表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/8

0.幼い頃の記憶

第1章の0話として、レティーナの幼い頃の記憶を1話の前に挟みました。

第2章 約束

0. 幼い頃の記憶


そう、あれは私が7歳の頃のこと。母に連れられて、王室主催のお茶会に参加したときだ。私は母と離れ、宮殿で迷子になり、宮殿をさ迷っていたとき。

ふと、明るい日射しが差し込む綺麗な花園が目に入った。そこは、種類の違う花々が咲き乱れていた。今にも鮮明に覚えている。とても、綺麗な場所だった。私は、すっかりその花たちの虜となり、迷子になっているのを忘れて花たちと戯れていた。

私は、花と戯れることに夢中になり、私に声をかける声に気づかなかった。

「ねぇ、僕の声が聞こえてますかー?」


「!!」

急に耳元で声がしたことにびっくりして、私は慌てて飛び立つ。

「よかったー。さっきから何度も声をかけてたつもりだったんだけど、全然反応してくれないから、耳が聞こえないのかとおもったよ」

そう、話すのは私と同い年くらいの男の子だった。

その子は、それとなく品のある顔立ちをしていた。

私は、その子が誰か分からず、そのまま立ち去ろうとした時。ふいに右手をその男の子に掴まれた。

「まって!!君はだれ?ここで何してたの?」

男の子は、私の手を掴んだまま、私に聞いてきた。

私は、

「何もただ、道に迷って歩いてたら、ここにたどり着いた、ただそれだけ」


「道に迷った?ここは王室のごく一部の人間のみ入れる場所だ。そんな言い訳通じるとでも?」

男の子と一緒にいる少年が私を疑いの目で問いただす。

少年は私と男の子より年上で、騎士のような格好をしていた。


「本当に迷ったの!!」

私は、疑われたことに腹が立ち苛立ちながら言った。


すると、男の子が

「ジークもういいよ。この子、ほんとうにただ、道に迷っただけだと思うから、そう怖い目をしないで」

「ねぇ、君疑ってごめんね。でもね、ここは数少ない人しか入れなくて、僕にとっては大切なところなんだ」

そして私は、ふと目の前の男の子について考える。とても、品位のある服装と育ちの良さそうなしゃべり方、王宮の事をしっているかのような口振り・・・・私はふと我に帰った。そう、ここえ来る前に母から聞かされたことを。

今回のパーティーでは、この国皇太子も参加するということ。そして、皇太子は私と同い年。

それだけで、この前にいる男の子が誰なのかは分かった。私はその場で慌てて頭を下げた。

「皇太子殿下!!もう、しわけございません!!殿下とは分からず、生意気な事を申しました。どうか、お許しください!!」


「今さら、殿下だと気付いたとしても、もう遅い!!この事は、」

ジークと呼ばれている少年が私に問いた出そうとした時。

「ジークいいよ。この子は迷ってここまで来たのだから、この事を問題にするのは良くない。君も、今日の事は口外しない。いいね?」

殿下がそう、言って私をみる。

「はい!!もちろんでございます!!」

私は、問題にならないことに、安堵する。

すると、殿下は

「そんなに、かしこまらなくていいのに。」

苦笑いをしながら言う。

「君は、この花園をよっぽど気に入ったようだね?ここの花園をどう思う?」


「・・・・どうと思うかですか?」

私は、少し考える。この花園は、美しくもあるがとても優しい感じがする。何とも言葉では表せないほどだった。だから、私は

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

私は、そう言った。

すると、殿下はとても嬉しそうに微笑みを浮かばせて、

「ありがとう」と言った。

ここまで、呼んでくださりありがとうございます!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ