世界審理
「キング・・・・キングか!?」
「うん─? レイト? どうしたの慌てて」
どうしたって..... そうか・・知らないよな
「お前、大丈夫なのか?」
「僕? 大丈夫だよ。人に囲まれてるけど」
「囲まれてる? まあ、いいから何処にいる?」
「僕は・・・えーと、広場だね!」
「広場・・・ 噴水に花があるだろう?」
「うん、あったよ」
「何色だ?」
「紫だね、それで色がどうしたの?」
「場所が解った直ぐ行く頼むから待っててくれよ
「うん、でも早くね・・なんか雲行きが怪しい」
「おい、今度は何をしたんだ?」
「なにもしてないよ。ゲームって楽しいね!」
「・・・・・・・・」
「レイト・・・?」
今度は何をやったんだか・・・
因みにさっきの花の色は東西南北によって
色が違い、季節の違いだとか戦争の名残だとか
まぁ、色々な意見がある。でも設定だ
特に花の色が何かなんて誰も気にしないだろう
「はぁ・・・・・」
「レイト! こっちだよっ!」
そりゃ見れば分かるよ、龍を連れてるしな
「それより、お前はサナさん見てないか?」
「僕って衛兵に囲まれてるんだよ、普通って
親友なら助けてくれるんじゃないの? 」
「それで、サナさんは見てないんだな?」
「見てないよ。連絡は取ったの?
チームなら取れるんでしょ? 僕にもきたし」
CCCOM 略してCOM、そのままだな
「ああ、COMで連絡はしたんだけど
繋がらなくてなどうしようか悩んでるんだ」
「サナさんが僕達を見つけてくれるでしょ
だって、サナさんだし 大丈夫だよ。」
「まあ・・ そこについては心配してないんだが
そろそろ教えてくれるか? その龍はなんだ?」
「アルって言うんだ! 僕の眷属だよ」
あ、ああ・・・そうか、聞いた俺が悪かったよ
「・・・王、私から事の顛末をお話します」
「助かるよ。アンタ喋れるのか、古龍なんだな」
「ええ─ では、これが始まりから終りです 」
事の顛末を聞いた俺はこう聞いた・・
「へぇ~ アイツの事を知っているんだな?」
「はい 誰よりも彼奴を知るのは私だと、」
「なら聞きたいんだ、アイツはなんなんだ?
俺は捕食ってやつに襲われた。壁があった」
「あれは一体なんなんだ? なぜ、捕食と?」
「一つに理由は存在しません、彼奴には
空腹等もありません。喰らうためでしょう」
「意味はないってことか? 例えば、
力を蓄えるとかもか? それなら納得出来る」
「貴方を喰らった所で微量の差程変わらない」
「じゃあ! 何故、人を食べる?」
「彼奴はこの世界に存在する人という種を
存在から消す為、喰らっていると考えています」
「人間を滅ぼす!?」
「いえ、彼奴の狙いは種を滅ぼすこと
この私も例外ではありません。
生命あるもの総てに死は訪れる 彼奴は 」
「その循環を乱し彼奴のみがこの世界で存在し
生き残る事を目的としているのでしょう 」
「どうやって倒す?」
「賢者達は彼奴をバグの実写体だと呼んだ
私は彼奴と戦い死に絶えかけた時に彼奴を」
「総てを喰らう化け物"と呼んだ 」
「賢者達はこの世界を封印し終りが結果とした
しかし、過ちを犯し賢者は封印はせず
この世界に生を与えた。この世界を創りし賢者は
「戦い──戦い─── そして悟る
この化け物には敵わないと、彼奴は殺せない」
「 これが世界のたった一つの理です 」