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放課後エンド・ゲーム  作者: トムネコ
【 終わりゆく世界編 】
16/87

答えは言えない



グッ・・・・ ここは・・? 




「宿屋か、あいたた、腕より体か

この世界は皮肉だねぇ。まだ人間だとは」




「うーん、彼らは一体どこだ?」



「居ないなら探すまでだ。」




 この宿を出ていく時、一応。人に聞いたが

結果は思ってた通りだった、探すって事だね







「想定外に誰も居ないね、何かあったのかな?

街の人は良いけれど、衛兵まで居ないとね・?」



「何かあった───とか。」








オルデンリン城塞内───








「貴様、何要か?」



「貴方に要はありません。コード0720133

これで、いけるハズだ・・・・  」



ここまで来るのに普通なら大変なのに

衛兵が何処に出払ってるみたいだからね──




「はい? もしもし?」



「やっと繋がった。寝ていたか?」




普段はNPCである彼等はコードによって書き換え




特定のNPCは外部の特殊な人間に繋がっており

協力者を呼び出すこともまた、可能である






「あ、あ~ ヒロさん? 何の用です?」




「ふっ、いつもの君にも言われたよ 」



「いつもの? あ、王様ですね 呼ばれることが

ないから、つい忘れちゃうんですよねぇ~~」




「君の妹を救えるかもしれない」






「・・・本当ですか?」


 「ああ、本当だよ」





「人探しは君の本業だろう? 探してくれ

プレイヤー名はサナ、レイト、キング だ。」



「誰なんです。この子たち 」




「希望になってくれる子たちだ。」



「貴方が言うんだから間違いはない

人を見る目があるんです貴方には 妹だって」


「貴方に魅込まれて開発チームに加わった。

僕の妹としてじゃなく一人の人間としてあの子を




「救ってください─────」






「言っておくけど、救うのは彼等だ僕じゃない」




「でも、あの時── 僕は声を聞くだけだった

貴方たちがこの世界に入ることに慣れたころ」



「チームの専属オペレーターなったんです

それが初日で妹と働ける事にワクワクしてた」


「でも、運命って皮肉です夢を叶えてくれたら

自分が一番愛する人を勝手に奪っていくんです」




「そうだね─── 悔しかったよ」




「貴方が悪いとは思ってません。妹も僕も」






「それだけで救われたよ、また来るよ」






「今日はありがとうございます。僕の話を

聞いてくれて、お陰でスッキリしました。」




「位置情報は受け取った。君には感謝しかないよ

あの時、一番辛いのは君だったろうに

支えてくれたのは君だった、感謝なら僕の方だ」




「だから、絶対に助けて下さいよ」








「そうだね────」















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