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20210110 欲情の境界

ハセ(見た目:真面目なイケメン)

「この間、相撲の試合を見て気になったことがあるんですが…」


オーク(見た目:制服着たオーク)

「長谷川くんが相撲見るって、なんか意外だね」


ハセ

「いえ、僕もたまたま見ただけです」


ゆり(見た目:普通のJK)

「それで? なにが気になったの?」


ハセ

「デブ専の人って、力士の胸に欲情したりするんでしょうか?」


萌(見た目:巨乳眼鏡)

「おおい! いきなり全方位に喧嘩売るなよ!」


ハセ

「いえ、純粋に興味があるだけで、別に喧嘩は売ってないですけど?」


かねち(見た目:チャラ男)

「無自覚なところがヤベ~っすね」


ハセ

「客観的に見れば、力士の胸と太った女性の胸は同じものです。なので、気になってしまって…」


「そういうところよ! おまえ絶対最後は刺されて死ぬぞ!?」


ルナ(見た目:幼女)

「そうじゃのう。誰かを批難する議論はよろしくない」


「うんうん。ルナちゃんの言うとおりだ」


ルナ

「なので、貧乳好きはガリ男の胸に欲情するか? という話にしよう」


「一緒じゃねえか!」


オーク

「一緒じゃないです! デブ専と貧乳好きを一緒にしないでください!」


「面倒くせえな! しかも、どっちを擁護しているのかすらも分からねえ!」


ハセ

「そんなわけで、力士の胸か太った女性の胸か判断するゲームを作ってきました。その名も『乳しぼり』です」


「野田クリスタルあたりが作りそうなゲームだな…」


ハセ

「では、第一問。これは、どっちの胸でしょうか?」


一同

「…………」


ゆり

「…これ、難しくない?」


かねち

「…純粋にヤバイっすね」


オーク

「そもそも、力士の胸ってアップで見る経験なんて、そうそうないし」


「太った女性のほうもなかなか無いしな。くそ、脳がゲシュタルト崩壊が起こしそうだ」


ルナ

「というか、デブ専の者がいないと意味がないのでは?」


かねち

「つーか、これ。当たっても外れても地獄じゃないっすか?」


「やめよう。我々の負けだ。悩んでいる時点で、長谷川の説を認めたも同じだしな」


ゆり

「ちなみに、正解はどっちだったの?」


ハセ

「力士です。胸がきれいで有名な輝大士の写真を使いました」


ルナ

「その力士名でぐぐったら負けじゃな」


かねち

「調べる奴、マジで軽蔑しますね」


「ああ、力士のおっぱい見たさにぐぐるとか、まさに変態だ。恥を知れ!」


ゆり

「え? あんたら急にどうしたの!?」

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