田舎の工業高校あるある
初投稿です。Twitterのタグ#30日物書きチャレンジに挑戦した作品です。お題はスポーツ学園物でしたが、運動しているシーンは皆無です。感想が来たら飛び上がって喜びます。誤字脱字も教えていただけると、大変助かります。
僕は期待に胸を膨らませていた。この杉上工業高校の陸上部は、田舎の公立高校にもかかわらず、設備が充実していると近隣でも名をとどろかせている。
短距離用の自動スターターや、日が落ちてからでも練習できる照明設備、雨天時用にビニール温室の中に各種トレーニング器具。
緊張しつつ入部届を持ち、部室のドアをたたく。
「入部希望者か?まあ、中へ入れ。専門は何だ?」
焦りつつ答える。
「よっよろしくお願いいたします。中学では800Mで大会に出ていました」
「そっちじゃない。専攻の科だ」
「・・・機械科ですけど」
わっと沸く先輩たち。
「ちょうど良かった。旋盤でバーベルのウエイトを作ってくれ。5㎏刻みで頼むな」
えっまさか、ここの設備。
「実習受け持ちの先生には話を通しておくから安心しろ」
別の先輩がうなずく。
「砲丸投げのサークル作った時は、生コン勝手に持ち出すなって絞られたからなぁ」
どうやら、陸上以外の技術も身につきそうだ・・・。
最期までお読み頂きありがとうございます。感想の他に「こんな話も読んでみたい」というお題を頂けると嬉しいです。