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放課後エンド・ゲーム  作者: トムネコ
【 終わりゆく世界編 】
3/87

近未来のゲーム

ハァ~~ これ大変だ・・・・



「伊吹・・・・伊吹!」



「ん?三島?」


「三島?って、お前、俺の話聞いてたか?」



「何の話だっけ?」




「VRゲームの話だよ」



「VRゲーム?」


「お前、知らないのか? 今日。

新しいVRゲームの発売日だぞ。」




「今日なの?」




「今日だよ。だからさっき一緒に買いに行こう。って言ったのにお前寝てるから」



「ごめん。」



「いいんだよ。それよりさお前も行くって事は

VRゲーム買うんだよな? だよなっ?! 」



「もちろん!」



「良かった~なくなったら駄目だと思ってさ

お前の分も予約してたんだよなぁ~ はい」


「何これ?」


「予約券、今渡しとくよ──」




「ありがと。隆司」


「いいんだよ。それよりも行こうぜ早く!」




「分かってる。その前に一回家に帰らないと

財布も今持ってないし、取り敢えず一旦帰ろ?」




「待ち合わせは何処にする?」




「VRゲーム売ってるとこ」


「アニムスね。じゃあ、またあとで」




「ほーい。またあとで」






伊吹純 自宅





「姉さん、ただいま」




「あっ純、お帰り」



「姉さん、今日、友達とゲーム買いに行ってね

近くのモナドでゲームをしてくるから

今日は姉さんとゲーム出来ないんだ。ゴメンね」




「何それ!聞いてない!」



「え?」


「だって今日は私とゲームする約束でしょ!?」




「姉さん、落ち着いて。僕は姉さんとゲームを

一生やらないって言ってる訳じゃないんだ。

今日は我慢してって言ってるんだ。どうかな?」




「分かった。今日だけよ」




「ありがとう。姉さん──」



あれ、僕って姉さんと遊ぶ約束してたっけ?





アニムス店前






「遅かったな」



「ごめんね。待たせちゃって」


「いいよ。それより買いに行こう

早く! もう待ちきれないからさぁ~ 」



「改めて事前情報を頭に叩き込んでたよ。」


「三島ってゲームでは頑張るのに勉強は・・ 」


「だぁあー! もう言うな! 分かったから

早くゲーム買いにいこうぜっ!! ほら、」




「よし。買いに行こう」





「そうだ、お前はジョブ何にすんの?」



「ジョブ何てあるんだ? 僕が聞いた情報では

昔あったRPGツクールにとても良く似た、

 

「ゲームって聞いたけど.....あってる?」




「そうだ、けどRPGツクールと違う所は

RPGだけじゃなくてアクション(AS)ゲームだとか

シューティング(ST)ゲームまで作れるってとこだな



「それじゃ、ジョブシステムがこのゲームに

どう関わってくるのか分からないよ、」


「だってアクションやシューティングまで

作れるとしたらジョブシステムは基本的には

要らないはず。それなのにどうしてあるの? 」





「そう、最初は皆そう思う───

だけどシューティングゲームやアクションゲーム

を作るのはこのゲームのオマケに過ぎない。」



「じゃあ、ゲームを作るゲームじゃなくって

──本当はRPGみたいなゲームってこと? 」




「そうだ、これはRPGゲームだ」




「そして更に面白いのが。・・・・・・・ 」






例えばシューティングゲームを作ったとする。




そしたら作ったシューティングゲームが自分や

フレンドのスキルになるんだ、まあ・・・



加えて分かりやすく言えば。この前公式では


Bloodって言うシューティングゲームの

PVプロモーションビデオが公開された──




Bloodって日本語で言えば血だから銃に

血属性のバフがかかるスキルを取得出来る。

・・らしいぜ?」






「なるほど。でも基本はRPG何だよね?

って事はさST(シューティング)ゲームやAS(アクション)ゲームは例えば.

オマケの欄があってそこを押せば出来るっ事?」




「いや違う。世界中で作られたゲームがな

本編のストーリーとして組み込まれるんだ」




「なるほど。それは凄いね!」




「まあ。だからストーリーの途中でおかしな所が

あるかも知れないけど許してね?って

公式サイトには書いてあったぞ・・大丈夫か?」


「ハハ!それじゃ近くのモナドに行って

ゲームを試してみようよ? それで分かるよ」




「そうだな・・・って!まだ聞いてなかった

何のジョブにするんだって?話だったよな 」



「ん~RPGにあるジョブは一通り在るんだよね?



「ああ、在るぞ」




「じゃあ剣士で」


「剣士か~安定のジョブだな」




「三島は何のジョブにしたの?」


「俺は魔法使いにしたぞ」



「三島が魔法使い!全然似合わないね」


「別に良いだろ俺が魔法使いやっても」






モナド前





「よし!着いたか」


「うん!着いたね。」




「じゃあ、ここで開けてくれ」


「えっ?・・・ さっきのソフトを?」




「そうだ、

ソフト箱の中にメモリーチップが入ってる。」


「これだね──?」


「あぁ、それをモナドに入れて自分の名前と

携帯のメールアドレスを入れて初めて── 」


「名前とメールアドレス、」


「聞いてなかったな? 」


「ごめん。」



「それで初めてゲームが出来る。」

  



「なるほど。ポチポチポチっと出来たよ?」



「じゃあ、やるぞ!」


「よし!やるぞ」






「転送しています。しばらくお待ち下さい」








「ねぇ? 三島、聞いていい・・? 」




「お、なんだ?」




「僕らって外から見るとどう見えるの?」



「普通に歩いてる様に見えるぞ、棒立ちは

通行人の邪魔になるだろ、さっき入れたチップ

実は、催眠術みたいな効果があってさ、」



「なにそれ! ・・恐いね・・・・」



「いや、そんなことはないらしいぞ。

まあ・・ そんな話はやめにして、ゲームだ!




「うん!! そうだね!」










「伊吹、ここがエンド・ゲームの世界だ」




「うわ~凄いね!」


「ホントに凄いよな!」




「うん!本当に凄いね!」


「あっ!アバターを作れって言われた」




「本当だ僕の所にも来たよ」



「じゃあ、あっちの世界で待ってるぞ」


「うん!待ってて、すぐ行くから」










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