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放課後エンド・ゲーム  作者: トムネコ
【 終わりゆく世界編 】
19/87

ヒイロ=イマカワの一人言




「西の賢者ッ──!!」






「君が怒るのも確かに間違ってない

僕は君やこの世界を壊し、殺せば良かった」




「だけど、犠牲になる人が居る

これだけはいつになっても変わらない 」



「理解はしてやる。ただしお前は殺す!!」




「前王の怨みだろう? 何時かはね、死ぬよ

原因はどうあれ死のう。ただ、今はダメだ 」






「 キング君、レイト君、サナ君、」






「君達にはこの世界を救う為に僕から

出来うる限りの特訓をさせてもらう。しかし、


「あの化け物は特訓程度では倒せない。だけど」




その言葉にそれぞれ曖昧な反応をする。





「今はゲームを楽しむといい、いまだけだ

君たちがこの世界を楽しめるのは。ここは

君達にとって戦場と化す、その前に楽しむんだ」






「西の賢者、ヒイロ=イマカワの命令だ。」







「って・・・・言われてもな、意味が分からない

なぜ、俺達なのかも分からないし

それに、プレイヤーならたくさん居る。」




「このゲームのトッププレイヤーだって

この危機なら助けてくれるんじゃないか?」



「でも、あの人は本気だったよ

トッププレイヤーでもあてにならない状況かな?

レイトは考えなさ過ぎなんだよ・・・。」



 「なっ・・!」




「なら、私達は必要ないわね

トッププレイヤーに私達が勝てるハズないもの」



「キング。今は言い争っている場合じゃないわ」





「ヒイロさんは最後に楽しめる機会と言ってた

それならこれはゲームでしょ? 皆で楽しむ!」




「ほら? 二人とも友達でしょ

ケンカの後は仲直りこれは常識なのよ 」




「・・・悪かった、不安を煽る様な事を言って」



「僕も言葉が堅かったみたいだね。ゴメン」






「ほら、蟠りも解けたし一緒に楽しみましょう?




「いいよ、それで」


「やっぱりサナさんには敵いません」




「当然よ! 私はこのチームのリーダーよ」





 「え、一体いつからリーダーに?」



 「今からよレイト、覚悟しなさい!!」



 「僕は別にそれでいいや~ 」







「アル? 君は行かないの?」



「私は邪魔になるでしょう・・楽しんで下さい

良ければ、その話を私にも聞かせてください」




「わかった 行ってくるよ!」



 「ええ、 ──待っています。 」














「君がこんなに優しい龍なんてね。驚きだ」




「貴方を殺さないのは王の命令だからです」



「そうやって君は自分の想いを縛ってるのか

よく、数千年もそんな事が出来るね・・・・?」




「貴方とは違い。強く育てられた──」




「ハハッ、こりゃ一本取られた

でも、この世界を救うってのは本気だよ」




「まぁ、君が邪魔するはずないけどさ

邪魔したら殺すよ、これだって本気だよ。」




「試しますか───」




「賢者と龍は同等の強さを持ってるんだよ

君は僕を弱く見すぎだ。後悔するよ? 君は 」




「───フン」







これで───




「やっと、先へ進める・・・・・」






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