20210108 みかんの皮
ゆり(見た目:普通のJK)
「突然だけどさ。みかんの皮ってどう思う?」
萌 (見た目:巨乳眼鏡)
「突然すぎて返答に困るな。普通にみかんの皮としか思わないが」
かねち (見た目:チャラ男)
「みかんの皮に特別な想いはないっすね」
オーク (見た目:制服着たオーク)
「どんな意味で言ってるの?」
ゆり
「あたし、最近ビタミンが足りてないから、積極的にみかんを食べようと思ってるの」
萌
「いいことじゃないか」
ゆり
「それなのに、皮が邪魔で食べられないの」
ハセ (見た目:真面目なイケメン)
「普通にむけばいいだろ?」
ゆり
「それが面倒くさいのよ。わざわざ、食べるために皮をむかなきゃならないのよ? 手も汚れるし。『中川、見ろ。手が汚れてしまったではないか!』って気分よ」
萌
「いや、そのネタは古すぎて、たぶん伝わらねえぞ」
オーク
「ちょっと理解できるかも。微妙な手間が惜しくて、なんとなく食べなくなることってあるよね?」
ルナ (見た目:幼女)
「主らはエッチのときに、スカートと一緒にパンツまで脱がすタイプか? 風情がないのう」
萌
「こら、見た目幼女。下ネタに持っていくな。むかなきゃ食べられないのは、お菓子も同じだろう? チョコレートとかどうしてるんだ?」
ゆり
「チョコはなんか別なの。問題はみかんの皮よ! 指をくぼみの部分に突っ込んで、むくっていうのが生理的に面倒なの!」
ルナ
「主は、前戯のときに――」
萌
「だ~か~らぁああああ! 下ネタ言うな。この変態幼女が!」
ゆり
「いっそ、皮のないみかんとか売ってないのかなぁ? 絶対売れると思うよ」
ルナ
「いま、全世界の包茎を敵に回したぞ」
萌
「いや、回してねえから。勝手に喧嘩ふっかけるなよ」
オーク
「『甘栗むいちゃいました』も、栗の皮をむいて売り出したことで大ヒットしたんだから、いいアイデアなんじゃない?」
かねち
「なんか、すぐに腐りそうなイメージすっけどね」
ハセ
「調べてみたところ、『むかん』という商品があるみたいですね。氷菓ですが」
萌
「おお、あるじゃん。さすがはググりの長谷川。調べるのが早い」
ハセ
「普通に検索しただけで褒められると、かえって馬鹿にされた気分になりますね」
萌
「面倒くさい奴だな」
ゆり
「え~、でもなんか、アイスは違う気がする。普通のみかんはないの?」
ルナ
「こっちも面倒くさい奴じゃのう。脱がすのは嫌、前戯もしない。挙句には愛撫もなんか違うと言う」
萌
「誰も言ってねえよ」
かねち
「むくのが面倒なら、包丁で切ればいいじゃないっすか? あとはスプーンでほじれば手も汚れないし」
ゆり
「はぁ? みかん如きのために、包丁やスプーンを使うの!? ありえないわ。たかだか、みかんのために!」
萌・かねち・オーク
(うわぁ~。クズだ、こいつ)
ルナ
「なるほど、性格が腐っているから、すぐに腐りそうなみかんを食べたいんじゃな」
萌
「これって、オチがついたでいいのか?」
読んでくださり、ありがとうございます。
ぜひ、ブックマークをお願いします。