第1話 最初の目覚め
はい、三上です。
「地獄の世界で僕らは行く」ちょっとランキング載ったのに調子乗って、「この字数じゃ、ナントカ大賞的なのに足りねぇじゃん!」ってことで、さらに面白くできるように新要素とかも入れていきたいと思ってます。
ガンバルカラ・・・・ミンナヨンデネ!
僕の名前は佐藤俊介。高校一年生だ。
名前は覚えてるし、友人の名前だって覚えてる。
が目を覚ましたのは見覚えがあるようでないような不思議な丘の上で立っていた。
そして、激しい頭痛に見舞われ、一度意識が途切れてしまうのだった。
再び目を覚ました時、僕の全身に血がべっとりと付いていた。
近くにあった水たまりのようなところで体を清めた。
・・・・しかし不気味なところだ。
空は血のような赤。地面も血が染みついたような赤。
水たまりは血だまりなのかと勘違いをしてしまいそうだ。
表現するのであれば『地獄』の様なところだ。
じっとしてるのも危険と判断し、歩いた。
すこし明るくなっているところを目指して歩き続けた。
5㌔近く歩いただろうか。明かりの近くに来ると鳥居があった。
何故こんなところに鳥居が?
と疑問に思ったが、とりあえず鳥居をくぐる。
一礼は当然忘れない。
顔を上げ始めたタイミングで左の方で何かの爆発音がする。
すると、風を切り裂く音と共に視界の前を何かが掠めた。
「貴様何者だ」
左から若い男の人の声がする。
ドスの効いた、大人の声。
それよりもだ、初対面の僕のこと殺そうとしたように思う。
「どちら様でしょうか」
右肩にスナイパーライフルを担ぎ、左手のハンドガンを僕に向けている。
あれで僕を打ったようだ。煙が銃口から上がっている。
「質問を質問で返すな」
「その前に僕にも聞く権利があるとは思いません?」
「・・・それもそうだな、だが不審な動きをするようなら今度こそ撃つぞ」
男の人の目は本気だ。嘘は言っていないように思える。
「まず自己紹介を。僕の名前は佐藤俊介。高一です。二つ、お聞きたいのですがよろしいです?」
「・・・なんだ?」
「まず一つ、今日は何月何日でしょうか?」
「8月9日だ。」
「あともう一つ。ここはどこですか?」
「さぁな。」
「わかりました。あなたの名前は?」
「質問は2つじゃなかったのか、まぁいい。桜葉だ。」
「そうですか、それが聞ければ十分です」
「・・・どこに行くつもりだ。」
どこかも分からない土地で一人での行動は危ない可能性がある。
少しの沈黙を破るように、男性が声を発した。
「一緒に来るか?」
「それは、後でたらふく食った僕を食べてやるみたいな発想ですか?」
「そんなくだらないことはしない、それだったらお前を今ここで殺してそこら辺の動物の餌にしている」
「エグイですね」
「で、どうする」
「いいですが、あなたは何が目的ですか?」
「とくにはない、お前が好きなようにしろ」
そんなことでいいなら、即決だ。
「分かりました。その話乗りましょう」
「あそこに本殿があるだろう。あそこ詳しいことを話そう」
ここから、僕と桜葉さんとの旅が始まったのだった。
あぁ!
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モチベ上がります。お願いします・・・・