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放課後エンド・ゲーム  作者: トムネコ
【 終わりゆく世界編 】
18/87

龍の導き



    今、何か───




「──────?」




「アル。どうしたの?」


「前王の気配がしたのです。

きっと、私の気のせいでしょう・・・む」






「レイト! 大丈夫だったの!?」



「サナさん・・ はぁよかった。

生きてたんですね、本当によかった・・  」




「サナさんはいままで何処に?」




「街に逃げる途中に魔物が居てね。

懲らしめてきたところよ! キングは?」



「俺は無関係です。」



「ふふ、大きな龍ね─── 」





「貴女の名は・・・?」



 「喋るの?」


「古龍ですからね・・・・」


「違うよ。レイト、アルは古龍王だよ」




「もうなんでもいいさ、現実から逃げたって

お前からは絶対に逃げられないもんなキング!」



「もう、なんだよ~~ ハグは嫌だって~~!」








「死んだかと思ったんだ。あの時・・・」




「ホントに?」




「ああ、その時にな俺はお前の事を考えた

言ってないことがあるって。もう言えないと」



「思ったから今、言わせてくれ!

俺みたいなやつの友達で居てくれてありがとう」




「お前にはずっと感謝してるんだ。

たとえ、もしこの世界で死んだってそれだけは

──それだけは変わらない。ありがとう」



「僕は君に隣に居て欲しいと思ったから

ずっと、僕とレイトは親友だったんだよ?」



「今さら感謝なんていらないよ。

だって感謝してたらキリがないでしょ?」




「僕らはずっと、親友なんだし 死んでもね!」






「レイト── この雰囲気だとキスしそうだ」




「それは止めてよね、僕は絶対に嫌だよ!」




「ああ、俺だって嫌だからしないさ だけど

ハグなら良いだろう? もうお前を離さない」




「僕に告白? 止めてよね」










「数千年前、貴女を見たことがある

私の腕を癒し、私の心を救った女性に似ている」



「私が? それはきっと気のせいね

私は本当に魔物を倒したけど、化け物は──」




「あの化け物は私では倒せないわ・・・・」





「ム・・・気のせいだったようですね──」




しかし、このサナという女性,似ている──










 「関係者以外は立ち入り禁止です!!」






「それなら僕はどうやって彼等に会えばいい?」



「会えません。」




「一体、何の為に君達は居るのかな?」


「安全の確保の為に王に派遣されたのです」




「安全? 龍を殺すのかい?」


「いいかい? 君と話しているのでさえ

時間のムダなんだ、じゃあ何で話してると思う?

君やその王様に解って欲しいからだよ。」





「あの龍を殺せば世界の秩序は崩壊する

この世界の崩壊は彼女が食い止めてきた。」




「その生命(いのち)を削ってね、それは僕の責任だ

これでも君はここを通さないつもりかな?」




「・・・・・・・ どうぞ、広場へ─── 」








「アルメリオン・ジ・ヴァージェ

また。会えて嬉しいよ数千年振りかな?」



「僕と君とそしていずれこの世界を救う3人と」








   「 未来の話をしようか? 」 















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