!!」


「ま、そうだよな 伊吹、帰ろうぜ」



「う、うん」




「これは私のアニムスです!」




「生徒会長の? でもこれって・・・

300万とかするやつだった気が・・・・」




「正確には387万ですよ?」



「・・・・・そうですか」




「だから・・・・私を連れて行きなさい!!」





「え?」

「は?」




「ええぇぇぇぇぇ」

「はあぁぁぁぁぁ」




「そうしたら、使わしてあげるわ」





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