20210206 対戦ゲーマーはなぜ性格がクソなのか
ハセ（見た目：真面目なイケメン）
「ゲームが中途半端に上手い奴ほど、性格がクソなんですが、どうしてなんでしょう？」
萌（見た目：巨乳眼鏡）
「うおおい！ いきなり喧嘩をぶかっけるな！」
ハセ
「事実を伝えてるだけですが？」
ルナ（見た目：幼女）
「まあ、事実じゃな」
萌
「ルナさんまで！？」
ハセ
「ちなみに定義上、ジャンルは対戦要素があるゲームとなります」
ゆり（見た目：普通のＪＫ）
「なんで？」
かねち（見た目：チャラ男）
「ひとりプレーのゲームだと、そもそも上手い下手の話にならないからじゃないっすか？」
萌
「まあ、そうだな。ちなみに、前もって言っておくが『性格クソなんて人それぞれ。性格いい人もいるんじゃない』的なことはタブーだからな」
オーク（見た目：制服着たオーク）
「さすがにそれはないよね」
ルナ
「儂も、延々二時間話したあとに『人それぞれじゃない？』と結論づけた相手からの飲みの誘いは断るようにしておる」
ハセ
「正直、死ねって思いますね」
萌
「いや、私はそこまではないからな！」
萌
「で？ みんな的には、ハセの議題には同意？」
かねち
「デドバイやってますけど、煽りとか舐めプとか、切断とか度々問題になるっすね」
ゆり
「私も同意かな。勝ち負けに拘って仲良く遊ぶ、ができないイメージ」
オーク
「グラブルヴァーサスしてるけど、『〇〇するだけで誰でもAランクになる』とか、すぐに言う人がいて、ちょっとイラってするよね」
かねち
「あれは、マジでないっす」
ゆり
「結婚したばかりの人が、『結婚なんてちょっと頑張れば、誰にでもできるよ』って言うみたいな感じだよね？ 普通に嫌われる」
ルナ
「そういや萌も、ラノベ作家になりたての頃、『ラノベ作家なんて誰でもなれるよ』的なことを言っておったのう」
萌
「…………」
萌
「さーせんでした！」
かねち
「あれってどんな気持ちで言ってるんですか？」
萌
「悪意はないんだが、なんというか想像力が足りてないんだろうな。今思えば調子に乗っていた。自分では正論のように思ってるんだよ」
ハセ
「ラノベ作家や結婚は人数に上限はありませんから。ゲームはランク形式が多く、必ず順位ができるので、その時点で矛盾です」
ゆり
「やっぱりゲームしか取り柄が無くて、そこで上手だから、ちょっと調子に乗っちゃうのかな？」
ルナ
「ゲームに限らず、人は成功すると他人を見下すようになるからのう。しばらくベンチャー企業の社長たちと会う機会がたくさんあったが、ひとりを除いてみんなクソじゃった」
ルナ
「……本当にクソじゃった」
一同
（いったい何があったんだ……？）
オーク
「オンラインでプレイできると言っても、基本はひとりでずっとゲームばかりしてるから、他人に気を遣わなくなっちゃうんじゃない？」
萌
「ゲームの上手さとプレイ時間は基本的に比例するからなぁ」
ハセ
「僕は格ゲーを人に教えるときは『自分がされて嫌なことを相手にしろ』と言ってますしね。この手の議論を見ると、この考えに問題があるとの指摘が多いですね」
ルナ
「それも要因としてあるじゃろうが、儂はここで『熱量多可』を提案する」
萌
「うん。ぜんぜんわからん」
ルナ
「対戦という意味ではゲームだけでなく、スポーツもあるじゃろ？ スポーツできる人間も成功者だから、すぐに他人を見下してくる。じゃが、試合中に煽ったり、切断する者はおらぬ」
ゆり
「確かにそうかも。怒る人はいても、怒って帰っちゃう人はあんまり聞いたことないかも」
オーク
「チームがいるからじゃない？ プロは論外だし」
ハセ
「個人戦も同じですよ。おそらく、身近に怒る人がいるかどうかは大きいかもしれません」
かねち
「確かに、友達プレイだと切断はヤバいって普通にわかりますからね」
萌
「でも、ゲームは負けが続くと、ガチで空気悪くなるよな？ 友達の家で喧嘩とか。格ゲーがオンラインになって、ある意味救われたと思うぞ」
かねち
「何回もできるのが悪いんじゃないっすか？ ストレスが積み重なっていくっすから」
ハセ
「人は負けるとストレスが溜まるようにできてますからね」
ルナ
「同時に人は、体を動かすとストレスが発散できる。つまりスポーツは、ストレスを受けたとしても、同時にストレスを発散しておるじゃ」
オーク
「ちょっとわかるかも。試合終わったあととか、怒る元気残ってないし」
萌
「それだと、将棋とか囲碁はどうなんだ？」
ルナ
「少し意味合いは違うかもしれんが、じっくり考える分、熱量を消費していると考えておる。ゲームはスピードが速いからのう。ストレスが溜まる速度のほうが速い」
ハセ
「思った通りに動かせるかどうかも重要ですね。将棋や囲碁は、少なくとも納得した上で行動してますが、格ゲーやアクションゲームは、自分の思ったとおりに動かせずに負けることも多いですから」
オーク
「というか、相手の思い通りさせないことが勝つための条件だよね？」
萌
「アンガーマネジメントでは、６秒待てば怒りが治まるというからな。スピードが速くて、負けが続きやすいゲームは感情的になりやすいのかも」
かねち
「なんとなく結論出たっすね」
えり
「え？ ってことは……？」
ハセ
「ゲームをやればやるほど、性格がクソになるってことですね」
ルナ
「うむ。きれいにオチたのう」
萌
「それ絶対言っちゃ駄目な結論だからな！」
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