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0章 (現在)

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私は今、とある理由で王宮に来ている。王宮には、たくさんの人間に会う。

私は本当は、王宮には来たくなかった。なぜなら、会いたくもない人に会いたくはないから。それでも、嬉しい再開もある。

「レティーナ、久しぶり。いや、母上と呼ぶべきか」

そう言うのは、久しぶりに再開した義理の息子のアディスだ。

「あなたが私を母と呼んでくれるのは、今では当たり前になっているけれど、本当に嬉しいのよ」

私が、義理の息子に出会ったのは私が3回目の結婚の時。この子の父、ランドル家の当主、カノディス・ジ・ランドルと結婚した時だった。その時は、後妻であり3回目の結婚という事で社交界やランドル家の者やこの子からも軽蔑の目で見られていたが、今では私の事を母と呼んでくれている。最初の頃は、色々なことがあった。

「それで、母上はどうして王宮に?まさか、またあいつによばれたのですか?(怒)」

私が日々の事を思い出していると、アディスが尋ねる。

「ええ、また私と話がしたいそうよ。あの人もどうしてそんなに昔の事を掘り返したいのか、私には分からないわ」

私は、諦めたように吐き捨てる。

「でも、王自からの招待ですもの、来ないと言う選択肢はないもの」

「いい加減、母上のことを忘れればいいのに、どうしてそんなに母上と再婚したがるのか俺にはわからない。そもそも母上を捨てたのはあの男なんだぞ・・・まったく」

とアディスは呆れたように呟く。

「第一、母上は被害者なのになぜ、あの男の言うことを聞かなくのか。あの男の招待に応じる必要など無いはずです」

「そうね、私も本当は行きたくもないけれど、前に私が言ったことおぼえているかしら?

時には自分を押し殺すことも必要だと。でもね、私ふと思うのあの人が一番かわいそうだと。だって、昔の栄光にすがり思いびとでさえも捨てられた惨めなあの人を見ていて私は、とても楽しいもの。だって、私をそうしたのは他でもないあのひとだもの(笑)」

そう、私はにっこりと微笑みを顔に浮かばせながらそう、思う。

呼んでいただき、ありがとうございました!!

次回も頑張って書きます。

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