ボロボロのからだ
「遅いね、君達は・・・それにボロボロだ 」
レイトが死んでから必死に逃げたけど
結局、僕は足が折れてサナさんは全身打撲、
そんな二人じゃ、絶対に追いつかれる──
「貴方が・・やったんでしょ」
「そうだよ、サナ君── だけど思うよ
人間とはなんと脆いかを、ハハここはゲームの
世界だ強くて当たり前、だけど君達は弱いよね」
「それは単純に僕とキング君やサナ君、レイト君
とのレベル差が原因だとは言いきれない程にね」
ヒイロさんは一時。おいて話しだす・・・
「さて── ここからが問題だ、何がそうさせる
「考えられる原因を君達はその頭の中で考える
知能というよりは物事を単純かつ新たな可能性、
「つまりは発想へと転換する事が重要だ、
君達は僕を倒せない、それは何故かをでは──」
「それならどうやって倒せるかを。
それが君達の運命を決める、決定なんてない」
「君達はまだ、゛抗えるのだから──」
「ァア──」
「キング!」
ヒイロは剣を容赦なくキングの胸に突き刺した
「・・経験だよ、君達にはこの世界でのいや──
何処でもいい・・経験が戦いの経験が少ない 」
「何故、僕に勝てないかと言ったね──
君達は確かに他のプレイヤーから見ていて 」
「急成長を遂げていると言えるだろう、それは
死肉と戦い岩の守護者と戦い、あの古龍王でさえ
「キング君、君を王と認めそして仲間を讃えた
しかしまだ子供の遊びだ── 僕はこの世界で」
「何度も敗北を味わいその理由を考え、戦った
君達がしてきた事と同じ事をして今、ここに居る
「サナ君──次は君だ・・! ハァ!」
「いいかい・・・」
「ァ・・ボ・・ッ・・・ッ・・・」
「この世界が出来た時からそれを続けてきたんだ
そこが君達と僕の決定的な違い経験の差だよ。」
「君達の若き光が僕にまた希望を魅せた
光を観た人間として君達をどうやってでも鍛え」
「来るべき時代を迎えさせる── これは 」
「その為の一度目の犠牲だ、次は殺されるな」
はっ・・・! 僕はヒイロさんに殺されて・・
それで、うっ・・吐きそうだ
一瞬、僕の死体が見えた── 死んだんだ。
「おい、キング───!」
もう・・! レイトにもサナさんにも!
姉さんにも会えないなんて・・・!!
「悔しいよ───! 」
「そうだよな、俺もあんなにあっさり死ぬなんて
しかもお前と違うところはカッコ悪いって所だ
「そろそろ、サナさんも来る頃だよな──!」
「レイト・・・・!」
「ああ、俺だぞ! なぜか死んで──と・・」
「レイト! レイトだぁ~・・・生きてて!
死んでなかったんだ、僕は死んじゃったけど 」
「あ~キング、お前も死んでないみたいだぞ?
こうやって俺と話せてるからな! よかったよ」
「そうなんだ、僕も死んでない・・・! そうか
じゃあ、帰ったら姉さんにも会える── 」
「そうだな、その前に世界をなんとかしないと
俺たちは一生ゲームの中で生きていく事になる」
「そんなことはさせないよ。三人で現実世界に
帰るんだ・・・ 絶対に── 」
「あぁ、わかってるよ・・ 」
「ところで。レイトは何で僕が刺し殺された事を
知っていたの? 何かで見たの・・・・? 」
「ああ、説明するよりこれを見ろほらここだ」
今日、AM8:00 丁度、王は空より帰還する
「これ・・もしかして僕のこと──? 」
「あぁ、俺が知ってる王なんてお前だけだ
俺が起きたらCOMにこの記文が届いていた。」
「じゃあ── 誰かは僕が空から来るのを知って
それをレイトに送ったっていうことなの・・?」
「不思議だよな・・」
「不思議なんてもんじゃないよ。
これは明らかに仕組まれてるよ、離れよう」
「え。 ──ここからか?」
「そうだよ、何か変だよ君が死んでないことも
それに僕が死んでないことも何かが起きてる 」
「確かにな・・・ 何かが起きてるぞ──! 」
「ほら、またきた───」
今日、数分後に空から姫が舞い降りる
「また、・・・やっぱりここは危険だよ」
「いやまだだ、その続きがある── 」
そしてその場に王と戦士、姫が交わる時
真実を知り、そして戦い始めるだろう───